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★MotoGP2016 ル・マンGP 木曜プレスカンファレンス翻訳

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木曜日のプレスカンファレンスの全文翻訳をお届けします。今回はプレスカンファレンスに7人出席の為に席がぎゅうぎゅうで、マルケス選手とロッシ選手が近い。。そして気になる情報としてはヨハン・ザルコ選手がスズキのGSX-RRを夏に日本で試し、合わせて鈴鹿8耐への出場もオファーされているという情報です。当然、横で聞いていたアレイシ選手はかなり緊張の表情です。ザルコ選手もこれがスズキのシートの確約では無いと語りつつも、ザルコ選手の2017年スズキ移籍はかなり可能性が高まってきたと言えるのではないでしょうか?来年はスズキでバックフリップを決める姿が見れるかもしれません。

★MotoGP2016ル・マンGP 木曜プレスカンファレンス翻訳

ニック・ハリス

「それではMotoGP世界選手権の第6戦、フランスで開催されるモンスターエナジーグランプリです。長い歴史を誇るトラックでのレースとなり、7人のライダーがプレスカンファレンスに出席しています。というのも大きなニュースがあるからなんですが、まずはセンターにレプソルホンダのマルク・マルケス。今シーズン2勝を上げてチャンピオンシップをリードしています。2009年に125ccで初めてのポールポジションをここで獲得しています。2011年はMoto2で優勝、2014年はMotoGPクラスで優勝しています。右にはモヴィスターヤマハの同じモヴィスターヤマハのホルヘ・ロレンゾ。チャンピオンシップ2位、カタールで優勝、ここではMotoGPクラスで5度の表彰台、昨年を含めて4度の優勝を遂げています。2015年にも勝利していますがポールポジションの獲得はありません。マルケスの左にはヴァレンティーノ・ロッシ。現在チャンピオンシップ3位、ヘレスで優勝、ここでは11回の最高峰クラス表彰台、3度の優勝、昨年と一昨年 を含んで2回2位を獲得しています。ホルヘの右にはエクスタースズキのアレイシ・エスパロガロ。現在チャンピオンシップ7位、過去2戦では5位を獲得、ここでの最高位は2011年にMoto2で獲得した6位です。ヴァレンティーノの左にはAvintia Ducatiのロリス・バズ。現在チャンピオンシップ19位、ヘレスでは13位となりました。昨年MotoGPデビューイヤーとしてここで12位を獲得。多くのライダーはいますが、端にはヨハン・ザルコ。フランス人で現在のMoto2チャンピオンです。現在ワールドチャンピオンシップで3位、アルゼンチンで優勝、ここでは昨年初の表彰台となる3位を獲得しました。反対側には来年MotoGPに昇格を果たすジョナス・フォルガー、モンスターテック3ヤマハでデビューとなります。現在ワールドチャンピオンシップ5位、アルゼンチンで3位、ヘレスで2位、ここでは2009年に125ccクラスで初の表彰台を獲得しています。」

ニック・ハリス

「7人もいますので私からはあまり質問はしないつもりですが、まずマルク、ここまでコンスタントなレースになるとは思いませんでしたが、最初の5戦素晴らしい形ですね。」

マルク・マルケス

★MotoGP2016ル・マンGP 木曜プレスカンファレンス翻訳

「少なくとも徐々に調子は良くなっていますね。ヘレス決勝の後の月曜のテストでも良い感触でした。前進が出来ましたのでこれは重要でした。ただこのポジションに留まるためにはコンスタントである必要があって、バイクに対してアタック出来る感覚がないというか最高の感触を感じる事が出来ていません。チーム、ホンダと共にハードに作業をしており徐々にですが状況は良くなっているように思います。」

ニック・ハリス

「ル・マンはテクニカルで簡単なトラックではありません。」

マルク・マルケス

「簡単なトラックではないですよね。でも自分が好きなトラックの1つですし、ストップ&ゴーという作りで特別なトラックです。ただ自分のライディングスタイルには非常に良いサーキットです。昨年は決勝でフロントタイヤに問題が出てしまいました。これはヘレスの決勝で履いていたソフトタイヤで起きた問題と似ています。今週はどのような形でレースが出来るか、どういった順位を獲得出来るかですね。」

ニック・ハリス

「マルクありがとう。それではホルヘ、ここでは特にMotoGPクラスでは素晴らしい成績を収めていますね。」

ホルヘ・ロレンゾ

★MotoGP2016ル・マンGP 木曜プレスカンファレンス翻訳

「ル・マンは125ccの時から好きなトラックですね。ここでは多くの勝利がありますし、昨年は2年間良い成績が無い状態からの優勝でした。2013年は7位、2014年は6位でしたね。ですから昨年はようやく表彰台で完走が出来たわけですが、現在はアルゼンチンの転倒を除けばコンスタントなシーズンを送る事が出来ています。このトラックはヤマハに合っていますから、序盤から良い形でレースをするのが待ち遠しいですね。」

ニック・ハリス

「タイヤが再び結果に対して大きな意味合いを持ってきますね。」

ホルヘ・ロレンゾ

「ミシュランは多くのライダーが同時に同じ問題を抱えた後にハードに努力してくれたようですね。ミシュランはヘレスの後にここには3種類の異なるリアタイヤを持ち込んでいます。1つは他の2つとかなり異なるものです。ヘレスで使用したのはオースティンと同じタイヤでしたが、ストレートでタイヤがスリップするという問題が起きました。タイヤに変更がなければ恐らく同じ問題が起きたでしょうから、ミシュランが今回持ち込んだタイヤがヘレスで起きた問題を解決することを望んでいます。」

ニック・ハリス

「ホルヘありがとう。それでは次にヴァレンティーノ・ロッシ、ヘレスでは勝利していますが、今回も金曜の朝から飛ばして同じ戦略で行きますか?」

★MotoGP2016ル・マンGP 木曜プレスカンファレンス翻訳

ヴァレンティーノ・ロッシ

「ええ、ただあれは単純に戦略というだけではなくて、常に速い状態である必要があります。非常に難しいトラックですし天候がどうなるかも見守る必要があります。最後の瞬間までどうなるかわかりませんが、今のところ昨年のように良い天気が期待できそうですね。2014年と2015年は素晴らしいレースとなりました。勝利はしませんでしたが両方ともに2位で終え強い走りが出来ました。ですから明日の朝から強い走りをするのは一つのターゲットですね。そしてこの路面でミシュランタイヤのパフォーマンスがどの程度なのかを理解することが重要です。」

ニック・ハリス

「何がこのトラックを難しくさせるのでしょうか?」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「まずはハードブレーキングポイントが多いことですね。ハードブレーキングが出来るようにバイクには良いバランスが求められます。また同時にコーナーも難しいですよね。いつも必要なのはバランスなんですけど、ブレーキングをハードに出来ると良いラップタイムに繋がりますね。」

ニック・ハリス

「ヴァレンティーノありがとう。それではアレイシに聞きましょう。難しいシーズンスタートになっていますね。ただここ2戦は非常に良い成績を収めていますね。」

★MotoGP2016ル・マンGP 木曜プレスカンファレンス翻訳

アレイシ・エスパロガロ

「ええ厳しいシーズンになっています。特にカタールのレースはそうでした。もう完全に災難というようなレースでした。ただアルゼンチンと過去2戦は本当に良い形のレースが出来ました。両方ともに5位で完走する事ができましたが、特にヘレスでは表彰台のライダー達と接近した形でレースを終える事が出来ました。レースペースも悪くなかったですし、こういう形でレースを続けていきたいですね。」

ニック・ハリス

「スズキは本当に大きな進化を遂げましたね。」

アレイシ・エスパロガロ

「ええ、今年は特にスズキは本当に進化しています。ほぼ毎戦何かしらのアップデートがあります。エンジニアも昨年よりもずっとハードに働いているでしょう。GSX-RRは表彰台はまだ遠いものの以前よりはずっと近づいて来ました。前回のレースではDucatiよりもスピードがありましたしヤマハやホンダにずっと接近していました。ですからこのラウンドでまたそれを確かめたいと思います。確かにまだトップのライダー達と戦うには至っていませんが非常に接近していると思いますね。」

ニック・ハリス

「アレイシありがとう。それでは次にロリス・バズ。今回がホームレースとなりますが、あなたにとッテも今シーズンは厳しい開幕となっていますね。ただいくつかポイントを獲得しているレースもある状態ですね。」

ロリス・バズ

★MotoGP2016ル・マンGP 木曜プレスカンファレンス翻訳

「ええ、難しい状況ですね。アルゼンチンとテキサスでポイントを獲得出来なかったのは本当に大きかったですね。アルゼンチンでは少し不運でしたが最終的にはこれがレースですし、ヘレスでも間違ったタイミングで間違った場所にいたんでしょう。そのせいで最後尾からレースをすることになってしまいましたし、全てが変わってしまいました。ただチームは良い仕事をしてくれていますし、バイクもトップ8、トップ10が獲得出来るポテンシャルがあるんだとエクトルが証明しています。ですから自分も彼に毎週近づこうとしているんです。自分の時が来ると思っていますし、今週はトップ10で完走出来る事を目指したいと思います。それに過去2つのラウンドではQ2でスピードがあることを証明出来ています。これが向上を続けている事を示していると思います。」

ニック・ハリス

「今週は記録的な観客動員数を見込んでいますが、多くの観客があなたをサポートしているということは助けになりますか?」

ロリス・バズ

「ええ、子供の頃にここでWGPを見に来て、ランディ(※同じくフランス人ライダーのランディ・ドプニエ選手)などが250ccで走っていたのを覚えています。で今や自分がこうしたライダー達と共にこの場にいるわけです。自分がやってきた道のりを理解していますし、本当に特別な感情を感じます。ですからこういった雰囲気の週末を楽しむことが出来ると思います。」

ニック・ハリス

「それで端のヨハン・ザルコ。今年Moto2クラスに残るというのは大きな決断でしたね。」

ヨハン・ザルコ

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「Moto2はいつも厳しい戦いなんです。そして多くを学んでいます。2015年にチャンピオンになった事は素晴らしい事ですが、もう一度チャンピオンを獲得すること、そしてレースで勝つことが目標です。厳しいチャンピオンシップであれば多くを学ぶことが出来ます。というのも全てが上手く行っている時は何かを学びたくても「何が良くて何が悪いのだろう?多分何もおかしいところはないんだろう。」と思ってしまいがちです。しかし上手く行っていない時はより良く理解する事が出来ますから。良い経験だと思います。チャンピオンに再びなるためにハードに働いていますし、ハードに考えていますしね。それに今学んでいる事は非常に重要な事ですし、Moto2で素晴らしい成績を再び収める事が出来れば、来年にも良い結果となると思います。」

ニック・ハリス

「ジョナスは来年MotoGPに昇格しますが、あなたのプランはどうでしょうか?」

ヨハン・ザルコ

「実際に昨年にチャンスはあったわけですが、Moto2に残る事を選んだわけです。もちろん来年MotoGPクラスで走りたいとは思いますが、今年再びMoto2でタイトルを獲得すること、これはダニもロレンゾも中間クラスで2度のチャンピオンを獲得しているわけですし、まずは現在の目標に集中したいと思います。今年Moto2で良い成績を収める事は来年に繋がると思います。」

ニック・ハリス

「ヨハンありがとう。それでは反対側のジョナス・フォルガー。45分前にモンスターテック3ヤマハに移籍することを発表しました。あなたにとっては本当に大きなニュースですね。」

ジョナス・フォルガー

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「来年に関しては本当に嬉しいですね。いつかMotoGPクラスで走るというのは全てのライダーにとって夢ですし、テック3とエルヴェ、ヤマハが自分を信じてくれた事が嬉しいです。自分にとっては本当に大きな機会となります。それに今シーズンによりしっかりと集中する事が出来るようになりましたし、本当に自分の夢が叶ったと言えますね。」

ニック・ハリス

「エルヴェとテック3とはどれくらい長く話し合いをしてきたんでしょう?色々なプランを話すためにかなりの時間を使ったのだと思いますが?」

ジョナス・フォルガー

「エルヴェのことは数年前から知っています。パドックでも良く話していましたし、良き友人でもあります。最後の数週間でようやく話がまとまって、本当に嬉しいですね。」

ニック・ハリス

「ジョナスありがとう。そしておめでとう。私からの質問は以上です。それではフロアからの質問をどうぞ。」


Q

「マルケス、ホルヘ、ヴァレンティーノに質問ですが、ジョナス・フォルガーに最高峰クラスに関してのアドバイスなどあれば。そして以前は1度か2度は下のクラスでチャンピオンを獲得してから最高峰クラスにステップアップしたものですが、これについてはいかがでしょうか?」

マルク・マルケス

「ジョナスは良いライダーだと思いますし、彼が言うようにこれでMoto2に集中が出来るでしょう。彼はタイトルを獲得するチャンスがあると思いますし、既に4戦にして来年の契約を結んでいるわけですから、時代は変わったとは確かに言えますね。それに多くのMoto2ライダーがMotoGPにステップアップしてきています。新しいライダー、若いライダーがこのカテゴリーに増えるのは良いことだと思いますね。」

ホルヘ・ロレンゾ

「ジョナスほど経験があるライダーに出来るアドバイスは、初年度は慎重に特にタイヤに関してはしっかりと時間をかけて温めてからプッシュするということ。それにMotoGPクラスの初年度というのは転倒が多くなりがちです。こうした転倒はかなりタフになることがありますし、体にもダメージを残す可能性があります。ですからステップ・バイ・ステップで違いを理解するという事、バイクも重いですし怪我をする可能性も高いわけです。これが唯一のアドバイスですね。彼は才能あるライダーですから、他の事は自分で理解するでしょう。」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「Moto2からやってきたライダーのパフォーマンスを理解するのは時には難しい事があります。まず凄く妙なクラスですし、あるレースでは物凄く速かったライダーが別のレースでは問題を抱えている事も珍しくありません。Moto2は非常に厳しい選手権だと思いますし、多くのライダーが速いわけで、ジョナスはそこで数回勝利をしているわけです。ただこれからMotoGPクラスを走るにあたってはフィーリングが非常に大事なんです。ヤマハのバイクでどのようなフィーリングを得ることが出来るかが大事なんです。例えばMoto2でパットしない成績を収めてMotoGPクラスにステップアップして、ヤマハのバイクで強い走りが出来る可能性はあるわけです。ですからバイクとライダーのマッチングを理解する必要があります。M1をライディング出来るというのは本当に大きなチャンスだと思いますし、楽しめると思いますよ。」

Q

「ターン1はチャンピオンシップの中でも最も速度が高いコーナーの1つですが、ここを走行する際のテクニック、このダンロップカーブを通過する際の心境など教えていただけますか?」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「ここは6速で物凄い速度でのコーナーですから本当に恐ろしいですね。シーズンの中では安全上の問題でレイアウトが変わりました。今まではもっと高速なコーナーで危険が高かったんです。コーナリング速度は遅くなったわけですが、コーナーはよりテクニカルになりました。適切な走行ラインを見つけるのが難しくなり、コーナーの中ではフロントはいつも限界です。ただ出来る限り高速にコーナーに突っ込むのが重要なんですよね。」

Q

「表彰台獲得の為にまだ作業が必要と語っていましたが、あとどれくらいかかりそうでしょうか?」

アレイシ・エスパロガロ

「スズキはマーヴェリックがポテンシャルを発揮していることからも分かるように大きなステップアップを果たしています。特に過去の2戦ではトップ5に入れましたしね。ただトップのライダー達は本当に速いので、簡単に表彰台は獲得出来ません。3人のトップライダーは自分達よりも経験もありますしね。ただバイクの性能が接近しているというのは確かなことです。スズキのバイクがここまで表彰台に接近したというのは記憶にありません。マルケスとの距離も近かったですし、あと少し時間が必要です。ヘレスのテストの加えてこの後いくつかのテストが来月にあります。例えばバルセロナでは新しいパーツが手に入りますし、表彰台に近づけると思いますよ。」

Q

「来年に関して現時点で最も可能性のあるチームメイトは誰だと思いますか?マーヴェリック・ビニャーレス、それともダニ・ペドロサ?あなたの意見はいかがでしょうか?」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「皆が語っているように、ここ暫くペドロサの噂が出ていますよね。モヴィスターがセカンドライダーとしてスペイン人ライダーを欲しがっていることも理解しています。それにヴィニャーレスかペドロサというのが最も可能性が高いとは思います。他のライダーの可能性がどうであるかはヤマハと話してみないとわかりませんが、個人的にはどちらでも大きく変わりません。2人ともに大きく異なるライダーで、ペドロサは本当に強くて、そのスピードで彼のポテンシャルを示しています。ただ少し年齢は行っていますね。ビニャーレスは素晴らしい才能を証明していますがMotoGPでは多くの経験がありません。ただ彼には若さがあります。ただ自分としては大きな違いはありません。ペドロサともビニャーレスとも関係は良好です。」

Q

「ヘレスでの勝利のように、どのような点で向上する事が出来たのかを分析する時間はありましたか?」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「今年は他のレースでも練習走行、予選とかなり強かったですし、アルゼンチンでもオースティンでも素晴らしいポテンシャルでした。オースティンでは表彰台を獲得出来ると思いましたがミスをしてしまいました。ヘレスではステップ・バイ・ステップで調子を上げることが出来ました。それにトラックに対しても非常に良いフィーリングを持っていました。ただ今週はまた新しい週末でゼロからのスタートとなります。ヘレスのように強い走りをしたいですね。」

Q

「ザルコ、スズキとこれから日本で行なうテストについて、そして8時間耐久(※鈴鹿8耐)少し教えていただけますか?」

ヨハン・ザルコ

「ええ。日本でスズキのMotoGPマシンを試します。これは自分にとっては素晴らしい機会となります。それと8耐に出れるか聞かれているんです。これは耐久レースですし、自分は行ったことがありませんがイエスと答えました。自分にとってはMotoGPバイクを試す機会となりますしバイクに良いフィーリングを感じるだろうと思っています。スズキの一員としてレースが出来る機会でもありますし、2017年はスズキの一員として走る事が出来ればと願っていますし、自分が何を出来るかを示すためにも今年の夏にスズキの為に走る事が出来ればと思います。それにこれはジョナスも話していたように夢ですしね。それと自分としてはヴァレンティーノと一緒にレースをすることが目標でしたので、あと2年間ありますよね。(※ロッシ選手、かなり嬉しそうに自席でニコニコ。)確かに今年の夏にスズキのバイクでテストをする事は決まっているんですが、それがスズキのシートを獲得出来る事を意味しているわけではありません。ただ、今回のテストが自分にとって他のチームで来年走るというチャンスではありませんね。」

Q

「ジョナスに質問ですが、MotoGPクラスで走る事は夢でしたか?(※なぜか既に答えている事を質問する女性ジャーナリスト。。)」

ジョナス・フォルガー

「ええもちろんです。レースを初めてからMotoGPで走る事は夢でした。先程も説明したとおりですが。。多くの年月が経って、2009年から世界選手権で走っていますが、ようやう最高峰クラスで走る事ができます。これは本当に夢でしたし、今の段階では本当かどうか信じられないんです。いずれにしてもヴァレンシアは自分が初めてM1を試すチャンスとなるわけですが、本当に楽しみです。」

Q

「ザルコ、自分の国で優勝するとしたらどのような感じでしょうか?」

ヨハン・ザルコ

「フランスは多くのファンがいますし、逆に多くのプレッシャーでもあります。今年は出来る限りもう一度チャンピオンを獲得したいと思っています。重要なのは金曜の最初の段階から今の瞬間を楽しんで集中することだと思います。ファンの前でバックフリップを披露したいですね。」

Q

「マルケスとアレイシに質問ですが、将来のプランについて何かアナウンスはありますか?」

マルク・マルケス

「オースティンあたりからホンダと話をしていますが、良い方向で進みそうです。ですから今はこの瞬間に集中したいと思いますが、そのうちお知らせ出来ると思います。」

アレイシ・エスパロガロ

「今のところ将来についての話し合いは進めていません。正直過去2戦はもう少しリラックスしていたんです。自分が出来る事は出来る限りフロントで完走すること、表彰台を目指して走ること。こうした走りが出来れば将来的に素晴らしい驚きが提供出来ると思います。」

Q

「ダニがホンダを去るという噂がありますが、ダニには残って欲しいですか?それともこれだけ長い間同じチームで走った後は、どこか他のチームで走るのも良いチャンスだと思いますか?」

マルク・マルケス

「ホンダは彼を留めようとすると思います。彼は素晴らしいライダーですし経験もあります。そして速いライダーです。それにチームにとっても重要なライダーです。数年前にも話していますがダニは良きチームメイトですし、強く速く、現在もチャンピオンシップで4位ですよね。このカテゴリーの中でも最も速いライダーの1人です。ですからホンダは彼を留めようとすると思いますよ。」

Q

「ホルヘがタイヤについて話していましたが、来年MotoGPで最も大変になるだろうと思うことは何ですか?」

ジョナス・フォルガー

「難しいですね。こうしたアドバイスはありましたが、新しいチームで新しいバイクなわけです。パワーも大きいですし、まずはライディングスタイルを合わせるということが重要でしょう。そしてエレクトロニクスも大きな変化です。エレクトロニクスがあるバイクに乗ったことはありませんからね。全てが大きな変化です。もちろんタイヤもそうですがね。」

ニック・ハリス

「皆さんありがとうございました。」