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★北米市場で2016年型の新車納車時期が大幅に遅れる見通し

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フォルクスワーゲンのディーゼル車のソフトウェア不正のニュースは業界的にかなりの衝撃というか、そんな不正を堂々とやっていたのかというニュースでしたが、その余波が今度はその他の車、バイクメーカーにあまりにも詳細な排出ガス試験となって押し寄せているようです。この影響でアメリカ市場では納車時期が数ヶ月遅れるようです。あくまでアメリカ市場の話ですので日本市場への影響のほどは不明です。

★北米市場で2016年型の納車時期が大幅に遅れる見通し

2016年モデルを購入したが納車待ちになっていないだろうか?もしそうならフォルクスワーゲンを非難したほうが良い。Asphalt & Rubberは数多くのメーカーと関係があるが、そのいくつかのメーカーによると2016年モデルはアメリカ合衆国環境保護庁(EPA)とカリフォルニア大気資源委員会(CARB)からの膨大なペーパーワークによって、足止めを食らっているという。


このペーパーワークはEPAとCARBがメーカーからの新車が排気ガスの基準を超えていないか調べるもので、メーカー自体も関わっている。しかしなぜそれほど目の細かいフィルターで行われているのだろうか?それは昨年のフォルクスワーゲンのディーゼル車の排出ガス規制の不正のせいだ。(※2015年9月発覚したもので、排出ガス試験時にNOx(窒素酸化物)の排出を抑えるソフトウェアを仕込んでおり、公道走行時の性能では排出ガス規制は全くクリアしていなかった。)フォルクスワーゲンとアウディが排ガス規制を免れるソフトウェアで下らないことをしたために、それを長年見逃していたEPAとCARBに大きなプレッシャーがかかっているのだ。


こうしたスキャンダルが規制機関を活発にさせ、その結果として他の国内法や規制を順守しているメーカーに皺寄せが起きているのだ。この問題を受けて2輪業界の新車のデリバリーは数ヶ月遅れている。関係無いメーカーにも追加のペーパーワークが発生しており、追加の検査についてEPAやCARBと戦っているような状態だ。これは新車好きにはこたえるニュースだろう。おそらく当初の納車予定日はあまり意味を持たなくなってくる。バイクジャーナリズムという点では、こうした内容を受けて納期がずれるというメーカーのプレスリリースをいくつか見かけている。ただ、この問題はおそらく夏頃には解消される見通し。

いくつかのメーカーは排気音量規制についてEPA、CARBと衝突しているという。これはバイク業界にはつきまとう話題である。読者の中には2011年のカワサキ ニンジャZX-10Rが、排出ガス規制のために回転数制限と馬力規制を課されたことを覚えている方もいるだろう。検査が終わった後になぜか公道では音量が大きくなっているバイクは無いのか?EPAとCARBはこうした車両を発見しようとしているようだ。(※フォルクスワーゲンが排出ガス試験時にNOx(窒素酸化物)を抑えるソフトウェアを組み込んでいたので、同様に排気音を抑えるソフトウェアを組み込んでいるメーカーがないか?とかそんな内容で探しているのでしょう。)

www.asphaltandrubber.com