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★MotoGP2016 カル・クラッチロー「だから自分はホンダが好き」

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LCRホンダのカル・クラッチロー選手の、カタールテスト最終日を終えてのインタビューが掲載されていました。エレクトロニクスに関しては以前ご紹介した”タマ強打”のインタビューと同じコメントですので、こちらが本来のフルバージョンということかもしれません。以前Ducatiで走っていたクラッチロー選手のDucati移籍のタイミングがもう少し遅ければ今頃大活躍か?などと考えてしまいますが、徐々にバイクの感触は良くはなっているようなので、開幕の練習走行であと一段階の進化を掴んで欲しいものです。

★カル・クラッチロー「だから自分はホンダが好き」

LCRホンダのカル・クラッチローはカタールにおけるMotoGPのプレシーズンテストを7位、トップタイムのロレンゾから0.782秒遅れで終えたが、ホンダ最速のマルク・マルケスからは0.190秒遅れのタイムとなった。最終金曜日には痛々しい転倒をしたクラッチローだったが、開幕戦となる17日から20日にかけてホンダのバイクには3つの課題があると語った。

エレクトロニクスに関して

「最初の2日でエレクトロニクスはかなり良くなったね。ただ最終日に少し問題が出てしまった。ただ、この問題を検証するのにあと1週間あるから大丈夫だと思う。エレクトロニクスに関してはDucatiからはかなり離されていると思うけど、自分達の状況は悪くはないと思うよ。パラメーターが間違っているんでストレート上であってもトラクションコントロールが働いてしまうんだ。とにかくそんな状態で、ストレート、コーナーからコーナーの間でも起きている。今はエレクトロニクスを最適化出来ているとは言えないね。必ず最適化はしていくけど、時間がかかるだろう。セパンとフィリップアイランドでは大きなステップアップを果たしたと思う。でもまだ一段階大きな進化が必要だね。これについては間違いない。このバイクは乗るのに本当に体力を使う。昨年と同じか、さらに酷くなっているかもしれない。未だにバイクと格闘している状態と言えるけど、カタールはホンダにとっては特別なサーキットだから違うサーキットであれば話はまた別かもしれない。」

ホンダライダーだったレディングがDucatiで2番手タイムだった

「何を基準とするかが問題だと思いますね。ホンダの基準はレディングで、彼は1分57秒、1分58秒を昨年のレースで記録しているけど、今や彼は1分55秒で走っている。確かにスコットは素晴らしい仕事をしているけど、マルク・マルケスより良いライダーかというとそういうわけでもない。これが今、自分達が向き合う必要がある現実なんだ。レディングは速いし、チームを変えることで0.1秒ほどタイムを削るモチベーションを得たかもしれない。彼は素晴らしいライディングをしている事は間違いないけど、これは自分たちがホンダに示す必要があることでもあるんだ。彼は突然最速ライダーの仲間入りをしたわけじゃなくて、これは彼がメーカーを変えたからなんだよ。昨日だとか、それ以前に比べるとレースウィークエンドが待ち遠しいしポジティブな気分ではいます。でも大変な仕事になるでしょう。ホンダがハードに働いているのもわかっています。彼らも耳を傾けてくれていることも知っています。でも、これ自体が重要なことです。彼らは自分の意見にも耳を傾けてくれるし、これはまた別の良い事柄です。だから自分はホンダが好きなんですよ。今年の終わりにホンダから離れることも出来ます。でも彼らが自分の意見を聞いてくれるのがわかっていますし、自分がサテライトライダーだというのも理解しています。彼らは今の時点でベストを尽くしてくれていますよ。」

マルケスは最終テストで喜んでいたが

「これはマルケスはホルヘについていけたからなんですよ。これが彼が嬉しがっている唯一の理由じゃないかな。何も変わっていないし単純なことです。彼らも自分達と同じようにセッティング作業をしていたんでしょう。でもマルケスはホルヘのケツにへばりついていた。作法がなっていないって?でも、だからなんだって話だよね?これはそういうもんだし、自分がホルヘだったらスローダウンしてマルケスを先に行かせたでしょう。でもホルヘはそれをしなかったんだからOKだったでことでしょう。もしホルヘがレースで勝利するとしたら、マルケスは最後まで彼についていけるということが分かったわけです。これが彼がポジティブな理由でしょう。もし彼がホルヘと一緒にロングランをしなければ、こういう気持ちにはなっていなかったと思いますね。今や彼は戦闘力が高いという事がわかったわけです。マルケスはとにかく勝ちたいんですよ。それに彼は自分が勝てる可能性があるという感覚、もしくはそれに近いという感覚を感じているんでしょう。」

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