★カタールテスト3日目 ロレンゾ「良いシミュレーションが出来た。」

最終日にただ一人54秒台を記録したロレンゾ選手ですが、ソフトタイヤを履いて路面の砂の問題がなければ、さらに高速ラップでシミュレーションが出来ただろうと語っています。レースウィークまでにミシュランから新しいフロントタイヤが用意されてロレンゾ選手が気に入れば、圧倒的な展開のレースになることも予想されます。今年こそはヘルメットの内装がレース中にずれてくるなどという事はあり得ないでしょうから、今回の結果から考えると開幕戦優勝の可能性は高いと思います。

Q

「素晴らしいラップタイムにレースシミュレーションもこなしたことで、素晴らしい方でテストを終えることが出来ましたね。」

ホルヘ・ロレンゾ

「今日はフロントとリヤで新しいタイヤを試しました。その中で高速ラップを記録するにはフロントにソフトタイヤを履くのがベストだとわかりました。レースシミュレーションの中で、路面の砂の問題が出てしまいました。これはDucatiのライダーやマルケスも同様ですね。ミシュランと話して彼らは自分がレースシミュレーションを行った34番のタイヤをなくして、インターミディエイトタイヤを準備するようです。あるライダーにとっては柔らかすぎるようで、皆にとって効果のあるタイヤを用意するということみたいですね。ですから（その後の）レースシミュレーションはハードのフロントタイヤで行ったんですが、あのタイヤは高速ラップを記録するにはベストのタイヤではありません。昨日よりは良いシミュレーションが出来ましたが、もしソフトタイヤを履いて砂の問題が出なければ、55秒5とか55秒3は出せたと思います。ただ数周で終わってしまいましたけどね。」

Q

「タイヤに関しては、ミシュランが新しいタイヤをサーキットに持ち込みましたが、2つほどレースに備えて気に入ったタイヤはありますか？」

ホルヘ・ロレンゾ

「あるライダーは昨日ソフトタイヤでレースシミュレーションを行い、自分もその1人ですが、高速域での安定感が無いのでナーバスな印象です。それもあって今日選んだタイヤは高速域でも安定していていい感じです。ただ問題はフロントで、ソフトタイヤではないのでタイムは伸びませんが、仕方ないのでハードタイヤを使用しました。とは言え最高のレースシミュレーションが出来ましたので、良いフロントタイヤが見つかればさらに速く走れるでしょう。」

Q

「レースに関して話をすると、なぜカタールはこんなに素晴らしいレースになるのか、このトラックについて気に入っている点は何か伺っても良いでしょうか？」

ホルヘ・ロレンゾ

「自分は単純にここが好きなのと速く走れるトラックだということ、125cc時代の2004年、アプリリア250cc時代の2005年、それからMotoGPでも良い感じですよね。ただこのトラックはDucatiも速いですからね。結果を見ても彼は非常にレースでも強いだろうと思います。ミシュランが良いフロントタイヤを持ち込んで競争力を上げられる事を願っています。」 www.crash.net