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★アプリリア2016年型RS-GP アラゴンでデビュー

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アプリリアは本来は2016年から参戦するところ、2015年はデータ集めという方で参戦するという話を2014年にしていたと思いますが、2016年型のRS-GPがいよいよ走り出しました。詳細な情報は全く出ていないのでタイムから何から比較することは出来ませんが、パット見た感じでもエキゾーストがシートカウルから出ていたりという違いが見受けられます。他のファクトリーに対抗出来るパフォーマンスがあるのか期待が高まります。

★アプリリア2016年型RS-GP アラゴンでデビュー

Ducatiは既に戦闘力の高いGP15をデスモセディチGP16に一新、スズキはシームレスギアボックスを持ち込み、さらにパワグルなエンジンをGSX-RRに搭載し、MotoGPの戦いは熾烈さを増している。その中で例外といえるのがアプリリアだ。彼らは2015年をアップデートしたバージョンのARTマシンといえるバイクで戦った。これはRSV4の市販車両をほぼベースにするもので、その間彼らは新しい新型車両の開発に取り組んでいた。


このプロトタイプはつい先日トラックでデビューを果たした。水曜にアプリリアのテストライダーのマイク・ディミグリオが2016年型のRS-GPのテストを行った。ディミグリオは基本的なシェイクダウンテストを行い、全てが問題なく動き予期しない問題がバイクに発生しないかを確認した。これはアプリリアのファクトリーライダーであるアルヴァロ・バウティスタ、ステファン・ブラドルがカタールの公式テストの2週間前プライベートテストでテストを行えるようにするためのものである。


このバイクは今月末に正式に発表を迎えるわけだが、シェイクダウンテストの後に公式なプレスリリースは無い。しかしながらGPOne.comのイタリア人の友人は一枚のスナップを送ってくれた。このスナップからは多くはわからない。ただこのバイクはARTのバイクよりも非常に小さくコンパクトなように思える。そして今までのART機よりもRC213Vに近いシルエットだ。アプリリアはこの新型について昨年型よりも10kg近く軽量であるという事以上に多くを語らない。ロマーノ・アルベシアーノは正確な内容を避けながらもシリンダーの狭角を変更するという事もを述べている。パドック内の噂では新型のRS-GPはRSV4の市販から発展したART機の65度V4ではなく、75度V4エンジンを採用するということだ。


また同様にアプリリアDucatiヤマハが採用していると言われる逆回転クランクシャフトを採用すると噂されている。逆回転クランクシャフトの利点は、曲がりやすいバイクを作るということだ。またこれは同時にウイリーしにくいバイクを作るということにもなる。ただMotoGPマシンが逆回転クランクシャフトを利用しているかどうかは憶測ではある。ジャーナリスト達は写真からそうした結論に至る場合もあるし、エンジニアからの情報によるところもある。しかし彼らにそうした情報を個別に確認する方法は無いと言える。いずれにせよ2016年型アプリリアRS-GPのシェイクダウンはメディアにされされない中でのプライベートテストである。実際に明らかになっている内容は少ない。


ロマーノ・アルベシアーノはGPOne.comとSpeedweekにテストは成功裏に終わったが、いくつかの問題もあったと語っている。唯一の問題となったのはマイク・ディミグリオの転倒だ。フランス人の彼はコールドタイヤで転倒を喫したとのこと。この転倒によって彼は病院に診察に行く必要があるほどのものであり、テストは早期に終了することになった。次のアプリリアのテストは2月21日から23日にカタールで開催されるプライベートテストで、ブラドルとバウティスタがライディングをすることになる。グレシーニアプリリアのライダー達はその後3月2日から4日に開催されるカタールの公式テストに参加する。彼らの狙いは最初のカタールのテストで、同じコンディションの中でセッティングを見つけることだ。

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