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★サーキット・オブ・ウェールズ 2018年にはMotoGPを開催?

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MotoGPイギリス戦はシルバーストーンで行われているわけですが、新たにウェールズ(※イギリスの西端)でサーキット建設が進むようです。資金的にも既に調達を完了しつつあるようですし、調達が進んでいる=開催実現の可能性が高いから出資者が資金を提供しているわけですから、将来的にMotoGP開催の舞台となる可能性は高いと言えるでしょう。

★サーキット・オブ・ウェールズ 2018年にはMotoGPを開催?

サーキット・オブ・ウェールズにおいてレースが開催されるというのが現実味を帯びてきた。BBCウェールズが報じるところによると、イギリスの保険大手のAvivaがサーキット・オブ・ウェールズのプロジェクトを支援し南ウェールズにあるEbbw Valeの近くのこのサーキットの建設のためのファンドを支援するとのことだ。建設はすぐにでも始まる見通しだが、2016年と2017年のMotoGPイギリス戦の舞台はシルバーストーンが担う。つまりウェールズMotoGPが開催されるのは早くても2018年ということになる。


Avivaがサーキット・オブ・ウェールズを資金的にサポートするというのには多くの疑問が残るのは確かだ。BBCウェールズのリポートによるとAvivaがいくらの資金を投入するのかは明らかになっていない。サーキットは借り入れからなる3000万ポンドに加えて初期投資に3億ポンドが必要だ。Avivaが3億ポンド全てを提供するのか、初期投資としていくばくかを投入するのかは未だに不明だ。サーキットのシニア・マネジメントはBBCウェールズに、彼らはほぼ満額を調達していると語った。また、プロジェクトのCEO マーティン・ウィトカーはBBCに資金的な交渉は既に進んでいると語り、すぐに必要額の満額に達するだろうと述べた。一度これらの詳細内容が確定した後は建設に向けてのタイムラインが確定し、その内容が公表される。


資金調達がうまくいったとしても、サーキットには多くの課題が待ち受けている。公債が提供されるということになれば他のイギリスのサーキットからの非難は免れないだろう。というのも他のイギリスのサーキットは公的な資金を投入されていないのだ。BSB(ブリティッシュスーパーバイク)を牽引するブランズ・ハッチなどいくつかのサーキットを所有するMSVの代表であるジョナサン・パルマーは、MSVはサーキット・オブ・ウェールズへの公的資金投入について挑戦するという声明を発表している。もう少し現実的な問題としては南ウェールズにガスを供給している600mmという高圧のガスラインがある。このガスラインについてこのサーキットは特別な手立てを講ずる必要がある。つまり、このガスラインから人々は最低でも195mは離れていなければならず、建物もこれと同様だということだ。これらの内容は適切なフェーズで扱われる必要があり、BBCウェールズによるとこれらのフェーズはじきに終了するとのこと。これらの問題が確定して初めて、我々はこのサーキットの資金ベースがいかにしっかりとしているのかを理解することが出来る。
BY DAVID EMMETT

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