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★セパンテスト3日目 ホルヘ・ロレンゾ「ライバル達は必ず追いついてくる」

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最終日にただ1人2分の壁を破ったロレンゾ選手ですが、あくまで「このトラックで調子が良くても他のトラックでは良いとは限らない」と極めて現実的に考えています。今回のDucati勢の速さを考えても、パッケージが仕上がればDucatiはバイクとしては非常に戦闘力が高いものが出来上がるでしょうね。

★セパンテスト3日目  ホルヘ・ロレンゾ「ライバル達は必ず追いついてくる」

ライバルに1秒の差を付けてテストを終了し、2016年のチャンピオンシップの初回テストはホルヘ・ロレンゾにとって素晴らしい展開となった。ロレンゾは初日にはチームメイトのロッシに1.033秒を付け、2日目にはハードタイヤを履いたライダーの中で最速タイムを記録。3日目には2分の壁を破り、ロッシに0.976秒の差をつけてテスを終了した。

ホルヘ・ロレンゾ

「夢の中ではライバルに1秒の差をつけて3位のライダーに1.3秒の差をつける事は想像出来ますけど、今日はまさにそれが可能でした。物事の組み合わせですけど、ヤマハのバイクはブリヂストンとの組み合わせでは、それで完成した状態だったと思うんですが、ミシュランを履いているとそこから更に可能性が出てきますね。ただ激しい競争はけして止まることはありません。Ducatiが非常に速かったですし、ホンダも近づいてくるでしょう。ですから今日に関してはこれ以上ないスタートが出来たというに留まるという事だと思います。」

「そしてこれはあくまでもこのトラックに関しての事ですし。シーズン開幕までにはフィリップアイランドとカタールにも行く必要があります。ですから地に足をつけていることが大事です。この世界では物事は本当に急に変わりますからね。ある日最強であっても、次の瞬間には問題を抱えていることもあるんです。このトラックに関しては良い調子でしたが、フィリップアイランドやカタールではどうでしょうね。ただセパンに関しては明日もしレースがあるとしたら自分達が強いでしょう。」

 

ロレンゾのスムースなライディングは特にミシュランのタイヤとは上手くいっているようだ。

 

「ミシュランで良い調子だというのはまだ一回だけのテストですから何とも言えませんが、そう思いたいですね。1:59.5秒で周回出来たのに、次の周は少し遅かったんです。これは自分が完璧なラップをこなせていないということです。もちろんここから0.5秒は0.6秒縮めるということではありませんが、完璧なラップをこなしているとしたら、だいたい0.1秒か0.2秒の差になると思うんです。それに皆ソフトタイヤを使えたとしたら、0.5秒はラップタイムは速くなるでしょう。今日は2台のファクトリーヤマハがトップ2台でした。自分のほうが速かったとは言え、ヴァレンティーノのタイムとマルクや他のホンダ、Ducatiを比べると、その差はいつもより大きいですよね。ただ他のトラックでは彼らも調子を上げて流れも変わるかもしれません。彼らはもう少し時間が必要なんでしょう。ただ彼らはきっと近づいて来ますよ。 」

フィリップアイランドのテストは2月17日から19日に開催される。
by Peter McLaren

www.crash.net