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★MotoGP2016 ホルヘ・ロレンゾ「今の一番の懸念はエレクトロニクス」

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18日に2016年型のYZR-M1が公開されましたが、それに合わせてモビスターヤマハの2人がインタビューに答えています。ロレンゾ選手は祝賀続きの後からのフィジカルコンディションを整える作業をしつつ、エレクトロニクスについての懸念を語っています。

★MotoGP2016 ホルヘ・ロレンゾ「今の一番の懸念はエレクトロニクス」

Q

「ホルヘ、2015年の素晴らしい勝利の後に2016年に向けての準備はいかがですか?」

ホルヘ・ロレンゾ

「チャンピオンになると、メディアの対応で1ヶ月ほど時間を取られてしまいますし、豪華な食事ばかりでいつもどおりの食事も出来ません。ですから、少し体重が増えてしまいますしスタートするのが難しくなりますね。良いフィジカルコンディションに持っていくためにスタートをしなければなりません。今はまさにこれをしているところです。カタール向けて体調を整えているところですよ。」
 

Q

「2016年からの変化がチャンピオンシップに与える影響についてどう考えていますか?」

ホルヘ・ロレンゾ

「物凄く大きいと思います。昨年はバイクの調子が2014年から飛躍的に向上し、自分とヴァレンティーノに多くのチャンスを与え、三冠を獲ることが出来ました。数多くの優勝、表彰台、ポイント、そしてチャンピオンシップで1位と2位を獲得する事が出来ました。」
 

Q

「2016年のバイクにはどのような改善を求めますか?」

ホルヘ・ロレンゾ

「今の一番の懸念はエレクトロニクスです。過去のエレクトロニクスみたいな感じですけど、皆条件は同じです。昨年と同じレベルに到達するには多くの時間と作業が必要でしょう。これが一番の気ががりですね。日本のエンジニアに何かお願いするとしたら、トップエンドのスピードとパワーですね。我々は最も強力なエンジンというわけではありませんが、この部分の改善が出来たなら、ヤマハに本当に感謝したいですね。」
 

Q

「昨シーズンのチャンピオンシップの戦い以来、ヴァレンティーノとの雰囲気はいかがですか?」

ホルヘ・ロレンゾ

「いつも同じ感じですかね。チームメイトがいてMotoGPのワールドチャンピオンシップという非常に重要なものをかけて争っている時は、その関係は冷たくなって緊張感も高まるのは当然です。でも一度終われば、また元の関係に戻りますよ。昨年のラスト5戦は可能な限り速くはしる事を意識してきました。自分はトラック上の誰とも問題を起こしませんでしたし、セパンで起きたことはヴァレンティーノとマルケスの問題です。彼らは何かをする必要があるでしょうが、自分に関しては特に何も問題ありませんよ。」
 

Q

「2年連続でタイトルを獲得できる見込みは?」

ホルヘ・ロレンゾ

「非常に難しい質問です。自分の体だけに頼る水泳などのアスリートのスポーツとは異なりますからね。どうなるかは自分以外の多くの事にも関わってきます。シャーシ、エンジン、エレクトロニクスなど。この中の1つでもうまく行かなければ勝利出来ませんし、全てが揃うまでは何とも言えません。」