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★マルク・マルケス 「まずはエレクトロニクスを仕上げる必要がある」

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RC213Vのアグレッシブ過ぎるエンジン特性によってホンダの選手達は昨シーズン前半はかなり苦戦しており、マルケス選手はエンジン特性でどうにもならない部分を2014年のシャーシを使うことで何とかしていました。新しい統合ソフトウェアに慣れる作業に加え、エンジン特性を変えなければならないというのは、ホンダにとっては大きなハンデですね。

★ホンダ2016年のMotoGPバイクの開発について

ホンダは一連の新しいエレクトロニクス(電子制御)の導入にあたり、2015年型のバイクのような失敗を繰り返すまいとしているとマルク・マルケスは語る。2度のワールドチャンピオンであるマルク・マルケスは2015年の前半にRC213Vでコンスタントな結果を残せず、前半戦で3度の転倒を喫した。最終的には2014年の車体に2015年型エンジンの組み合わせで戦ったマルケスは、単純にチームは間違った方向でバイクを開発してしまったのだと考えている。

マルク・マルケス

「2013年と2014年は良いバイクでしたし、全てが上手くいきました。2015年はウインターテストで間違った方向で開発を進めてしまうというミスをしてしまったんです。これは自分だけの問題ではなくて、ダニの9年間のMotoGPでの経験でもっても間違えてしまったんです。問題はエラーが連続しておきてしまったことで、自分達全員がエラーを同じ時期に起こしてしまったんです。」

 

2016年はミシュランへのタイヤ変更とMagneti Marelliの統合ECUへの変更という2つの技術的なチャレンジがある。昨年11月にこの2つを試した時、ライダー達は「これは後退に等しい」というコメントを残しているが、マルケスはこれこそがホンダが2015年にミスを犯した原因だと考えている。

 

「すべてにおいてトップにいると、すべてを上手い具合にコントロールするという難しさがあります。しかし、こういった中ではミスを非常にしやすい状況です。タイヤは条件が同じですが、自分達にとってはソフトウェアは昨年使用していたものと比較すると後退だと言えます。以前使用していたものに限りなく近いパフォーマンスを見つけていく必要がありますが、難しい部分としてはバイクの開発を続けながら正しいエンジンの性格を選んでいくという事です。この部分は自分達が2015年に大きな問題を抱えていた部分です。この部分に関する選択をする前に、まずはエレクトロニクス(電子制御)を良いレベルに持っていく必要があります。その部分が出来て始めて、エンジンの性格についての選択の作業を進めることが出来ます。不十分なエレクトロニクス(電子制御)のまま優れたエンジンを持つことは無意味です。そんな事をしても困惑するだけですから。」

By Mitchell Adam

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