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★マレーシアGP 交差する両者の主張

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両者の主張が一致することは無いと思いますが、マルケス選手のようなアグレッシブなライディングを若い頃に披露してきたロッシ選手が、若いライダーの同様のライディングに苦しまされるというのは、歴史は繰り返すというかなんと言うか。

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マルク・マルケスによると、ヴァレンティーノ・ロッシはマレーシアGPの最中にマルケスをコース外に"蹴りだした"という。

ロッシは3ポイントのペナルティを受け、チャンピオンシップ決定の舞台となるヴァレンシアでは最後尾スタートとなる。マルケスはロッシのトラック上でのアクション、そしてその後のコメントに関しては失望したと語る。

 

マルク・マルケス

「あの出来事までは良いレースが出来ていました。彼とのバトルでは毎回接触無しにクリーンな抜き方をしていました。ターン14で彼が自分をパスし、インサイドから自分を見てきたんですが、自分は何をすべきか分かりませんでした。」
 
「次の瞬間彼が自分を蹴りだしたんです。ブレーキレバーを蹴られて、それで転倒したんです。彼がレースディレクションに語った内容も、彼がトラック上でとって行動も、どちらも非常にガッカリさせられるものでした。ライダーが他のライダーを蹴るなんて聞いたことが無いですよ。」
 
マレーシアGPではロッシはマルケスがロッシのチャンピオンシップの邪魔をしていると語り、マルケスはこの2人乗り確執を終わりにしたいと語っていた。
 
「本当にガッカリさせられました。ただ、今回の事はもう忘れようと思います。一番大事なことは自分がフィジカルとして問題がないという事です。このスポーツの為にも、ここで全てを終わりにしたいと思います。」
 
一方、ロッシは、マルケスの訴えを完全に否定している。
 

ヴァレンティーノ・ロッシ

「マルケスはそれが嘘だとわかっているはずです。ヘリコプターからの映像を見れば明らかに自分が彼を転倒させようとしていない事がわかるでしょう。接触が1回あった後、彼のハンドルバーが自分の足に接触したんです。それで自分の足がフットペグから外れたんですよ。」
 
「ただ、ヘリからの映像を見れば、自分の足がフットペグから外れたのは、マルケスが転倒した後だというのはわかるでしょう。彼に蹴りなんてしたくないし、蹴りを入れたところでMotoGPバイクは転倒なんてしないですよ。」