★2015アラゴンGP ホルヘ・ロレンゾ「けして諦めない」
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今週末のアラゴンでロッシ選手に大差を付けられると、ロレンゾ選手のタイトル獲得の可能性はほぼ無くなるわけなので、ロレンゾ選手は最低でもロッシ選手よりは前にチェッカーを受けなければなりません。ただ、ドライであれば同じくマルケス選手も非常に強いわけですから、マルケス選手の結果も気になるところです。
先の2戦では雨がチャンピオンシップの行方を左右する大きな要因となった。サンマリノGPではライダー達が2度バイクを乗り換えることを余儀なくされた。
ロレンゾは序盤レースをリードするものの、雨が降り出してレインタイヤの、マシンに交換した後のスリックタイヤのマシンで転倒。今シーズン初の転倒リタイアとなった。ロッシは現在23ポイントのリードを保っているものの、チャンピオンシップはまだこの先に5戦あり、トータルで125ポイントのポイント獲得の可能性があるのだ。
アラゴンはロッシが苦手なトラックの1つで、優勝経験は一度もない。対するロレンゾは2010年以外は表彰台に登っており、2014年には優勝している。ロレンゾにとってもアラゴンはけして得意なトラックという訳ではないが、彼は可能であればドライコンディションの中で確たる結果を出そうと決意している。
ホルヘ・ロレンゾ
「ミサノではシルバーストーンのような状態でした。最終的な結果は非常に残念なものだったので、失望しています。レースウィークを通して良いペースで走行できていたのですが、2戦連続で雨の中というトリッキーなレースとなってしまいました。」
「これからのタイトル争いはタイトな戦いになるでしょうね。でも自分自身もチームのことも信じています。ですから残り全戦に集中して、ヴァレンティーノとの差を縮める事に集中したいと思います。彼のライディングは素晴らしいし、過去数戦で貴重なポイントを獲得しています。でも残りの5戦に対しては大きな自信を持っています。」
「今週末にアラゴンですが、このトラック自体あまり好きではないんですよ。トリッキーなコンディションの中での優勝はありましたけどね。けして諦めることはしませんし、今週末がタイトル争いを最終戦までもつれ込ませることが出来るかどうかの最初のチャンスになるでしょうね。」
