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★Ducati WSBK参戦用マシンとして4気筒バイクを計画中か?

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DucatiがWSBK参戦マシンとして4気筒バイクの開発をするのではないか?という内容の記事です。ただ、現時点ではそういったパテント情報も何もリークしていませんし、いくら勝つためとは言え、DucatiがV型2気筒を簡単に捨てるとは思えません。可能性としてはGP15を踏襲したV型4気筒のスーパーバイクをレースベース車両として作るとかでしょうか。

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Asphalt & Rubberでは多くの噂についてその内容を明らかにし、読者にその内容を提供する機会がある。正確性はともかく、非常に興味深い噂についてそれが本当であったらどれだけ面白いだろう?という内容についても触れる機会が多い。今回のニュースは後者の類のものであるが、信頼性の高いMoto.it.からのニュースとなる。

その内容によると、DucatiがWSBKを視野に入れた新型の4気筒のバイクを計画しているという事だ。しかし、V型2気筒ではないDucatiのスーパーバイクなどという話は明らかにおかしいのも事実だ。Ducatiコルセレーシングがレースに勝利したのは、 2007年にMotoGPでケイシー・ストーナー、2011年にカルロス・チェカが最後となる。DucatiのMotoGPプロジェクトは技術的、組織上の問題に苦しんできたが、GP15のパフォーマンスはジジ・ダッリーニャが正しい方向で開発を進めている事を伺わせる。Ducatiがレースで一勝をあげるのは時間の問題であろうし、もしかしたらチャンピオンシップ優勝の可能性も(将来的には)あり得るだろう。

 

WSBKの場合、話は別だ。1つにはWSBKのルールによってレースバイクと市販車の垣根が低くなり、店頭に並ぶバイクとレースバイクの差が小さくなっているということがある。また、現行のWSBKのルールがかつてと異なり、2気筒のバイクにとっては不利な条件となっているという事もある。パニガーレRはWSBKレギュレーションによる吸気制限に苦しんできており、排気量は200cc増加されているものの、吸気制限がかかっている状態では燃焼室に送り込む空気量が足りず、高回転と大口径ピストンのメリットは無い。そう考えると、日本メーカーが90年台に(※2気筒へのアプローチを)試していたように、Ducatiが異なるアプローチを取らないという保証は無い。

 

DucatiがV型2気筒のレイアウトを諦めるとは思えないが、勝利するためであればDucatiはいかなる手段をも取る可能性がある。4気筒モデルがもし作られるとしたら、パニガーレRのみが4気筒になり、通常版は2気筒のままとなるかもしれない。Ducatiから新しいスーパーバイクが2017年に登場することはありえるだろうが、それが4気筒となって登場する可能性は低い。ただ、もしこの噂が本当になれば非常に面白いだろう。

Written by Jensen Beeler

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