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★不死鳥のように蘇るEBR。再びバイクの製造を開始!

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不死鳥のようにというか、ゾンビのように生き返るEBR(エリック・ビューエル・レーシング)一昔前に倒産したと思ったら、バイク部門をアトランティック・メタルス・グループというレアメタル、合金、薬品などのサプライヤーの企業に買収されたとのこと。会社自体は2013年に株式が2分割されている状態ですし、ラインナップもXBシリーズ以降の瞑想っぷりを考えると、この先も不安が残りますね。

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EBR(エリック・ビューエル・レーシング)がアトランティック・メタルス・グループに225万ドルで購入された。これによりブルース・ベルファーがCEOとなるが、エリック・ビューエルは社長として留まるから事が決まった。

ミルウォーキー・ビジネス・ジャーナルのインタビューに、ベルファーはEBRのコアビジネスであるモーターサイクルの製造を再開する事を語った。

ブルース・ベルファー

「存続可能な製造プロセスというのは、たった1社のコンサルティングオペレーションによって妨害されてしまうものなのです。」
 
彼のこの発言はEBRがインドのHEROモーターによって株式の49.2%を取得された後の顛末の事を語っているわけだ。ベルファーの他の発言によると、彼はEBRについて独立したブランドであり続ける事を望んでいる。(※2013年7月1日にインドのHEROモーターが2500万ドルでEBRの半数近くの株式を取得。EBRは北米でHEROのスクーターのディストリビューターとなります。EBRは資金調達の後にWSBK参戦などを始めますが、倒産したためにレース参戦を途中で中止。現在EBRはアトランティック・メタルスグループが所得した半分と、HEROが持つコンサルティン部門の半分に別れている状態のようです。)
 
エリック・ビューエルをEBRに留めるのは諸刃の刃かもしれない。ビューエルの名はEBRにリンクしているし、ブランドのフォロワーはエリック自身に紐付いている。エリック・ビューエルに3度目のチャンスを与えることは今までと同じ過ちを繰り返させる事になるだけかもしれない。
 
ベルファー、ビューエル、EBRにとっての成功は資金力、ディーラーから失われた信頼を取り戻すことが出来るか、新たなディーラーを獲得することが出来るか、顧客に魅力的な価格、パフォーマンス、品質を持った商品を提供出来るかにかかっているだろう。

www.asphaltandrubber.com