気になるバイクニュース。

世界のバイクニュース、MotoGP最新情報、各メーカーの新車情報などを紹介しているブログメディアです。

★Maria Motorcycles GT1000ベースのカスタム「Bloody Fang」

Sponsored Link

ポルトガルのMaria MotorcyclesのカスタムGT1000です。一瞬スポーツ1000Sかと思いきやベースはGT1000だそうな。記事中はかなりべた褒めなわけですが、GT1000、スポーツ1000Sを何度か試乗した経験からすると、そもそもカフェレーサーではなくカフェレーサールックのメーカー純正カスタムですので、恐ろしく車体が鈍重に感じたのを思い出します。あとは樹脂製カウルがかなり重いんですよね。せめてカスタムするなら、薄く軽量に作りなおせば良いのに。。なんて余計なことを考えてしまいます。

f:id:teletele916:20150727004228p:plain

DucatiがGT1000をリリースした時、多くのファンはこれは改心のホームランだと思っただろう。メーカー純正のカフェレーサーであるGT1000はクラシックな佇まいを漂わせていた。不思議な事に販売に関しては芳しく無く最終的にDucatiのラインナップから落ちてしまった。現在では中古でこのバイクを見つける事も難しくなっているし、このバイクをさらに美しく仕上げる事もまた難しい。

 

f:id:teletele916:20150727004242p:plain

幸運な事にポルトガルのMaria Motorcyclesは素晴らしいカスタムの腕を持っており、このバイクを見事に仕立て上げた。このバイクはMaria Motorcyclesの顧客の1人が自分の長年乗ったGT1000をトラックで乗るのに適したバイクに改造してくれるよう依頼し、パフォーマンスに則した見た目に仕立て上げて欲しいという依頼から生まれたものだ。そして同時に慎重に選ばれた技術的なアップグレードも加えられている。

f:id:teletele916:20150727004318p:plain

今回のフェアリングはアメリカから持ち込まれたものであり、さらにラッキーなことにGT1000ポールスマートのタンク、フェアリングブラケットを含んだ外装を売ってくれる友人も見つかった。最終的にはハンドメイドのシートも加わって全てのパーツが上手く調和して組み上げられた。

f:id:teletele916:20150727004331p:plain

GTのオリジナルのサイドカバーとフロントフェンダーはそのままに使われる予定だったが、最終的には少し手が加えられた。フェアリング以外に加えらえた変更としては、LSLのクリップオンハンドルとグリップのみだ。

f:id:teletele916:20150727004343p:plain

f:id:teletele916:20150727004350p:plain

オーナーからのリクエストによりGT1000からはミラー、燈火類は取り外されており、パフォーマンスのことを考えて2-1のテルミニョーニ製エキゾーストが組み込まれている。またレースで優勝経験のあるSupertwinsのPietro Gianesinの手によってECUシステムに変更が施されている。

f:id:teletele916:20150727004435p:plain

Maria Motorcycles Luis Correia

「(※警察関連の)厄介事に起きないように、小さなフォグライトがフェアリングに埋め込んであるんだ。バイクのルックスを損なわずアグレッシブなスタイルを与えていると思うよ。エンジンに関しては手を入れていないけど、それでもとんでもなく速いバイクだね。一番の目的はレーシングデザインの外装に仕立てることだったんだけど、同時にグラマーなスタイルも実現したかったんだ。レーシングストライプだとかスポンサーステッカーといったものだね。」

 

エンジンパフォーマンスに適したライディングポジションなどを考え、サスペンションにはモディファイが施されている。フロントサスペンションは既にオーナーの体重などを考えてセットアップが施されていたため、リヤショックには新たにBituboが組み込まれた。20ものデザインで悩んだ末、ブラック、ホワイト、レッド、ブルーのテーマに落ち着き、バイクはBloody Fang(血まみれの牙)と名付けられた。

. MARIA Riding Company .

www.facebook.com

www.bikeexif.com