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★アッセンGP ヴァレンティーノ・ロッシ「最大の目標は勝つこと」

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さて、いよいよ決勝スタート直前ながら、予選プレスカンファレンスのロッシ選手のインタビューをお届けします。

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ニック・ハリス
「フリープラクティスや予選の問題があると語っていましたが、今週はどちらも上手く行きましたね。」

ヴァレンティーノ・ロッシ
「そうですね。今シーズンは決勝レースで戦闘力が高いんですが、フリープラクティスや予選ではいつも苦戦していました。別に予選ポールを獲得するということではなくて、1列目を獲得するのも難しい状況でした。列の後ろからスタートするというのはやはり大変なんですよね。特にカタルーニャなどは後ろからスタートしてホルヘを捉えるというのは不可能でした。正直言ってそこまで多くバイクを変えたというわけではないんです。実際昨日のフリープラクティスの最初から良い調子で走行出来ましたし、バイクに自信が持てました。バルセロナから異なるセッティングを試していましたし、アラゴンのプライベートテストでも調子を上げることが出来ました。ヤマハから提供された新しいシャーシはとても良くて気に入っています。そんなわけで昨日の朝から戦闘力は高かったんですよ。予選には素晴らしい状態で挑むことが出来ましたね。ターゲットはフロントロー獲得だったんですけど、ポールポジションが最高ですね。」

 

ニック・ハリス
「ポールが獲得出来てもスタートが良くないと全てがダメになってしまいますね。」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「いつも自分はスタートは良いですし、ヤマハはスタートがしやすいバイクです。ただ、ムジェロではスタートを失敗してしまいました。ですから明日は大切ですね。今日までの努力を無駄にしないようにしないと(笑)明日は戦闘力が高いと思いますが、他のライダーも皆速いですからね。いつもどおりタイムは非常に接近していますね。」

 

ニック・ハリス
「ポールを獲得は(チャンピオンシップの上でも)非常に素晴らしいタイミングでしたね。」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「そうですね。アルゼンチン戦の後などはあまり調子が良くなかったんです。でもその調子が悪いなかでも良い結果を残すことが出来ました。でも、バルセロナから大きく変わりましたね。バルセロナの後はとても自信が付きました。とにかく大事なのは明日の午後二時の決勝ですけどね。」

 

Q
「チャンピオン・シップの観点から言って心理的にこのポール獲得はどういった影響がありますか? 今回ホルヘは8位ですが。」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「心理的な問題よりも決勝でのスタート位置のほうが重要ですね。3列目からのスタートというのは1コーナーで強い必要がありますし、同時にラッキーであることも重要です。明日はホルヘが強いでしょうね。FP4ではホルヘのユーズドタイヤのペースは凄かったですからね。彼も優勝を狙えるでしょう。マルケスがムジェロで見せた例もありますから。5列目スタートで3コーナー目には2位でしたから。今まではホルヘが前で自分が後ろでしたが、とにかく良いスタートをする必要がありますね。」

 

Q
「ポール獲得をするのにかなりリスクを冒す必要がありましたか?」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「どのようなラップだったか全然覚えていないんだよね(笑)というのは冗談なんだけど、正直予選のタイムでそこまでリスクを冒したという感じはないんですよね。」

 

Q
「TTは貴方にとっても重要なサーキットだと思いますが、観客の声援が力になりましたか?」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「フリープラクティスの段階から多くのお客さんがいましたけど、シケインからホームストレートへ向かう時は特別な感情になりますよね。情熱的なお客さんが多いですし、自分も多くのファンがいますからね。」

Q
「今までの経験は次のタイトル獲得に生きてくるでしょうか?」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「かなり厳しい戦いでしょうね。特にホルヘが強いですね。今年はヤマハはかなり良いバイクですし、自分の経験も当然生きてきますね。」

 

Q
「新しいシャーシについてもう少し詳しく教えて下さい。」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「周回を重ねていった時のグリップを良くするという事が目的のシャーシですね。今の段階でも十分に良いシャーシなのでそんなに良くなるのかと疑問だったんですが、試してみたらこれが良いんですよ。とても乗りやすいですね。10周や15周など周回を重ねた後での乗りやすさというのはとても重要ですよね。」

 

Q
「今日はいつもと違う予選ストラテジーでしたね。アウトラップの後、トラック上で時間を使ってからタイムアタックをしていましたね。これがポール獲得に繋がったんでしょうか?」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「そうですね。このトラックは一周がそこまで長くないので、長くトラック上にいることが出来ますよね。」

 

Q
「タイヤのサイド部分の耐熱レイヤーの変更は、ヤマハ、特にロレンゾには大きな影響を与えるようですが、あなたは何かしら違いを感じましたか?」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「確かにこの種のサーキットでは毎回タイヤが異なりますからね。タイヤの肩の部分が柔らかかったり同じだったりね。これはブリヂストンの昨年からの経験に基づくものなんだよね。ただ正直なところ自分はあまり違いは感じませんね。」

 

Q
「今回のセッティングは今回だけに限って有効なものなのか、シーズンを通じて良いセッティングが見つかったと言えるのでしょうか?」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「実際バルセロナから多くを変更したわけではないんですよね。ただ今回のセッティングがこの後もずっと有効に働くのかどうかは、もう少し時間が経たないとわかりませんね。」

 

Q
「今の段階ではロレンゾがライバルだと語っていましたが、他のライダーにも気をつけていく必要がありますか?」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「いや、最大の目標は勝つことです。ホルヘに対してポイントを稼ぐ事は2つ目の目標ですね。」