★カル・クラッチロー「ビニャーレスは将来的に手強いライダーになる」
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最近のMotoGPバイクは乗りやすくなったと言われていますが、それを差し引いてもビニャーレス選手は参戦初年度で全てポイント圏内でのフィニッシュということで素晴らしい走りが目立っています。クラッチロー選手はスズキの1-4速のパワーは十分と話していますが、以前のインタビューでアレイシ選手は「コーナー立ち上がりの加速で置いていかれる」みたいな事を話していましたね。
カル・クラッチローはスズキのマーヴェリック・ビニャーレスは負かすのが難しいライダーの1人になるだろうと語る。ビニャーレスはMoto3でワールドチャンピオンを獲得、Moto2での優勝経験もあり、デビューイヤーの今年はムジェロの7位完走を含めて6戦全てでポイントを獲得している。
スズキのマシンを操縦するアレイシ・エスパロガロ、マーヴェリック・ビニャーレスはトップスピードの不足をもろともせず予選上位につけ、アレイシ・エスパロガロにおいては予選5位という結果を残している。
カル・クラッチロー
「ビニャーレスはとても優れたライダーだね。とてもスムーズなライディングをするし、将来的に負かすのがとても難しいライダーになるだろうね。スズキのバイクは戦闘力が高いし、他のメーカーがこうして頑張っているのを見るのはいいものだよね。確かにストレートは遅いけど、そこまで遅すぎるわけでもない。ストレートに向けて(高速に)コーナーを脱出出来るタイヤとシャーシがあるなら悪くないだろうね。(※自分が)テック3にいた時も同じようにトップスピードは足りない状況だったから。」
スズキは次戦のカタルーニャGPにおいてエンジンのアップグレードを受けると噂されている。しかしクラッチローは次にように語る。
「馬力というのはストレートで5速、6速とかで無い限り問題を引き起こす可能性もあるんだ。思うに彼らは1-4速においてはこれ以上のパワーは必要無いと思うけどね。Moto2やMoto3クラスのライダーで、マルケスやビニャーレスのようなライダーは現状いないんじゃないかな。リンスとサム・ロウズは非常に見どころがあるとは思う。彼らは出来るだけ速くMotoGPにステップアップしたほうがいいだろうね。マルクのようにMotoGPにやってきたライダーはいない(※あっという間にワールドタイトル獲得などのこと)だろうから、なるべくスタートは速いほうがいいだろうね。」