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★ムジェロGP決勝インタビュー ロッシ 「もっと調子を上げなくては」

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フリープラクティスがイマイチでも、予選がイマイチでも、必ず表彰台に上がってくるロッシ選手。レース序盤から一気に逃げ切るロレンゾ選手とは対照的なレース展開です。同じパドック内にいながらレース展開が全く異なるわけですが、今後どうやって逃げ切るホルヘを捕まえようと思いますか?とか、管理人ならプレスカンファレンスで聞いてみたいですね(笑)
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ニック・ハリス

「今週は難しい1週間だったと思いますが、それでも表彰台での完走ですね。」
ムジェロGP3位 ヴァレンティーノ・ロッシ
「今回は苦戦しましたね。フリープラクティスの中で良いタイムが出なくて、全然速さという意味では足りていなかったんです。何とか改善しようとしたんですけど駄目でしたね。」

 

「レースに備えて今回の課題だった向き変えに関する弱点を克服しようとセッティングをしていました。でもこれは上手く行かず、序盤は新品タイヤとフルタンクの状態での走行で苦戦しました。スタートも良くなかったので、その時点の順位としては最悪でしたね。フロントのフィーリングはあまり良くなかったので、集中してリスクを冒し過ぎない走りを心がけました。徐々に調子が良くなっていったんですが、ホルヘが逃げて2位集団が前方に固まっているのが見えて今日は表彰台は難しいなと思ったんです。でも2位集団もフロント周りで苦戦しているようだったので、徐々に追いつくことが出来ました。」
 
「ドヴィヅィオーソとペドロサのオーバーテイクは楽しかったですね。そしてマルケスの転倒は残念でした。最後はイアンノーネに何とか追いつこうと頑張っていたんですが、特に最終ラップはペドロサに追いつかれないようにというのも意識していました。ペドロサの場合、最終セクターと最終コーナーのスピードは自分より良かったですから。なんとかイアンノーネに追いつきたかったんですが、今日のペースではいずれにしても無理でしたね。とにかくムジェロで表彰台に登るというのはいつも最高ですよ。雰囲気も最高ですし物凄い数のファンが応援してくれますから。今年はDucatiも強いし、自分とイアンノーネというイタリア人ライダーが表彰台に乗ったというのもありますしね。2人でホルヘを倒そうと頑張りましたけど、今日のホルヘには勝てませんでしたね。」
 
ニック・ハリス
「ホルヘとヤマハは3戦連続優勝と波に乗っていますね。」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「そうですね。重要な事は自分たちのバイクが速いということですね。シーズン序盤においては自分のほうが速いことが多かったんですが、今のロレンゾはバイクのポテンシャルを完璧に引き出して走っていますね。選手権で言うと接近していたドヴィヅィオーソやマルケスが後ろに下がってヤマハ2台が一気にリードを広げたのは良いニュースですが、ホルヘとこの先戦っていくには、もっと調子を上げていかないとね。」
 
Q
「昨晩パドック内はもの凄い爆音で夜中にエンジン音がずっと響いていたと思いますが、眠れましたか?(※観客が騒いでだと思います。決勝後もずっと2stエンジンの空吹かしというか、オーバーレブの音が響いていましたw」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「耳栓をしていたからね。でも実際はそこまででも無かったですよ。自分にとってエンジン音が響いているというのは子守唄のようなものですから(笑)」
 
Q
「今現在のホルヘとの戦力の違いは何だと思いますか?」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「今回に関してはヘレスに似ていると思います。最後まで最高のセッティングが見つからない状態ですね。ル・マンは良い調子でしたけどフロントにずっと問題があったんですよね。序盤に関してもペースが安定しなかったのもありましたね。」
 
Q
「3人に質問ですが、今日の転倒でマルケスのタイトル獲得が絶望的になったと感じますか?」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「6戦を終えてマルケスがチャンピオンシップ5位というのは信じがたい結果ですよね。でも彼とファクトリーホンダの組み合わせですから、必ず昨年のようにタイトル争いに絡んでくると思いますよ。」