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★スズキGSX-RRのトップスピード不足 解消の目処は?

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GSX-RRはトップスピードの遅ささえ解消されれば、5位6位フィニッシュあたり見えてくるかと思いますが、そう簡単には行かない気がしますね。信頼性を無視すればパワーは出ているのか、信頼性を無視してもパワーは出ていないのか?気になるところです。

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スズキのGSX-RRは開幕から2戦連続でトップ10で完走しているものの、問題を抱えている。

スズキの問題は誰の目にも明らかで、単純にストレートが遅すぎるのだ。先週のオースティンの1.2kmのロングストレートだけで考えても、スズキのアレイシ・エスパロガロとマーヴェリック・ビニャーレスは0.4秒近くをロストしている。

 

次戦のアルゼンチンでも6速で走るロングストレートがあり、最高速度は337km/hに達する。スズキはよりパワーがある新型エンジンを6月にテストし、カタルーニャから実戦投入したい考え。

しかし、これはエンジンのファインチューニングでは済まない問題だ。スズキは現在のエンジンのスムーズな低速域の特性は失いたくないであろうし、馬力を追う事で信頼性を落としたくはないだろう。

 

スズキがパワーを犠牲にしている背景には、昨年末のテストで露呈したエンジンの信頼性不足がある。しかし、このエンジンの信頼性確保のための開発に12週間近くを犠牲にしたことで、テストライダーのランディ・ドプニエの作業が進まなかった。

 

日本で試されているらしいシームレスギアボックスの実戦投入は今シーズン末まで延期されるだろう。しかし、ダヴィデ・ブリビオによると、それを差し置いてもエンジンのパワーを確保する事が優先とのこと。

Suzuki seeking the right power/reliability balance