★MotoGP2015 Ducati 完全新型となるGP15を発表
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GP15がついに発表されました。両ライダーにとっては待ちに待ったというところでしょうね。しかし全体的にコンパクトになりました。明らかに絞りこまれて筋肉質になった印象です。問題は2回目のセパンテストが実質のデビューとなるわけで、11月のヴァレンシアからテストを初めているライバルと比べて、開幕のカタールまでに調整出来る時間が短いということですね。
Ducatiはジェネラルマネージャーのジジ・ダリーニャが創りあげたGP15を今日イタリアで発表した。ダリーニャがDucatiに参加したのは約1年前。彼はGP14にアップデートを加えながら完全新型となるGP15へのデータ収集を続けてきた。
GP15は今までのDucatiの課題であったアンダーステアを解決するなどの方向で開発が続けられていたバイクだ。ライバル達は前回の初回セパンテストで2015年型バイクをテストする中、Ducatiファクトリーの2人は旧型のアップデート版となるGP14.3を使用していた。旧型でのテストにも関わらず、アンドレア・ドヴィヅィオーソとアンドレア・イアンノーネの両名は好タイムを記録。もし、GP15がさらなる戦闘力を誇るバイクだった場合、2人のライダーはさらに競争力を増すだろう。
GP15は来週開催される2回目のセパンテストでトラックデビューを果たす。外観は明らかにコンパクトだ。エンジンは伝統のV型4気筒でデスモドローミック機構を採用している。GP14シリーズと比較すると、カウルとエキゾースト周りの造形がかなり異なる。
Ducatiはホンダやヤマハと同じくファクトリー参戦であるわけだが、ダリーニャがジェネラルマネージャーに就任してまず最初に行ったことは、オープンカテゴリーに移りエンジン開発の凍結という制約から逃れることだった。こうしてルールはDucatiをファクトリーとして残す方向で修正され、Ducatiはオープンクラスであることのメリットであるファクトリークラスよりも多い燃料容量、ソフトタイヤの使用、豊富なテストの機会、エンジン開発の自由を、特定回数優勝するまでという条件で手に入れた。
ただ、これに関しては今シーズンから参戦するスズキとアプリリアも同様だ。
Ducatiの最初のワールド・チャンピオン獲得は2007年。2010年の終わりにストーナーがDucatiを離れて以降Ducatiに勝ち星は無い。ヴァレンティーノ・ロッシはDucatiで勝利なしの2年を過ごし、2013年Ducatiが表彰台を獲得することは無かった。2014年はドヴィヅィオーソとチームメイトのカル・クラッチローが3回の表彰台を獲得。ドヴィヅィオーソはシーズンを5位、クラッチローは13位でシーズンを終えている。今シーズンからDucatiファクトリーに移籍したイアンノーネは、プラマックでシーズン10位の成績を収めている。
MotoGP News - FIRST LOOK: Ducati’s 2015 MotoGP machine
Official Photos Of The Ducati Desmosedici GP15 | MotoMatters.com | Kropotkin Thinks