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★セパンテストday3 ロレンゾ「一発のタイムが速くても、レースでは優勝出来ない」

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レースシュミレーションでのタイムにご満悦のロレンゾ選手。ロングストレートが特徴のセパンはヤマハにとって苦手なトラックの一つですが、そのトラックでここまでホンダに接近しているというのはポジティブな結果ですね。あとはフルシームレスのギアボックスが装備されれば。。

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ホルヘ・ロレンゾは、14周のレースシュミレーションで記録した5周の2分00秒台のペースに2015年型のYZR-M1の進化を感じている。この日のロレンゾのベストタイムは、ロッシに次いで1:59.624となる5番手だった。この日のマルケスのベストタイムは58秒台というものだったが、ロレンゾはレースペースでのタイムこそを重視しているようだ。

 ホルヘ・ロレンゾ

「テストは最高に上手くいきましたね。午前中は皆ベストタイムを出す走りで、自分も皆と同じく2本のタイヤを使用しました。自分達のタイムは去年マルケスがポールを取ったときのような走りの今日と比べると、最高と言えるタイムではありませんでしたね。今日に関してはペドロサがニュータイヤで良い走りをしていましたね。自分も同じように良いタイムを出そうとしたんですが、昨日と同じようにブレーキに問題があってそこまでタイムが伸びませんでした。」

 

「昨日同じように問題があったライバル達は、今日は問題が出ていなかったようですね。自分達はそれを試すためのニュータイヤが無かったので、タイムを伸ばすことが出来ませんでした。レースは20周で争うわけで、ずっと58秒台や59秒台で周回出来るわけではありません。レースペースに関しては恐らく2分フラットが平均ラップになるでしょう。自分は14周のシュミレーションの中で、5周が2分フラット台でした。これはレースで勝つためには良い兆候ですね。」


「確かに一発のラップタイムをもっと出したかったというのはあります。ただレースは20周で争うものですからね。それを考えると、2分フラット台で5周というのは素晴らしい結果だったと思います。これほどに良い(平均)ラップを記録したことは過去に無いですよ。バイクの仕上がりはとても良いですね。もちろんもっと良くすべき部分はありますけど、全体的には凄く良いと思いますね。自分のフィジカルコンディションも良いですし。今後何かしらのNEWパーツというのは無いんですけど、ビッグな変化が訪れるはずです。(※フルシームレスギアボックスの事だと思われます。)次回のセパンテストも楽しみですね。」


「このトラックはヤマハにとっては難しいトラックなんですよ。最後にヤマハが勝ったのはヴァレンティーノの2010年ですからね。ダニと同じレベルのレースシュミレーションタイムが出たというのはポジティブな結果ですし、マルケスがそれよりも遅いというのはさらにポジティブな結果ですね。ここはホンダから0.2〜0.3秒置いていかれるトラックなんですけど、これがヤマハが得意なサーキットになれば話は別ですよね。」

 

「今年は完全に気分的に違います。自分のフィジカルコンディションが良いというのがわかりますし、それがまた自信に繋がりますね。バイクも進化しているし、カタールには良い状態で挑めると思いますよ。開幕から良いレースが出来るんじゃないですかね。正直に言うと、レースシュミレーションではリヤグリップの不足に悩まされたんですよ。2014年のレースの時よりもグリップが無いかもしれないです。今後は加速時のリヤのグリップとブレーキの向上が必要です。」

 

今はホンダよりも早めにブレーキングを開始しているんですけど、これが同じ地点でブレーキを開始することが出来て、うちの強みのコーナリングスピードがあれば有利に勝負を進められると思うんです。ペドロサはいつもこのトラックが得意なんですよ。彼に追い付くにはレースシュミレーションでも0.2〜0.3秒は詰めないとダメですね。ただ、このトラックはヤマハにとって相性が悪いサーキットの一つであるという中で、この結果は悪くないですね。」


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