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★MotoGP2015年シーズンで気にすべき6つの事

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いよいよ2015年シーズンのテスト開幕も近づいて来ましたが、今年のMotoGPで注目すべき事を完結にまとめたCrash.netの記事をご紹介します。管理人的にはスズキの活躍に熱視線を送っているわけですが、ホンダの新しいオープン機RC213V-RSの戦闘力が実はかなり気になります。

というのも、スズキのマシンが10位以内に入るにはヤマハ、ホンダのオープン機が直接的なライバル機になるわけで(※おそらく3つのファクトリーマシンには年内は追いつけない)そのどちらも現状はGSX-RRよりは性能が実証されたエンジンを搭載しているわけで。。

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ルーキーについて

2006年のペドロサ、2008年のロレンゾ、2010年のスピーズ、2013年のマルケスほどの大物ルーキーは2015年はいないと言える。

 今年ファクトリーバイクに乗る注目のルーキーライダーはMoto3チャンピオンそしてMoto2で複数回優勝を記録したヴィニャーレスだ。20歳のミラーはMoto3から一気にMotoGPクラスにステップアップを果たしたが、彼が乗るのはオープンクラスのホンダマシンだ。WSBKからはラバティとロリス・バズがやってくる。

28歳のラバティはWSBKで異なる3メーカーで勝利を記録している。バズは21歳で、同じくWSBKで勝利経験を持つライダーだ。

 

サテライトホンダで戦うレディングとクラッチローについて

レディングはパワーの劣るRCV1000Rで昨シーズン素晴らしいレースを見せた。今年はRC213Vを操縦する。RC213Vはシームレスギアボックス/ブレンボ/オーリンズというパッケージで、彼は古巣MarcVDSから走行することになる。クラッチローは昨シーズン怪我やマシントラブルに悩まされていた。

 

マルケスとロッシのバトルは?

2人が昨シーズンのトップライダーだったことは間違いない。2015年も素晴らしいバトルが期待出来るだろう。マルケスは昨シーズンは怪我によってウインターテストの機会をほとんど得られなかった。

36歳のロッシはシルヴァーノ・ガルブセラとの2年目となるシーズンに自信を持っているだろう。ロッシはヤマハがダウンシフト側にも効くシームレスギアボックスを早期に投入することを期待しているだろう。

 

新しいホンダのオープンマシンの性能は?

はっきり言って昨年のホンダのオープンマシンの性能はガッカリするものだった。ヤマハのオープンマシンが表彰台を獲得する中、RCV1000Rの最高位は7位に終わった。ホンダは当初このマシンはファクトリーマシンから0.3秒遅いという説明で発表したわけだが、結果的にはファンやチームそしてライダーの期待を裏切るものだった。

幸運にも2015年のオープンマシンはニューマチックバルブのRC213Vのエンジンを搭載している。RC213V-RSと呼ばれるこのマシンはシームレスギアボックスは搭載しておらず、オープンECUの使用が義務付けられる。

しかしこのマシンはファクトリークラスより多くの燃料やソフトタイヤの使用などのメリットはそのまま享受出来る。

 

スズキとアプリリアの仕上がり具合は?

今年はスズキとアプリリアが戻ってくる。彼らはDucatiと同じくファクトリー2ルールの適用を受け、オープンクラスのマシンと同様のメリットを受ける。

スズキはポストシーズンのテスト結果、最終戦ヴァレンシアで問題となったエンジンの信頼性の問題の解決次第では速いうちにトップ10には入ってくるだろう。

アプリリアは以前のCRTクラスと同様のマシンからいかに早く開発を進められるかという事がカギだ。実際の彼らの完全な新型マシンは2016年に登場が見込まれている。

両メーカーともに才能あふれるライダーを確保しており、スズキはアレイシ・エスパロガロにマーヴェリック・ビニャーレスの組み合わせ。アプリリアは元MotoGPライダーのマルコ・シモンチェリにアルバロ・バウティスタを揃える。ホンダやヤマハ、Ducatiと異なり、彼らは2015年シーズンの終わりまで自社製のソフトウェアの開発が許されている。

 

ルール改正について

2016年からは現行のファクトリー、ファクトリー2、オープンが統合されて統一のレギュレーションとなる。共通のECUが使用されるようになり、タイヤはブリヂストンからミシュランへと変更される。

2015年に関してはルール上の大きな変更は無い。ただ、最低重量は2kg軽くなり158kgとなる。ホンダ、ヤマハ、Ducatiの自社ソフトウェア開発は7/1に凍結され、新しい2016年の共通ECUの開発へと舵が切られる。

エンジン使用数上限を上回った場合の罰則は強化され、その場合ライダーは次のレースはピットレーンからレース開始後5秒後のスタートとなる。


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