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★バウティスタ「さらばホンダ!ただいまアプリリア!」

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結構サラッと語ってますが、バウティスタ選手がHRCに関して色々と恨みつらみを語っております。こんな裏話があったとは。。※下の写真も図ったように満面の笑みだしw

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アルヴァロ・バウティスタは今まで乗っていたホンダから来季はアプリリアに乗り換えてのMotoGP参戦となる。30歳のバウティスタは2014年シーズンを11位という成績で終えた。今までの5年間について彼は「Up, down, down, down, down」語った。
 
アルヴァロ・バウティスタ
「昨シーズンはかなり競争力があったんですよ。毎回4位とか5位を争って結構ロッシと戦っていたのが多いですね。今年シーズンもそういった結果を期待していたんですけどね。」

 

「今年の開幕はフレームから何からオーリンズやブレンボというコンポーネントで開発されたマシンからがらっと変えたんですよ。ですから最初に慣れるまでにかなり手間取ってしまって。カタールには間に合わせましたけどね。」
 
2月にマレーシアで行われたテストでバウティスタはRC213Vを操縦し10位圏外の成績。マルケスからは1秒以上離されていた。しかし彼は当時ホンダとして唯一ショーワのサスペンションとニッシンのブレーキを装備してカタールの予選ではフロントローを獲得。3位をかけて走行中にラスト2周で転倒し、ダニ・ペドロサに3位を譲った。
 
「カタールではフロントブレーキに問題があってね。オースティンではブレンボを試してみたんです。ブレーキの性格というのはサスペンションと一緒に考える必要があるんですけどブレンボとショーワの相性は良くなかったですね。ブレンボは性格的にスムースな効き方だったんだけどサスペンションのフルストロークを使い切れなくてね。ニッシンがブレーキをさらに良く効くようにしてくれてブレーキに問題はなくなりました。サスペンションの問題なのかどうなのかはよくわかりません。他に参考例が無いですからね。」
 
バウティスタはカタールの後、アメリカ、アルゼンチンでも転倒。ヘレスでは予選6位、決勝8位となった。ル・マンにおいて彼は2012年以降始めての表彰台に立つ。ムジェロでは8位、カタルーニャで再び転倒、7戦で4つの転倒となった。しかし大きな転機はオランダで訪れた。
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アルヴァロ・バウティスタ
「アッセンでダニやマルケスがシーズン開幕で使用していたものにフレームを変更したんです。でもその変更自体が不可解で、FP1でHRCは「試してもし気に入ったらずっと使っていいよ。」と言っていました。でも試した結果、特に大きな違いは無かったんです。FP1の後にHRCが「今すぐ要るかいらないか決めてくれ。」と言ってきたんです。」
 
「FP1で限界まで攻めていたわけではありませんから、大きな違いは感じなかったんですよ。なのでそのフレームをキープしてセッティングを出して行こうと思ったんです。」
 
半分雨で半分晴れというコンディションだったアッセン、ザクセンリンクでバウティスタはシャーシのドライコンディションでの性能を全てを発揮出来ず、彼がこのシャーシのドライでの性能をしっかりと確認出来たのは夏休み明けのインディアナポリスだった。そしてこの時、彼は大きな問題を抱えてしまったことに気づく。
 
「インディアナポリスから、それ以前よりも苦労することになったんです。このフレームはあまりにも硬すぎて、自分のサスペンションとの組み合わせは最悪でした。去年のデータと比較してみるとタイヤ温度が10度も低かったんです。(※タイヤにうまく荷重出来ていなかったという事かと思われます。)色々努力したんですが、どうにもなりませんでした。」
 
バウティスタによるとHRCとの会話は次のようなものだったらしい。
 
バウティスタ
「タイヤがうまく使えないんだ。」
HRC
「でもお前のバイクだろ。」
 
バウティスタ
「リヤタイヤのグリップが感じられないんだ。」
HRC
「それはお前の問題だろう。」
 
バウティスタはHRCの対応に驚きは無かったと語る。
 
バウティスタ
「2005年にホンダのマシンとShowaのサスペンションで125ccを戦っていた時を思い出しましたよ。この年は最悪で、翌年アプリリアに移籍してチャンピオンになりました。今年はHRCから一切サポートを受けませんでしたし、去年も似たようなものでした。」
 
アプリリアへの移籍に関して尋ねると、彼は「最高だね。」と語った。
 
「来年はアプリリアにとって2016年の新型バイク作る上で非常に重要な年です。タイヤとエレクトロニクスが共通となり、2016年は大きなチャレンジとなります。現在MotoGPとオープンという2つのクラスがありますが、2016年からはMoto2やMoto3ような完璧に共通のクラスになりますし。」
 
現在バウティスタと彼のチームメイトのマルコ・メランドリがテストしているのは、いわゆるハイブリッドバイクで、アルミツインビームのシャーシにオーリンズサスペンション、ブレンボのカーボンディスク、ブリヂストンタイヤを履き、スーパーバイクRSV4 RRのエンジンを搭載する。
 
「確かに他のバイクと戦うにはエンジンは非力ですが、エンジンキャラクターはいいですね。次の新しいエンジンでのテストが待ち遠しいですね。チャンピオンシップで優勝は出来ないでしょうけど、気分良くバイクに乗れて、自分がこうしたいという風にライディングするというのが、来年の目標ですね。」


Alvaro Bautista Discusses Return to Aprilia in 2015- MotoGP Racing News