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★TZ750を現代に蘇らせるとこうなる

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元々はリアリティーショーのTV番組から生まれた企画で、ウェイン・レイニー、テリー・カージス、リチャード・ヴァーナーらによるヤマハベースのカスタムマシンを作るというものの中から生まれたこのバイク。

Mule Motorcycles製でビルダーはリチャード・ポロック氏 ポロック氏はChampions MotoやVarner’sカスタムバイク、アパレルメーカーなどと仕事をしてきた人物。この3人が集まった時に見ていた雑誌に乗っていたTZ750がそもそものアイディアの発端だとか。ベースは2004年型のR1のスーパーバイクのバックアップマシン。なお車両は2013年のMotoGPのレースウィーク中にレイニー宅にて披露され、ケニーロバーツやヤマハの中島さんなどから称賛されたとのこと。

どうせならGPRのステダンではなくてオーリンズのステダンのほうがいいような気が。。

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 リチャード・ポロック

「ベースとなったR1を完全にばらしたんだけど、フレームのジオメトリーを1から考える気にはならなかったので、元のフレームのジオメトリーでチューブフレームを作ったんだ。これには約8ヶ月を要した。コンセプトはアップグレード版のTZ750 。現在の技術を使ってTZ750を組み上げたらどうなるか?ということをやってみたんだ。このバイクを作る上で最も苦労したのは全てのエレクトロニクスなどを収めること。これはもう悪夢だったね。ほとんどそういった類のスペースが無いのでまるでパズルみたいだったよ。」

 

「その場にいたケニーやナカジマ、ロバーツと働いていたチャック・アクスランド、ダーク・デブズからフィードバックを貰いたかったんだよ。ケニーがこのバイクを見て”こりゃたまげた!コイツに相当時間をつぎ込んだな!”って言っていて、ナカジマは凄く関心してくれてね。もし何か間違った事をしていたら教えて欲しいと思ったんだ。デブズはエアボックスインテークスクープの拡大といくつかの電子パーツ類の搭載位置の変更を提案してくれたりね。誰からも大きな批判らしいものは出なかったけど、彼らが本当のところどう思っているかはわからないね(笑)こんなことを考えて実行するヤツは他にいないだろ?」」

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ECUはフェアリング内部に収まっており、配線ボックスはフレーム左側に、テールにリチウムイオンバッテリーを搭載する。ホイールは18インチのハーレーXLCRのもの。ブレンボのラジアルマスターシリンダーとモノブロックキャリパーを装備。ブレーキデイスクはNASCARに使用されているUltra Lite Brakes製のチタニウムディスク。一枚$1,100する高価なものだが、通常のスチール製のものよりも30%軽量。

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The Yamaha TZ750-Inspired YZF-R1 Custom That Saved U.S. Roadracing

Mule Motorcycles, Richard Pollock: Custom bike builder