★スズキ 2017年からMotoGPにサテライトチームを投入？

スズキがサテライトチームを走らせるほど余裕があるのかというと、けしてそんな事は無いと思いますが、ドルナの方針からすると確かにサテライトを走らせろという要求をして来そうです。ドプニエ選手も以前サテライトチームが無いと開発スピードで他のチームに追いつけないというような話をしていましたが、単純にグリッド上にスズキのマシンが4台も並ぶとなるとスズ菌としては嬉しい話です。

スズキはMtotoGPクラスにおいて、ファクトリーチーム以外にサテライトチームを走らせるというドルナからのプレッシャーに今後さらされていくだろう。スズキMotoGPチームのボスであるダヴィデ・ブリビオによると2017年にスズキはファクトリー2台、サテライト2台での4台体制での参戦を検討しているということだ。

ダヴィデ・ブリビオ
「知ってのとおりスズキはいつも1つのファクトリーチームでやってきました。できることなら2台のファクトリーバイクという体制が望ましいです。しかしながら、将来的にはドルナからサテライトチームを出走させるということに対してのプレッシャーを受けるでしょう。2015年からはどう考えても不可能ですし2016年もおそらく無理でしょう。現段階ではマシン開発の最中ですし、そこにリソースをかなり取られていますからね。」

「将来的にあと2台のバイクを走らせることが可能なのかどうかを考えなくてはいけませんね。でもドルナが全てのメーカーにファクトリーとサテライトという体制での参戦を望んでいるということは明らかですからね。」

プロジェクトリーダーの寺田氏は、2016年に先立ってミシュランタイヤのテストを行っていることを認め、現状のところ良い結果が得られていると語った。

スズキMotoGPプロジェクト　プロジェクトリーダー寺田氏
「ミシュランタイヤのテストは既に開始しています。当然異なるタイヤですね。フロントもリヤもフィーリングが違うとライダーは語っていますがラップタイムはブリヂストンのものとそう変わりません。タイヤが異なるから新しいシャーシの開発が必要かと言われると、その必要は無いと思います。」

なお、GSX-RRの開発ライダーのランディ・ドプニエは、スズキの開発スピードのアップとホンダやヤマハ、Ducatiに対抗するためにサテライトチームを含んだ体制での参戦が望ましいと以前に語っている。

※少し前のニュースでドプニエ選手がサテライトチームを参戦させるべきと語っているインタビューです。↓

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