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★MotoGP2016年からのミシュランタイヤ切り替えに関するあれこれ

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2016年は共通ECUに加えて、タイヤサプライヤーがブリヂストンからミシュランに代わり17インチタイヤとなります。フロントタイヤの性格などもかなり変わるみたいなので、昔そんな話があったようにミシュランになるとマルケスは勝てなくなる?というような事もありえるかもしれません。 

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2016年にブリヂストンからミシュランにタイヤサプライヤーが変更となるのに合わせ、各チームはタイヤのテストを行っているが、異なる性格を持ったフロントタイヤにどのように適応していくのか?というのが見ものだ。ブリヂストンタイヤの明らかな特徴としてはその優れたフロントタイヤのパフォーマンスにあり、マルケスがコーナーエントリーでリヤタイヤを空中に浮かせながらリーンを開始しているなどのシーンを見れば明らかだろう。

 

「Moto2でこの乗り方は出来ませんでした。最初にMotoGPマシンのテストをした時に、このタイヤはかなりプッシュ出来ると感じたんです。ダンロップではハードに突っ込まずにコーナーの中間でスピードが落ちないようにスピードを乗せたエントリーが必要でした。ブリヂストンタイヤの場合は逆で、限界までプッシュしてエントリーすることになるので、コーナーの中間までスピードを残して行く事が非常に難しいんです。」
とマルケスは語っている。

 

ミシュランは1976年から2006年までに26のプレミアムクラスのタイトルを獲得しているが、ブリヂストンが参戦して以降急激に成績を落とし、2009年にシングルタイヤルールの適応を受けてMotoGPより撤退している。ブリヂストンはそれ以降MotoGPに参戦を続けているが、来年一杯でMotoGPを去ることになる。

 

ホンダ リヴィオ・スッポ
「ミシュランはMotoGPにおいても長い歴史がありますし、今回の話は驚くべきことではありませんよ。今までもブリヂストンのフロントタイヤのパフォーマンスは非常に優れたものでした。ですからライダー達にとって慣れるのはそれほど難しくはなかったのです。問題となるとしたら異なるタイヤの良いフィーリングを見つけられるかどうかというところでしょう。とはいえ、ミシュランはこの選手権での経験は豊富ですから、良いタイヤを供給してくれると思いますよ。もしライダー達に聞けば、もっとタイヤの本数があったほうが良いというでしょう。とはいえ正直なところ今の本数でも十分にやっていける状態です。インターミディエイトタイヤもありますが、このタイヤは特殊な状況下でないと使用出来ません。ですからこのタイヤに関して必要ないでしょう」

 

Ducati パオロ・チャバティー
「ミケール・ピッロとともにいくつかのテストを行っていますが、最初のフィードバックとしては非常に良いですね。リンも話しているように来年の最終戦の後のテストは非常に広範囲にわたり複雑なものになると思います。ですからホンダ、ヤマハ、Ducatiの3者でテストを共有するために、月曜のテストに3メーカー全てが参加しないほうが良いのではという合意に達しています。月曜のテストは15あり物流やコストの面で考えてもかなり厳しいでしょう。我々は必要なことは全て行いますし、ミシュランの経験があれば2016年のスタートは問題なく迎えられるでしょう。

 

ヤマハ リン・ジャービス
「ミシュランタイヤのテストはまだ始まったばかりです。実際にミシュランタイヤを使うまでにあと14ヶ月あります。テストに関しては物流が大きな課題になっていて、テストライダーだけではなく現役のGPライダーにもテストをさせたり多くのテストを設定する必要があります。カレンダーを見てどこにスタッフを配置するのか?どれくらいの追加人員がいるのか?などを考える必要があるんです。ブリヂストンがMotoGPから撤退してしまうので、ミシュランの参戦は非常に嬉しいニュースなんですが、テストのプロセスとしては非常に複雑になっていますね。」

 

来年はスズキとアプリリアが参戦し、最終戦ヴァレンシア移行に彼らのメンバーシップとMSMA (manufacturers' association)に対する議決権は有効となる。
今後のミシュランタイヤのテストは来年2月のセパンのオフィシャルテストからでタイヤサイズは17インチとなる。