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★スズキ いよいよ今週末から3年ぶりのMotoGP復帰!

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久々のMotoGP関連ニュースです。来年からスーパーバイクに参戦するランディ・ドプニエ元選手(現スズキMotoGPプロジェクトのテストライダー)が、スズキのファクトリーのみの参戦体制に警鐘を鳴らしています。
 
ドプニエ元選手は円満な形でMotoGPプロジェクトを去るわけですが、本当にお疲れ様でした。スズ菌として感謝は尽きません。
MotoGP自体はいよいよ今週末シーズン最終戦ヴァレンシアです。ドプニエ元選手もワイルドカード参戦しますんで、フリー走行から楽しみですね。
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ランディ・ドプニエはスズキがMotoGPカテゴリーにおいてホンダやヤマハ、Ducatiに対抗する為に、将来的にサテライトチームにマシンを供給してファクトリーチームと共に参戦する体制にすべきと語る。

 2015年スズキはMotoGPカテゴリーから2011年に去って以来の参戦となる。今回の復帰はファクトリーチーム1チームだけの参戦だが、GSX-RRの開発を主導したドプニエはメーカーはサテライトチームを、開発の後押し、ライバルとなる他メーカーに対抗するためにも採用すべきと語る。

 
ランディ・ドプニエ
「ホンダに比べると明らかに人が少ないのはわかるんですが、こういう場合は人が多ければ多いほど開発は捗りますから。スズキは2つのサテライトチームを用意して可能な限りデータを集めるべきですね。1つのファクトリーチームで2人だけのライダーで十分だとは思えません。ただ、資金面を考えると困難でしょうね。」
 
「ホンダ、ヤマハ、Ducatiはそれぞれサテライトチームを所有しています。そしてそれこそが彼らのアドバンテージでもあるんです。スズキもこの事実にしっかり目を向けていないと、カワサキのように1チームだけで開発が遅々として進まず。。という状況に陥ってしまうと思いますよ。」
 
「多くの人が来年MotoGPで走れないということに残念だったろう。というような形で声をかけてくれるんです。確かに残念ではありますが、スズキはこの事に関しては特に何の約束もしていなかったですし、Moto2出身の2人のライダー達は確かに速いライダーですからね。スズキに2年間を捧げてマシンを開発してきてきたんですから、もしこれが自分よりも遅いとか速さの変わらないライダーであれば納得しづらいでしょう。ただ彼らは明らかに自分よりもスピードがあると思えるライダーです。」
 
「スズキは今までに自分との約束を違えた事は一度もありませんし、理解出来ないような事をされたこともありません。ですから彼らと共にスーパーバイクに参戦しようと思ったわけですし、こうして最後までMotoGPマシンの開発に携わっているんですよ。」
 
「彼らに一度もウソをつかれたことは無いですし、今回の話は彼らの決断ですから自分が彼らに対して文句を言える事は何一つ無いんですよ。自分に対して常にオープンでしたしね。彼らは自分が来年からスズキMotoGPプロジェクトの一員では無くなると、今回の発表の前に教えてくれました。ですから自分としても何がやりたいのか?という事をしっかりと考える時間がありました。」
 
「嬉しい事に彼らは自分の仕事に満足していて、これからも違う形で一緒にやって行きたいと申し出てくれたんですよ。それでこうしてスーパーバイクで一緒にやって行く事になったんです。正直言ってMotoGPで10位とか12位で走るよりも、表彰台をかけて争うチャンスがあったほうが良いですからね。自分も来年で34歳になりますし、良い転機だったと思いますよ。」


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