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★MotoGP2014 日本GP決勝後プレスカンファレンス マルケス単独インタビュー

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日本GPの決勝後のプレスカンファレンスからの続きです。前半は英語、後半はスペイン語でのインタビューとなっています。が、管理人はスペイン語はさっぱりわからんので、音声を聞いてるだけでの翻訳は出来ません。(爆)そのため、前半の英語部分だけの中途半端な形になっていますので悪しからず。。

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ニック・ハリス
「2014年は素晴らしいライバルに恵まれました。ライバルから賛辞の言葉を受けていましたが、いつごろから総合優勝を意識し始めたんでしょうか?」

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マルク・マルケス
「こうやってライバルから祝福の言葉を貰うのはなんだか妙な感覚ですね。去年勝てたということでも十分に素晴らしいんですが、今年は物凄く大変な勝利でした。周りから見ると凄く簡単に勝っているように見えるかもしれませんけどね。去年はルーキーだったからプレッシャーが無かったんですよ。ミスを冒してもしょうがないで済みますからね。」

「今年は前半はほとんどミスもなく良い走りでした。そこで積み重ねたポイントの貯金でもって、ミサノやアラゴンでリスクを冒せたと言えるかもしれません。これはまた来年にむけて勉強することですね。自分はいつも笑顔でいるから勝利が簡単だったと思われがちですが、常に高いレベルと高い集中力を維持するのはとても大変なんです。皆が自分に対して期待している、待っているというのを知っているということのプレッシャーは物凄いものがあります。」

 

ニック・ハリス
「シーズン全勝するかもと言って自分にプレッシャーをかけていたようにも思いましたが。(笑)」

マルク・マルケス
「シーズン当初は本当に調子が良くて気分が良かったのでね。ホルヘは苦しんでいたしヴァレンティーノは強かったけど勝つことが出来てましたから。ダニも同様に苦しんでいましたしね。でもレースは最後まで何が起こるかわかりませんからね。どこかで怪我をするかもしれないしアラゴンのような事が起きるわけですし。シーズンを通じてのミスは最小限に抑えなければいけませんからね。ホンダにはとにかく感謝したいですね。今のチームを与えてくれて。こういうのは凄くモチベーションが高まるんですよね。おかげでボックスの中の雰囲気は最高でしたし。ホンダのサーキットでタイトルが獲れて本当に嬉しいですね。」

 

ニック・ハリス
「そういえば今年はあなたはダートバイクでの練習で腓骨を骨折した状態でのスタートだったんですよね。」

マルク・マルケス
「そうですね。大変なスタートでしたね。多くの人が馬鹿なヤツだという反応でしたけど、でも速くなるにはトレーニングが必要だしリスクを冒さないといけないですからね。確かに怪我をしていましたけどカタール開幕に間に合わせることが出来たし、とても集中できていました。なおかつ優勝出来たことで大きな自信を得ることが出来ました。その後は常に良いペースでレースが出来ましたし、そこから得た自信をさらにアドバンテージにすることが出来ました。」

 

ニック・ハリス
「現状で4つの世界タイトルを保持しているわけですが、ヴァレンティーノの記録まであと5つですね。素晴らしいキャリアですね。」

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マルク・マルケス
「とにかく嬉しいですね。もしかすると自分が何をしているのかわかっていないだけかもしれませんけど。すでにワールドタイトルに勝ったんだと言われてもいまいち実感が沸かないんですよね。でも、もっともっと勝ちたいですね。ライダーにとって勝利の数は十分というものはありませんからね。でも今はこの瞬間を楽しみたいですね。将来は何が起こるかわかりませんから。来年に向けてもっとレベルを高めていきたいですね。」

ニック・ハリス
「ありがとうございます。それではフロアからの質問をどうぞ」

 

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Q
「まずは優勝おめでとうございます。いつ今日のようなサムライスタイルの祝賀を思いついたんですか?」

マルク・マルケス
「一ヶ月前くらいですかね。デザイナーと相談してサムライをヘルメットにあしらったんですよ。サムライのスピリットが好きだからね。その後今日のようなアイディアが出てきたんですが、その時点では自分はそういうのはいいよって感じだったですよ。やるならやっていいけど自分は座ってるだけだよってね。今日のレース後は弟だけコース脇から出てきたんで妙だなと思ってたんですけど、ピットロードに戻るまえにあそこに行ってどうこうっていう今日の流れの指示を貰ったんですよ。でも自分はサムライの物凄く正確で緻密なところが好きだから嬉しかったですね。まぁ自分は正確ではないけど、出来るだけそういう風にしようとは思っているんですよ(笑)」

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Q
「今日までホンダはこのサーキットでワールドタイトルを獲得したことがありませんでした。ヤマハはヴァレンティーノと、Ducatiはストーナーと。今日はあなたにとってどのような意味がありますか?」

マルク・マルケス
「自分としてはホームレースのアラゴンで決めたかったんですけど上手く行かなかったので、2度目のチャンスのここでと思っていました。ここならホンダのチームの皆がいますからね。でもここではレース前に本田技研の社長の伊東さんに合って、君が優勝するところだけを見に来るからなと言われて、凄いプレッシャーだったんですよ。パルクフェルメに彼がいたのでメカニックにするみたいにハグしてしまいました。(笑)」

 

Q
「今日もライバル達があなたの去年と今年のレベルの違いを述べていましたが、自分ではどう感じていますか?」

マルク・マルケス
「主に経験ですね。シチュエーションをコントロールする力、バイクを操る力、ミスを少なくする力ですね。それにホンダは自分のライディングスタイルにあったシャーシを用意してくれました。これに関してはさらに向上させていくことが当然必要ですけどね。レース前のプレシーズンで怪我をしていたとはいえ自分のシチュエーションに集中してこれました。経験を重ねたことで多くの物事がより容易に出来るようになりましたね。去年のデータもありますから、このサーキットで速く走るにはどこをどうするというデータがあったのも助けになっています。とはいえ、まだこれからも進化していかないと。と思います。」

 

Q
「弟のアレックスは今日のレースでチャンピオンシップにおいて大きなアドバンテージを稼いだと思いますが、彼に何かアドバイスはありますか?」

マルク・マルケス
「今日のレースに関しては凄く良かったと思います。でも彼にはあまりプレッシャーを与えないようにしたいと思っています。彼はまだ18だしね。彼の事を凄く誇りに思っているんですよ。彼は十分に状況をコントロールしているし、残りの3戦は彼をしっかりとサポートしたいと思っています。でも彼は彼のチームがサポートしてくれるだろうし、自分はこれからの日曜は目一杯MotoGPを楽しもうと思います。」

 

Q
「今日はレースに勝つことではなく、チャンピオンシップで勝つことを意識していたと語っていましたね。残りの3戦はプレッシャーからも解放されて伸び伸びとレースが出来ると思いますが、残りの3戦はどういったことを達成したいですか?」

マルク・マルケス
「今日はとにかく大変だったんですよ。ミサノ、アラゴンと続けてミスをして今回もミスをしたら。。世界の終わりではないけど自信を失ってしまいますからね。1コーナーでは多くのライダーが入り乱れてて凄く怖かったんですよ。最初はとにかくプレッシャーを感じて硬くなってしまっていました。でもその後は気持ちを取り直して集中して走行出来ました。」

 

「その後はホルヘのことは全く考えずに、ヴァレンティーノがレースをリードしているんだと考えました。それでいつものように残り8周でアクションを起こすようにして、残り7周目で彼を抜いてギャップを広げようとしました。最初にもう少しプッシュしていればホルヘを追うことも出来たかもしれませんが、彼は今日のターゲットではありませんでした。これからの3戦はもちろん優勝を狙っていきますよ。ヤマハはこれからフィリップアイランド、マレーシア、ヴァレンシアと強いですけどね。」

 

Q
「来年から色々とまた変わるわけですが、それに備えてどういった準備をしていますか?」

マルク・マルケス
「来年のバイクはブルノで試していますが、良いことはベースの部分が良いということですね。でもヤマハがどんどん速くなって来ているので、もっと頑張らないとまずいですね。」

 

ニック・ハリス
「ありがとうございました。それでは英語の質問はここまでにして。。おっと次の質問もありますか?パオロ、イタリア語ですか?」(※ニック・ハリスがパオロと言っているのは、Ducatiのパオロ・チャパティかと思われます。)

Q
「いや、英語で聞きたいと思います。Moto2での事故の影響で物が二重に見えるようになる問題がありましたね。その時は自分のキャリアが終わってしまうという恐怖はありましたか?」

 

マルク・マルケス
その瞬間は自分のキャリアで最も辛く長い5ヶ月でしたね。6、7人のドクターに会って何が問題なのかを調べたんです。ドクターは将来的には良くなるかもしれないけど、またバイクに乗れるという保証は出来ない。でも希望を捨てるな。ポジティブな気持ちを持って。と言っていました。そんな状態からモトクロスバイクに乗ろうかとしたんですけど、当然無理でした。それから手術を受けて徐々に良くなって。。今は本当にそのドクターに感謝しています。またバイクに乗る機会を与えてくれて、自分にとって最高の趣味を楽しめるようにしてくれて。その5ヶ月で学んだのは【今の瞬間を楽しむ】ということです。将来は何が起こるかわかりませんから。

 

ニック・ハリス
「それではスペイン語での質問をどうぞ。」
※管理人はスペイン語はさっぱりなので、翻訳出来ません。。あぁやはりスペイン語も勉強せねば。。

 

ニック・ハリス
「改めて2014年のチャンピオン獲得おめでとうございました。」

 

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