★MotoGP2014 ミサノGP決勝 4位以下選手インタビュー翻訳
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ミサノGPの表彰台以下の選手のインタビューをまとめました。ルール上のメリット(エンジン開発やテストの自由度が高い)があるにしても、最近Ducati勢が強いですね。次のアラゴンでは新型エンジンやシャーシもおそらくドヴィヅィオーソ機には搭載されるでしょうから、ひょっとすると表彰台行けるかもしれませんね。
ヤマハもサテライト勢が好調な中、ホンダは最近サテライト勢が元気無いですね。
Q
「今日のレースは良いスタートで先頭集団にもガッチリと食らいついて行きましたね。最後の最後はダニ・ペドロサと素晴らしいバトルもありました。」
ミサノGP4位 アンドレア・ドヴィヅィオーソ
「いやもう最高ですね。トップとわずか5秒差ですからね。ホームでこういうレースが出来るのは嬉しいです。今日は表彰台獲得を目指して戦ったんですが、あと一歩でした。毎周100%の力で周回しましたよ。ダニの最終5周のタイムが非常に速くて付いて行くことができませんでした。表彰台を獲得して追われれば最高のレースになったんですが、今一番大切なターゲットはトップとのタイム差ですからね。」
Q
「次のアラゴンではシルバーストーンなどに続いて、良い結果が出せると思いますか?」
ドヴィツィオーソ
「アラゴンは変なレイアウトのトラックですよね。まぁそれはともかく、アラゴンでは新しいエンジンとシャーシを使えると思います。」
Q
「1つ確認させて下さい。それは既存のバイク(※管理人注 多分メインバイクのことかと。)に新しいシャーシとエンジンを使うようになるのか、それとも2台のマシンに新しいシャーシとエンジンを使うようになるんでしょうか?」
ドヴィヅィオーソ
「まだハッキリとは決まっていません。火曜日にアラゴンGPの前にテストを行うので、その結果をみて決定するつもりです。」
Q
「今日は素晴らしいレースでした。今日はフロントロースタートの中こういう結果でしたが、あなた自身はもう少し表彰台に上がったライダー達とバトルしたいと思っていましたか?」
ミサノGP5位 アンドレア・イアンノーネ
「そうですね。結果は良かったとは思いますが、もう少しバトルしたかったですし、出来るとも思っていました。タイム自体はずっと悪くなかったんですよ。今日はおもにドヴィヅィオーソとのバトルになったんですが、彼のほうが速かったですね。自分のDucatiのエンジンがもう少し良ければね。とはいえ今日は全力で戦ったので、このポジションには満足しています。トップのヴァレンティーノとのタイム差も少ないですからね。今年の中ではベストと言えるレースだったと思います。」
Q
「今日は結構暑い中のレースでしたが、あなたにとってはどうなレースでしたか?」
ミサノGP6位 ポル・エスパロガロ
「今日はWUPでかなり調子が良かったんで自信があったんですよ。ただ決勝に関してはなぜだかわからないんですけど、タイヤのグリップが悪くてね。リヤも動いてしまうし、フロントは壊滅的な状況というか本当に酷かったんですよ。最初は燃料が満タンだからだと思っていたんですけど周回を重ねても症状が収まらないので、これはなんとかやるしかないなと。。イアンノーネに付いて行くのは苦労しましたよ。この状況では6位という結果は悪くないですね。」
Q
「次のアラゴンはホームレースとなりますが、見通しはどうですか?」
ポル
「そうですね。良く知っているトラックだし自分の家とも近いしね。色々と有利な状況は多いかもしれませんが、MotoGPのレースは毎戦非常にタフですからなんとも言えませんね。現状はチャンピオンシップでの順位を意識してレースを進めて行きたいですね。」
Q
「今日はかなりの暑さのレースとなりましたが、今日はどうでしたか?」
ミサノGP7位 ブラッドリー・スミス
「去年に比べたら良い順位ですけど、7位は正直言って喜べる順位ではありませんね。Ducati2台の後ろでしたし、ただ確実に改善が進んでいることは間違いないですね。今後はファクトリーチームと強力しながらホルヘやヴァレのデータから何かしらのフィードバックを受けて、マシンのパッケージ全体での戦闘力を上げたいですね。今日は2周目のターン7でミスをしてしまって3秒はロスしましたね。それでポルと少し離されてしまったと思います。次はアラゴンですが、トラックコンディションが暑い時に問題が起きるということは変わっていないので、その部分を改善を進めて行きたいと主います。」
Q
「暑い時に起きる問題というのは、コーナーの中頃で起きるのか立ち上がりでスピンするとか、どういったことでしょうか?」
スミス
「色々と組み合わさっているんですよね。コーナリングスピードを高く保てないというか。もう少しストップ&ゴーに近い走り方が出来ないとダメなんですよね。ただ、これはM1には合わない走り方でもあるんですよね。ただ、メカニックは非常に頑張ってくれていて確実に良くなってはいますね。」
Q
「今日は暑いタフなレースでしたが、カル・クラッチローと良いバトルをしていましたね。」
ミサノGP8位 アルヴァロ・バウティスタ
「今日はカルやヨニー・ヘルナンデスと良いバトルが出来ましたね。バイクの調子が良くて、今日のこのコンディションでこういうレースが出来たことは自信に繋がりますね。シルバーストーンではリタイアしてしまったので、こうやってレースを終えられるのは嬉しいですね。バイクに対して自信が持てるようにセッティングを詰めていくことが重要です。」
Q
「今日はバウティスタとのバトルが多かったですね。どうでしたか?」
ミサノGP9位 カル・クラッチロー
「正直なところガッカリしています。練習で出せていたようなタイムが出せませんでしたね。最初の10周〜20周にかけてかなりのロスをしてしまいました。バウティスタやアレイシとは良いバトルが出来たことは確かですが、チームメイトのDucatiからは遥かに離されてしまいましたね。ミスによって10秒はトータルで失っていますし、2周ほどタイヤとリムがスピンしてしまったトラブルでスローダウンせざるを得なかったですね。」
Q
「次のアラゴンに向けては何かしらポジティブな内容はありますか?実際にアラゴンは好きなトラックなんでしょうか?」
クラッチロー
「レースを確実に終える事が出来て、10位以内だったというのは確実にポジティブな内容ですね。」
Q
「あなたのライディングスタイルとDucati、アラゴンには合うでしょうか?」
クラッチロー
「アラゴンは好きなトラックなのでそう願っていますね。過去の成績自体は良いし、より流れるようなコーナーが多いので自分のライディングスタイルにも合ってますからね。Ducatiはブレーキが強力なので、その部分のベネフィットを引き出せればと思います。」
Q
「今日は残念な結果になりましたね。なぜ転倒してしまったのか教えてくれますか?あと怪我は大丈夫ですか?」
ミサノGP15位 マルク・マルケス
「予選まではヤマハについていくのに苦労していたんですけど、今日のWUPでは改善出来たんですよ。決勝でもフィーリングは良くてヴァレンティーノに付いていくことが出来たんです。転倒のあの瞬間はフロントを縁石に乗り上げてしまって滑ったんですよね。あれは完全に自分のミスでしたね。ただ、その後バイクを起こして完走してポイントを獲得することが出来ました。チャンピオンシップは何が起こるかわからないですから、まぁ大事なことですよね。次はアラゴンの事を考えないといけませんね。」
Q
「次にアラゴンではチャンピオンシップ優勝が決定する可能性もあるわけですが、どう思いますか?またトラック自体は好きなんでしょうか?」
マルケス
「アラゴンはお気に入りのトラックの一つですね。毎戦と同じようにベストを尽くしたいと思います。これからは少し意識を変えて、なるべく速くチャンピオンシップ優勝を獲得出来るようにレースをしていきたいと思います。」