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★ウィルコ・ニーレンバーグ「ロレンゾがフロントにハードタイヤを履いたのはギャンブルだったが、試す価値はあった。」

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プレスカンファレンスでも「タイヤが合わなかったが、タイヤの問題が無くてもロッシに付いて行くことは出来なかっただろう。」と語っているロレンゾ選手ですが、タイトルが狙える位置では無いからこそ、来年に備えて色々と試すのもありかもしれませね。

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ファクトリーヤマハチームのボス ウィルコ・ニーレンバーグによると、ロレンゾのミサノGP決勝でのフロントタイヤの選択はギャンブルではあったが、試す価値があるものだったとのこと。ロレンゾはミサノGPで3位表彰台を獲得、28周の周回数で行われたミサノGPにおいて、フロントにハードタイヤを選択した唯一のライダーであった。

 

ロレンゾはFP4でコンスタントに速いペースを刻んでいたことから、ほぼ同じ気温の中行われた決勝においてもハードタイヤがベストの選択だと自信を持っていた。
しかし数周のリードの後、チームメイトのヴァレンティーノ・ロッシに付いて行くことが出来なかった。

 ウィルコ・ニーレンバーグ

「去年はハードタイヤで優勝していたんですよ。そのときのタイムは素晴らしいものだったし、現状失うものは何もないですからハードタイヤを使ってみようということになったんですよ。現在チャンピオンシップでは4位ですから、特に得るものも失うものもないですからね。実際ロレンゾもハードタイヤが気に入って彼自身の決断でハードタイヤを使用したわけですしね。ただ、結果的にはうまくいきませんでしたね。」

 

「ヴァレンティーノは終始素晴らしいペースだったし、二人共ソフトタイヤを履いた時はヴァレンティーノのほうがタイムが良かったですからね。フロントタイヤについて文句をいうよりも、ヴァレンティーノが優勝して当然だったということでしょう。シルバーストーンではハードタイヤは全く使わなかったんです。」

 

「ミサノGPのFP4では、ロレンゾ自信も凄く良い感触だったようですが、なぜか同じフィーリングが決勝では得られなかったようですね。直線からのハードブレーキングにおいてはメリットがあったようなんですが、ターンが上手くいかなかったようです。」

 

ブリジストン 東氏

「フロントタイヤは非常に重要です。速く走るためにはライダーはフロントタイヤのグリップやフィーリングに絶対的な自信を感じることが必要不可欠です。リヤタイヤが暴れたりスライドするのはともかく、フロントタイヤからは100%の自信を感じられなければいけません。」

 

「フロントタイヤのチョイスは、ライダー自身のスタイルやセットアップによって異なります。今回の場合、ホルヘはハードタイヤで良いフィーリングを感じていたということです。なぜ近年ミディアムタイヤのほうがハードタイヤよりも、推奨されるかというと、マシンキャラクターの変化や、路面の変化、ドライコンディションにおいてのセッティング時間の短縮などがあります。ロレンゾはレースで3番手タイムを記録していますし、ラップタイム自体もコンスタントなものでした。ですからハードタイヤも今年のMotoGPにおいては良いオプションであると言えると思いますよ。」

MCN