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★MotoGP2014 インディアナポリスGP プレスカンファレンス全文翻訳

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恒例の決勝後プレスカンファレンスの全文です。

破竹の勢いのマルケスと、結果が出てちょっと安堵したような表情のロレンゾ、満足気なロッシでした。

 

ニック・ハリス

「今まで見てきた色々なクラスのレースの中でも最高の序盤6周でした。マルケス選手が新たな勝利をしたわけですが、まるでMoto3のような混戦のレースでしたね。」

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マルク・マルケス
「序盤は凄くエキサイティングな展開でしたね。スタートはいつもどおりあまり良くなかったんですが、今日はトラックの温度が物凄く高かったので特にフロントタイヤの感触がちょっと異なっていました。最初の10周はヴァレンティーノの後ろでじっとしていて、ホルヘがアタックを始めたのを見てここだと思い二人を抜きました。0.1秒ずつギャプを広げていき勝利することが出来ました。」

 

ニック・ハリス
「10勝目ですね。」

 

マルケス
「そうですね。非常に気分が良いです。サマーブレイクの後にこうした結果が出せて嬉しいですね。このトラックではヤマハがホンダにかなり接近していましたが、こうして勝つことが出来ましたね。」

 

 

ニック・ハリス
「ブルノはどうでしたか?インディアナポリスとは異なると思いますが、良いテストになりましたか?」

 

マルケス
「そうですね。トラックコンディションがそこまで良くなかったので、凄く良いテストが出来たかというとそうでもありませんが、色々とデータを得る事が出来ましたね。ただブルノではホルヘもヴァレンティーノもペドロサも強いと思うので簡単に勝てるとは思っていません。」

 

ニック・ハリス
「ありがとうございます。10戦10勝のマルケス選手でした。次は2位表彰台のロレンゾ選手。マルケスを止め、追いつくために全てをかけてきたという感じでしょうか。」

 

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ホルヘ・ロレンゾ
「そうですね。今日はスタートはそこまで悪くなかったんですが、最初の3コーナーくらいまでで順位を落としてしまい、レースを少し遠い位置から始める事になってしまいました。いつもであれば良いスタートを切ってそのままレースを続けていくわけですが、今回はかなり挽回する必要がありました。バイクは少しずつ良くなっていたので自信を持って走行が出来ました。」

 

「今日のマルクは序盤はそこまで速くないようだったので、ポールポジションで良いスタートが切れていたとしたらそのまま逃げ切る展開が出来たと思いますが、マルクがヴァレンティーノを抜いた時は非常に良いペースで走行していましたね。その時点ではマルクに追いつくのが不可能なくらいのギャップになってしまっていて、ブレーキングはヴァレンティーノのほうが強力だったのでヴァレンティーノをパスするのに手間取ってしまいました。自分とマルクのペースは似たようなものだったんですが、彼を抜き返せる位置ではありませんでした。」

 

「このコースはヤマハのほうが得意なレイアウトでしたが、それはさておきヤマハのマシンはどんどん良くなってきているので、近いうちにホンダのマシンと互角以上に戦えるようになると思います。」

 

ニック・ハリス
「次はブルノですね。」

 

ロレンゾ
「そうですね。ザクセンでは勝ったことが無いし、ここでは1勝しかしたことが無いですが、良いレースをしたいといったところですかね。」

 

ニック・ハリス
「ありがとうございました。それでは3位のヴァレンティーノ・ロッシ。2列目スタートからこれ以上ないというような良いスタートでしたね。」

 

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ヴァレンティーノ・ロッシ
「そうですね。過去のロン・ハスラムのようなロケットスタートでした。1コーナー目の前に1列目にいることは物凄く重要なんですよね。今日は調子が非常に良くて全体的に凄く良いライディングが出来ましたね。1位をキープして走ろうと思ったんですが、今日のマルクもホルヘも良いペースでしたね。1位に立った後にギャップを開こうとしたんですが、今日はホルヘのほうがペースが良くて引き離す事が出来ませんでしたね。とはいえ今日のレース結果は満足しています。3位という順位もそうですし、ホルヘやマルクと凄いバトルが出来たというのも良かったですね。またこのコースは苦手なコースで近年良いリザルトが無かったので、単純に嬉しいですね。」

 

ニック・ハリス

「次はブルノですが、どうですか?」

 

ロッシ
「ブルノは得意なコースですし、もの凄く重要な一戦になるでしょうね。自分がキャリアの中で初勝利を遂げた場所でもあるしね。去年に関してはかなり苦戦した場所なので、今回のように練習走行の段階からマシンをしっかりと調整して自分のライディングスタイルも調整しながら調子を上げて行きたいと思います。」

 

ニック・ハリス
「ありがとうございました。それではフロアからの質問をどうぞ。」

 

Q
「ロレンゾに質問です。夏休みの後のレースで良い結果を出す秘訣は何でしょうか?」

 

ロレンゾ
「休み前のザクセンの段階から調子は良かったんですが、今日のレースの1コーナーはマルケスやダニと比較すると自信が無かったので、そこで数秒ロスしてしまったと思います。ホンダのほうが難しいコンディションでの安定性があるような感じがするんですよね。最終的には彼らと似たようなペースで走ることが出来るようになりましたけど。夏休みの間もトレーニングはしっかりと続けていましたし、数年前は調子が悪い時はそのままでしたけど、今ではレースの中で徐々に自信を深めていってポジションを回復していくことが出来ますからね。」

 

Q
「ホルヘに質問です。今回のレースは今年に入ってからのベストなレースだったのでは?」

 

ロレンゾ
「ベストで言えばムジェロですね。最高のスタートと最高のレースでしたから。それを考えるとこのレースは今年2番目の良いレースだったと思います。」

 

Q
「二人をオーバーテイクした内容について教えて下さい。」

 

マルケス
「あれは2コーナーでしたね。ヤマハがストレートで速くてホルヘにスリップストリームで抜かれてしまいました。2コーナーでホルヘを抜き返そうとしたんですが、難しく代わりにヴァレンティーノのラインがワイドになったのでインに飛び込みました。2コーナーで自分も少しワイドになったんですが3コーナーで戻ってという感じですね。ホルヘも良いペースで走っていたので、あそこが抜き時だと思ったんですよ。」

 

ニック・ハリス

「他に質問はありませんか?」

 

Q
「マルクに質問です。今年の素晴らしいシーズンについてどう思っているか聞かせて下さい。」

 

マルケス
「実のところ毎回今回は2位になるかも、3位になるかも、セットアップで苦戦するかもといつも思うんですよ。でも毎回マシンの調子も良いし毎レース楽しいんですよね。チームも最初の1勝のように喜んでくれますし。次のブルノ、シルバーストーンではヤマハが得意なコースなのでどうなるかわかりません。とはいえ毎回全力を尽くして勝ちにいくという事はかわりません。」

 

ニック・ハリス

「他に質問はありませんか?それでは2人共、おっと失礼、3人共ありがとうございました。」