★MotoGP2014 アメリカズGP(オースティンGP) ブリヂストンレース前プレビュー
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いよいよ11日から開催されるアメリカのオースティンGPですが、毎度恒例のブリヂストンによる詳細なプレビューをご紹介します。
今回もフリー走行、予選から詳細に記事や各ライダーのインタビューをお伝えしようと思いますのでお楽しみに!
オースティンサーキットは全長5.513km。あらゆる種類のコーナーと、GPカレンダーの中で最長のストレートがあることが、このサーキットを最もテクニカルなサーキットの一つにしており、ライダーとタイヤにとっても大きなチャレンジと言える。
高速でRの大きなコーナーはタイヤに高いエッジグリップを要求し、同時に多くの加速ゾーンではタイヤのセンター部分のグリップと同時に耐久性が必要となる。
1200mにも及ぶバックストレートでの最高速度は350km/mに達するため、その後に続く12コーナーへのエントリーの際のハードブレーキングにおけるフロントタイヤの安定性が非常に重要になる。
サーキットレイアウトとして、リヤタイヤの左右のショルダー部分にかかる負担は同程度であるが、16-18コーナー、6コーナーのような高速の右コーナーがあるため、左コーナーのほうが多いにも関わらず、タイヤ右側の温度のほうが高くなる。
こうしたサーキットの性格を鑑み、左右非対称のタイヤで右側部分だけ少しハードなゴムを使用したタイヤが供給される。
オープンクラス/Ducatiにはソフトとミディアムタイヤが、ファクトリーオプションにはミディアムとハードのリヤタイヤがそれぞれ供給される。
高速コーナーにおけるフロントの役割は重要であるため、フロントにはミディアムとソフトのタイヤが供給されることとなる。
ブリヂストンのヤマダ氏
「昨年の初開催は大成功でした。北米は非常に重要なマーケットですので、こうしてアメリカに戻ってこれた事を嬉しく思います。カタールでは実にエキサイティングなレースが展開されましたので、ここオースティンでもファンが喜ぶようなスリリングなレース展開を期待しています。」
「このサーキットは多くのコーナーと長いストレート、パッシングポイントもあります。各チーム昨年のデータもありますから、フリープラクティスから良いペースで進むんじゃないでしょうか。」
ブリヂストンのアオキ氏
「今年で二回目となるオースティンGPですが、様々な種類のコーナーがあるので、タイヤ開発にとっては非常にチャレンジングなサーキットですね。」
「タイトな低速コーナーと高速コーナーの組み合わせは、フロントエンドのフィーリングが重要になり、同時に高いコーナリングスピードの維持も必要です。フロントタイヤは高い安定性と同時にグリップを実現する必要があり、リヤタイヤには低速コーナーからロス無く立ち上がれるグリップも必要です。」
「高速の右コーナーがタイヤにとって非常にシビアなので、ここではブリヂストンは左右非対称のタイヤの右肩部分のゴムにハードなゴムを使用したタイヤを用意します。」
(情報元 www.cycleworld.com)