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★MotoGP2014 カタール 2016年からの統一ソフトウェアについて、各メーカーが語る。

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2016年から、各参戦チームはドルナ提供のソフトウェアの使用が必須となるわけですが、カタールのフリープラクティス1回目の後に、各チームのインタビューが出てましたのでご紹介します。

 

当初、統一のソフトウェアに強烈に反対していたHRCは今回のルールについて「良い」とは言ってませんが、全体的には肯定的な意見ですね。

ヤマハは安全性の面で課題が残るとし、DUCATIは全面的にルールの統一化に賛成といった感じですか。

 

 

 

★リヴィオ・スッポ (HRC

「全チームが統一されたソフトウェアを使用し、開発を凍結するというアイディアには我々は反対の立場です。」

 

「もう一つのアイディア(※今回発表された2016年からのルール)の、全チームが統一されたソフトウェアを使用し、各メーカーが開発に協力し、その開発データを互いに共有するというもの。こちらの考え方の場合、今までの独自開発の時のように開発の中で見つけたアドバンテージとなる点などを秘密にしておくことは出来なくなりますが、各メーカーが開発に参加出来るというルールの場合、常に改良と進化のドアが開かれているわけです。」

 

「ホンダは新しいテクノロジーを学び続ける事が出来ますし、若いエンジニアに教育していくことも出来ます。開発出来る余地を常に持ち続けるということはホンダにとっては非常に重要なことなのです。」

「新しいルールの場合、この開発の余地が残るため、各メーカーは開発への進言やアイディアを自由に出し、他メーカーとこういった内容を共有出来るようになります。」

 

★ツジさん (ヤマハ

「もしバイクを早くするためにソフトウェアのパフォーマンスの開発を凍結するなら、それは可能です。しかし安全面は別問題で、常にライダーのためにアップデートが必要です。」

 

「時には開発の凍結は良い結果を招くこともありますが、安全性の問題を同時に考えるとなると良くないとも言えます。まだまだ引き続き協議が必要なので、オースティンGPの際に各チームと話合いたいですね。」

 

★パオロ・チャバッティ(DUCATI

「タイヤにしろソフトウェアにせよ、こういった規則は各チームの実力を平均化するためのものであるわけだから、全てのチームが同じツールを使用するということが重要だと思っています。まぁ、ファクトリーチームのほうがより多くのエンジニアがいるわけですからね。

 

「今回はいくつかのオープンクラスのチームが非常に速いですが、今後はさらに選手権をより開かれたものにするためにも、ファンに楽しんでもらうためにも、出場する全チームの実力を平均化する仕組みが必要だと思いますよ。」