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★MotoGP2017 アレイシ・エスパルガロ ロングインタビュー

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アプリリアのチームローンチの際に、アレイシ・エスパルガロ選手が今後のアプリリアでの期待、スズキを去るきっかけとなったイアンノーネ選手加入などについて語っています。こういう話を聞くとなんとか良い方向に行って欲しいと思わずにはいられません。 f:id:teletele916:20170305225642p:plain アレイシ・エスパルガロはアプリリアの新たなMotoGPライダーだ。彼はファクトリーがあるノアーレで新しいバイクの発表の後に、スズキを離れた後の思いを語った。彼は2016年の厳しいシーズンから、新たなパッケージで全てを引き出す事に集中している。


Q

「バイクの新しいカラーリングは良い色ですね。」

アレイシ・エスパルガロ

「格好いいですね。このカラーリングは好きです。より輝いて見えます。昨年のバイクも良かったですけど輝いてはいませんでした。自分はこっちのほうが好きです。パット見てわかりますし、イタリアの国旗のイメージも強いです。ホームプロジェクトのように感じます。」


Q

「フィリップアイランドのテスト結果からすると、上手くいっているようですね。」

アレイシ・エスパルガロ

「ええ、悪くないですよ。まだ作業が必要ですけど、自分が想像していたよりもずっと素晴らしいですよ。このプロジェクトは本当に良い形でスタートしました。やることは沢山ありますが、このバイクは皆が予想していたよりもずっといいものですよ。」


Q

「どうやらバレンシアですぐバイクに慣れたみたいですね。何が驚きでした?」

アレイシ・エスパルガロ

「自分にとっては初めてのバイクでの1周目は本当に重要なんです。何もかもが違いますからね。そうした事が問題にならず、素晴らしい1周目で12位になることも出来るかもしれません。もしくは、最初の1周は最悪で、その後に人生で最高のバイクになっていくか。ただいずれにしても第一印象は重要なんです。そしてバレンシアでの1周目の第一印象は本当に良かったんです。物凄く安定した状態で、深くまでブレーキングが出来ました。これが自分にとっては非常に重要なことなんです。」


Q

「2017年にフロントタイヤはそこまで大きく変わっていません。でも昨年よりもかなりプッシュ出来たということですよね。アプリリアはスズキとは違いますか?」

アレイシ・エスパルガロ

「バイクがコーナーに入る時、バイクがこういう形でフロントタイヤを機能させるんです。例えばスズキではアンドレアとリンスがウインターテストで非常に速かったですね。というのも非常に乗りやすいバイクだからなんです。ただ彼らはフロントから転倒もしていました。2人ともです。スズキは非常に競争力の高いバイクでライディングが簡単です。自分にとってはアプリリアより簡単ですね。ただフロントのせいでコンスタントに走るのが難しいんです。スロットルを開けながらリアで乗る必要があるんです。ブレーキをストレートでかけて、その後はスロットルで操作するんです。マーヴェリックがやっていたようにね。自分のライディングスタイルは違います。自分はフロントブレーキをハードに使いながらライディングします。そしてアプリリアではそうした乗り方が出来るんです。これは自分にとっては最も大事なことなんです。今言っていたように、フロントタイヤはかなり似ていますね。」


Q

「バレンシアで試したのと比べるとバイクはどう違いますか?」

アレイシ・エスパルガロ

「そこまで違いません。新しいフレームは自分の好きな方向に向かっています。フロントに荷重を少し多めにかけてあるんです。そしてバイクの重心とバランスを少し移動させてあります。ただいつも同じ方向に動いています。エンジンは同じベースですが、少しパワーが増えています。彼らが既存のプロジェクトをそのまま引き継ごうと決めたのは賢かったですね。彼らは昨シーズンに新しいバイクを相当の時間をかけて作りました。もしこのバイクが上手く機能しているのであれば、新しいバイクを作るのは間違いです。」


Q

「バイクの重心を移動したのは、素晴らしいステップアップの上で重要だったのでしょうか?」

アレイシ・エスパルガロ

「ええ。問題は古いシャーシではこれが限られていたんです。それ以上動かす事が出来なかったんです。ですから新しいシャーシでは、古いシャーシと同じ位置にも出来るんですが、バイクの重心の中心を少し動かす事も可能なんです。重心を今は少しフロント寄りにしています。まだバイクに関してはいろいろな事を見つける必要があります。特にレースディスタンスでの走りに関してはね。毎年1周のタイムの重要性は低くなっていると感じます。レースディスタンスのほうが重要です。若い時は単純に速く走りたいんです。そして良いラップタイムを出したいわけで、これは重要なことです。頭を切り替えて、一周のタイムを出すのも楽しいですよ。ただ最も重要な事は最後の10周なんです。ですから、レースの最後に競争力を発揮するために、バイクのバランスを向上させる事が重要なんです。」


Q

「このバイクで今シーズンどうなるかを予測するのは、時期尚早でしょうか?」

アレイシ・エスパルガロ

「開幕戦に向けては2ステップほど近いところにいますね。もしミス無し、転倒なしで良い仕事ができて、良い週末が遅れればカタールでトップ10で戦えるでしょうね。これはバレンシアでスズキのバイクでレースを終えた時には想像出来なかったことでした。こんな形になるとは想像していませんでした。簡単ではありませんけど、既に自分達はトップ10を戦える実力があります。良いスタートですね。」


Q

「ロマーノ・アルベシアーノは、あなたの電子制御のセッティングはアルヴァロ・バウティスタの内容とは大きく異ると話していました。これは主にライダーの好みによるものですか?」

アレイシ・エスパルガロ

「これは比較が難しいですね。バウティスタがどう感じていたのかはわかりませんが、技術者が言うにはパワーデリバリーが本当に貧弱だったということです。まったくパワーがない状態でした。バイクは全然加速しないにも関わらず、彼らはかなりのパワーカットをしていたと言います。ですから自分はかなりアンチウイリーを解除する方向でセッティングしました。それでバイクにさらにパワーを与えたんです。もちろんバイクを操縦するのは難しいですよ。リアの安全性が少し失われましたね。ただトップスピードは上がりました。自分はかなり背が高いんですが、今のスピードを見てみると悪くないですよね。スロットルを触る時は本当に注意深くスムーズに扱う必要がありますが、少なくともパワーは出ています。それにバイクを立ち上がりでさらに速く起こす必要があります。昨シーズンのような乗り方は出来ません。ただパワーは出ています。」


Q

「昨シーズンの始めWSBKチームとも話していたと思いますが、この場にファクトリチームのMotoGPライダーとして、野心的なプロジェクトのメンバーでいられるというのはほっとしますか?」

アレイシ・エスパルガロ

「昨シーズンは最悪でした。まるで昨日のことの用に思い出せます。カタールGPのウォームアップの後に何度も泣きました。MotoGPもしくはレースの結果で泣いた事は人生で一度もなかったんです。最終的にこれは仕事ですから、時にはいいこともあれば悪いこともあります。でも自分は全く楽しめていなかったので最悪でした。本当に苦しんでいました。トンネルの最後に光が見えなかったんです。本当に災難でした。ですからスーパーバイクチームと話をしました。これは自分にとって大きな変化でしたが、心情としては大丈夫でした。昨シーズンの最後になってフィーリングが良くなってきて、フロントをより信頼できるようになりました。アプリリアから連絡があった時、彼らは自分を本当に信頼してくれたんです。そして自分をトップライダーとして見てくれ、バイクを開発してトップライダーになるという意味で、自分に多くの自信を与えてくれました。最初のテストの後で、また再びエネルギーをチャージすることが出来ました。モチベーションに溢れていますし、MotoGPでこれからも走りたいですね。正直なところ、スーパーバイクはいつかチャレンジしてみたいんですよ。ただ、まだ27歳ですから時間はたっぷりあります。」


Q

「アプリリアが多くの自信を与えてくれたということですが、スズキはあなたをイアンノーネにしたようには扱わなかったんでしょうか?」

アレイシ・エスパルガロ

「ええ、実際にはスズキでの2年間、自分はキングでした。全て望むものが手に入り、依頼したものは全て手に入り、最高でした。ただ、最後に関してはね。。もし彼らがイアンノーネが自分の後釜と決めたのならそれはそれでいいんです。自分はスズキのボスではありませんしね。ただ彼らがグランプリの中でした全て、彼らは自分に(イアンノーネ加入について)話す前にメカニック達に話していました。自分はそれが正しいやり方だとは思いません。自分の調子が悪い時、自分はけしてスズキの事を悪く言いませんでした。転倒した時もスズキについて”く◯ったれ”と言ったことはありません。けしてありませんよ。シャーシだとかエンジニアがそうしろと言ったことを全て試しました。ですから少し残念に感じますけど、そういうこともあります。世の中簡単には行きませんよ。」


Q

「メカニック達に先に情報を与えていたということですか?」

アレイシ・エスパルガロ

「自分が水曜日にムジェロに到着した時、メカニックに聞いたんです。”アレイシ、知っているか知らないけど、今朝ミーティングを開いてイアンノーネが来ることになった”とね。自分は”何だって?!?”と聞き返し、メカニックは”ああそうなんだ。イアンノーネが来るって話だよ。”と言い、自分はまた”何だって?誰が君に話したんだ?”と言いました。メカニックは”スズキは自分達メカニックとミーティングを開いて、そこで聞いたんだ”と言いました。自分にとってこれは間違ったやり方です。ただ、これは自分にとって最も辛かった出来事ですが、自分は戦闘力がありませんでした。簡単な事です。自分の競争力が足りないから他の誰かが来る。これは明確な事です。ただそのやり方がね。。」


Q

「ライダーはそのチームを変えると、そのシーズンに高いモチベーションで望む事が出来るようですが、今年はここ最近の中で最もモチベーションを感じていますか?」

アレイシ・エスパルガロ

「ええ。こうした難しい冒険は大好きです。アプリリアは本当に大きなブランドですが、MotoGPで競争力が高かったことはありません。競争力というのはトップということです。ですからこの場に27歳でいろいろな経験と共にやってきて、既にファクトリーライダーであるというのは、自分にとってはとても興味深いプロジェクトです。多くの人がスズキを離れてアプリリアに行くのは2段階降格だと話していました。ですからこれは自分に沢山のモチベーションを与えてくれます。アプリリアをトップ5に入れる事が出来たら、驚きですよね。100%達成出来ると思います。この冬は今までにないくらいトレーニングをしています。昨シーズンから3kg体重も落ちています。このプロジェクトに対して準備はバッチリです。皆が思っている以上に良い形でスタート出来ています。」


Q

「アプリリアはかなり長期のプロジェクトだと思いますか?2年以上この場にいると思いますか?」

アレイシ・エスパルガロ

「そうであるといいですね。正直本当にそう思います。自分は20歳やそこらではないですから。まだまだレースは何年も出来るのはわかっていますが、アプリリアで長く走ってアプリリアをトップに連れていきたいですね。スズキでは初年度に素晴らしい仕事が出来ました。2年目はミシュランタイヤが変わったことで、1年目に築き上げた事を楽しむ事が出来ませんでした。アプリリアではこうした事をしたいんです。1年目にハードに働いて、少なくとも2年目、そして3年目を楽しみたいですね。ただこの世界は本当に厳しいですから、自分自身高い競争力を発揮する必要があります。もし自分の競争力が高ければ自分は残れるでしょうが、そうでなければ新しい誰かがやってくるでしょう。」

Q

「カタールでは新しいパーツのテストや何かしらのアップデートを行いますか?」

アレイシ・エスパルガロ

「色々とやることがあります。カタールではポジショニングを調整します。異なるシート、フットペグ、ハンドルバーの位置だとか色々とアイディアはあるんです。そうして自分の重量の位置を変えるというのは、非常に重要なことです。アプリリア機のポジションがベストかどうかはまだピンとこないんですよ。リンク、スイングアームなどもあります。エンジンにもアップデートがあります。フェアリングもテストする必要があります。少なくとも2回レースシミュレーションをしたいですね。やることは山積みです。」


Q

「あなたはほとんどのライダーよりも背が高いですが、そのせいで最適なポジションを見つけるのに時間がかかると思いますか?」

アレイシ・エスパルガロ

「それはありますね。バイクの上でより多くのスペースが必要です。簡単ではないですよ。既にステファンやアルヴァロよりも大きなシートを使っています。ただフットペグと自分のケツの位置関係もあって難しいですね。まだわかりませんが、何かを試す必要があります。ハンドルバーのせいもあって、最適なポジションではないと思うんですよね。何かしら大きく変える必要があります。ステップ・バイ・ステップで進める必要があります。いきなり全てを変えたくはないですね。バイクに適応したいですが、テストを2回、3回と重ねる中で何かを変えたいと思っています。」


Q

「サム・ローズには関してはどうですか?」

アレイシ・エスパルガロ

「彼は素晴らしいですよ。働きやすいですね。自分は今までどのチームメイトともうまくやってきました。マーヴェリックとも素晴らしい関係でしたし、今でも良い友人です。ローズとも同様ですね。彼は実に気楽な人間です。自分みたいに面白い人間ですし。いつかは共に表彰台を争いたいですね。そうなれば互いにトラックにいるわけですから関係性は少し難しくなるでしょうが、それでも自分は気楽な人間なので、友人であると思いますね。チームメイトと良い関係を築かないというのは愚かですよ。2人のほうが1人よりも強いでしょう。ですからトップにたどり着くまでは、同じ方向に向かって作業をしていたほうが良いでしょう。」


Q

「先ほどステージでイタリア語を話していたのは素晴らしかったですね。イタリア語で会話しているんですか?それとも冬の間にレッスンを?」

アレイシ・エスパルガロ

「Asparにいた時に3年間レッスンを受けていました。イタリア人のクルーチーフでしたから、これは容易でした。それにスペイン語はイタリア語と近いですから。それにカタルーニャ語はより近いですね。ですから自分にとっても学習はそれほど難しくはありません。数字はからっきし駄目ですけど、言語に関しては少しマシなんです。」

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