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★ヤマハ マッシモ・メレガリ「ビニャーレスのペースは良いサイン」

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ヤマハのマッシモ・メレガリは、フィリップアイランドでのビニャーレス選手のペースに満足な様子。特にレース後半のタイヤ消費を抑えることが出来れば優勝争いに絡んでくる可能性も非常に高いでしょう。 f:id:teletele916:20170223022814j:plain

(Photo courtesy of michelin)

フィリップアイランドテスト以前に、マーヴェリック・ビニャーレスが2017年のMotoGPタイトル争いに加わるかどうかについて疑問があったとすると、それはビニャーレスがレース後半の良いペースで走行出来るかどうかというものだった。しかし最終日のテストの終わりの22歳のビニャーレスのパフォーマンスは、ヤマハのチームボスであるマッシモ・メレガリにビニャーレスのペースは恐ろしくコンスタントであるという確信を抱かせた。


ビニャーレスは今回のテストでも3日間を通じて素晴らしいパフォーマンスを発揮、全ての日程で素晴らしい結果(4位、1位、1位)を出し、セパンと同様に総合タイムで首位となった。同郷のライバルであるマルク・マルケスも素晴らしいコンスタントさを発揮していたが、ビニャーレスのレースシミュレーションは彼のペースがマルケスに匹敵することを示していた。

マッシモ・メレガリ

「まず、マーヴェリックはずっとスピードがありました。彼がいかにレースシミュレーションを成し遂げたかということは、我々にとって非常に重要でした。昨年はリアタイヤの劣化に苦しみました。今年彼は、常にタイヤライフはそこまで悪くないと感じているようです。とにかく1時間前まで結果は出ていなかったわけです。彼は2つのシミュレーションを素晴らしいペースで終えました。彼は20周を走りましたが、ペースはほとんど落ちませんでした。セカンドシミュレーションでは彼は疲れたようです。彼は高速なペースを維持する事が出来ましたが、17周走った後に自分が少し疲れたと語っていました。いずれにしてもこれは非常に良いサインですよ。」


金曜日のタイムを見るとメレガリの言葉を裏付けている。ビニャーレスの2回目のレースシミュレーションは29秒台中ばから前半となっている。彼の18周のなかでの平均ラップタイムは、驚きの1分29秒478だ。マルケスの平均ラップタイムは14周で1分29秒125であり、ロングランの平均で1分30秒以下の平均ラップタイムを記録しているのはLCRホンダのクラッチローだけだ。


ビニャーレスのこのペースはテスト2日目に38歳の誕生日を迎えたヴァレンティーノ・ロッシの状態とは異なっている。ロッシは11位でテストを終え、この日のテストを「不満ですね。」と説明している。しかしメレガリによると、ヤマハはロッシにタイヤの消耗を抑えるための様々なセッティングを試すように言っていたと語る。最終的にロッシは披露し、レースシミュレーションが出来なかった。


「ヴァレンティーノは本当に大量のことをテストするようにとヤマハから言われていたんです。常にタイヤの消耗に関するテストをしていました。少し機能したこともありましたが、それ以外の事はほとんど上手くいきませんでした。最終的に彼は疲れてしまって、”レースシミュレーションとタイムアタックは疲れてしまったので行いたくない”ということだったんです。」


ビニャーレスはヤマハに加わってからのテストにおける快進撃をカタールで3月10日から12日に開催されるカタールテストでも狙っていく。