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★フィリップアイランドテスト2日目 ロレンソ「何かがおかしい」

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昨日よりは改善があったものの、ライバルと同じペースでバイクが良くなっているわけではないため結果的に苦戦しているロレンソ選手。この日のDucatiの最高位が1年落ちのGP16に乗るバウティスタ選手であることからも、GP17が苦戦している事は間違いなさそうです。 f:id:teletele916:20170217072606j:plain (Photo courtesy of michelin)

2017年のテスト5日目であるが、ホルへ・ロレンソは未だにあらゆる面で快適なライディングが出来るセットアップを探している。2日目のこの日ロレンソは15位に終わった。ロレンソは彼のベストタイムを0.5秒ほど縮めたが、それでもトップタイムを記録したマーヴェリック・ビニャーレスから1.350秒も離されている。


ペースは改善しているが、彼が望んでいるほどではない。ロレンソは自分のコーナリングスピードが期待していたよりもかなり遅いと言い、コーナー進入からスロットルオンに関しても問題があると言う。4位のアルヴァロ・バウティスタは1年落ちのGP16であるが、ロレンソのコーナリングスピードはバウティスタよりも遅い。ロレンソは「何かがおかしい」と話す。

ホルへ・ロレンソ

「今のところはストレートで少しリードがある程度ですね。トラックのほとんどの部分で負けています。おそらく95%の部分で負けていますね。特にコーナリングスピードだと言えます。コーナリングスピード、ブレーキング、ブレーキをリリースする部分、バイクが曲がらないという問題。いくつかの場面ではエンジンが神経質過ぎます。少しずつは改善しているんですけどね。ただ、自分が思っているより改善幅が狭いんです。最も重要なのは毎日速くなっているということと、30秒台を何度も記録したということです。昨日は30秒台は5周しか出来ませんでしたから。」


「今日はほとんどのラップが30秒台でした。1周29秒台に近いラップもありました。明日どうなるか見てみましょう。バイクを改善して自分のライディングスタイルをさらにバイクに合わせて、ほとんどを29秒台や30秒台前半で走る事が出来るかですね。もちろん、何かが間違っていてそれを未だに見つける事が出来ないでいます。コーナーに速く進入するための何かを見つける必要があります。さらにスロットルを開けて、コーナリングスピードを高くする事が必要です。おそらくコーナリングスピードを高く保てるバイクになっていないんでしょう。ただ今のところはバウティスタのほうが自分よりもだいぶ速いので、何が起きているのかを理解する必要があります。」


ロレンソとドヴィツィオーゾのDucatiに関しては旋回性に問題があることは共通している。フィリップアイランドの高速コーナーによって何らかの問題が大きくなっているのだろう。


「通常コーナーの中でバイクの向き変えがしにくいのはDucatiに共通しているんです。全てのエリアで少しの改善があったんですが、今の段階では大きなステップとは言えません。少しの時間しかありません。カタールのレースまではあと4日しかテストが出来ません。新しいレギュレーションによって2016年のバイクを試すことが出来たのはバレンシアだけでした。これは明らかに助けにはなりません。これが現在の状況で、今あるものでベストを尽くさないと駄目でしょう。マーヴェリックの速さには驚きですね。彼が非常に速く攻撃的で若いライダーだとわかっていてもね。彼の速さは誰にとっても驚きだと思いますよ。」

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