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★MotoGP2017ポル・エスパルガロ「電子制御の作業に集中するべき」

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フィリップアイランドを走った事がなく、参考とするデータもないKTMが苦戦するのはテスト開始前から明らかでしたが、そんな中でポル・エスパルガロ選手は電子制御に関しての作業が最も難しく、最も必要と語ります。 f:id:teletele916:20170216113944j:plain (Photo courtesy of michelin)

MotoGPでは新顔のKTMはフィリップアイランドテストで2重にハードに働く必要がある。KTMはまだフィリップアイランドを走行したことがなく、ポル・エスパルガロとブラッドリー・スミスの2人は、新しいパーツを試すよりも前にRC16のベースセットアップを作成する必要がある。

ポル・エスパルガロ

「初日ということもあって2中にハードに働く必要があります。電子制御のセットアップはされていませんし、ストレスが溜まりますね。ただここでライディングするのは景色が本当に美しいですから気持ち良いですし、エンジンとバイクがこのトラックをさらに楽しくさせてくれます。KTMはまるで狂ったように働いています。彼らは新しいフレーム(※エスパルガロ選手がリクエストしていたセパンでテストした2つのシャーシの長所が混ざった新型フレーム)を持ち込んでくれました。彼らが新しいパーツを持ち込み度に、それらはすぐに結果が出るんですよ。これは本当に重要なことです。カタールまで時間もありませんから。」


「ですからKTMがこうしてこんなに短い時間で新しフレームを持ち込んでくれたことは本当に嬉しいです。前のフレームは、コーナーの進入で最後の残り50%のリーンアングルに持ち込む時にかなりの体力を必要としたんです。2周か3周なら良いですけど、レースになってくるととても難しいですよね。KTMは前に試したフレームの2種類を合わせたものを持ちこみました。これはリーン時に楽なんです。特に周回を重ねるごとにフィジカル面で楽ですね。未だに弱点は電子制御です。引き続き作業は続けていますし、KTMも懸命に努力しています。」


「特にターン6から8とターン11で特に遅いですね。かなりトラクションを失っています。かなりエンジンパワーがあってポテンシャルがあるのに残念です。今はそこからメリットを引き出せないでいます。明らかにシャーシもあるエリアでの改善が必要です。最後の走行ではシャーシに加えた変更によって良い走行が出来ました。ただ自分達にとって、現段階で最も変更と改善が難しいのは電子制御です。KTMはシャーシとスイングアームを製造する時間が非常に速いと思います。ですから電子制御に集中すべきですね。この部分が自分達の弱点で、ライバルがKTMをリードしている部分なんです。この差は大きいですよ。」


ポル・エスパルガロはこの日17位タイム。トップのマルク・マルケスからは1.7秒差。チームメイトのブラッドリー・スミスは22位で、トップからは3.193秒遅れ。
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