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★MotoGP2017 Ducati GP17の本当の発表は開幕戦カタールか?

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今年から大きく変わるエアロダイナミクスに関するレギューレーションに関して、各メーカーはウイングレットで経験したウイリーを抑える効果、ブレーキングでの安定性を2017年型のバイクでも再現しようとしていると言われています。特にDucatiに関しては、本来の意味での2017年型のデスモセディチGP17を公表するのは開幕戦カタールという噂が囁かれています。 f:id:teletele916:20170120104933p:plain ネット上で話題になっているこの写真について、多くは盗撮されたか偽物と思っている。Facebook上でも議論が巻き起こっており、少なくとも信頼出来そうな部分として、スポンサーであるLeon Cupraなどがフロントフェアリングにあることだ。このシートブランドは2016年には採用されておらず、このメーカーは1985年以降フォルクスワーゲンブランドのものだ。これらはAudiの傘下にあり、Ducatiを宣伝車両として使用することに関しては頷ける。


またこのフェアリングは2016年型のものであることも確かだ。レギュレーションで禁止されているウイングレットはないが。ただ、話をする次元が違うと考えている人間もいる。実際のところは全く異なる話なのだ。このバイクはDucatiが明日GP17として発表するバイクに間違いない。ただ、実際のところはそうではない。別の言い方をすると、これはGP17の一部だということだ。F1の世界でも行われているように、DucatiはGP17の新しいエアロダイナミクスボディについて、明日発表するわけではないということだ。


恐らく実際のところセパンテストで新しいフェアリングを見ることは出来ないだろう。そして我々がその姿を見ることになるとすると、それはプライベートテストの後の開幕戦のカタールでのことだ。なぜ全てが秘密なのか?答えはシンプルで競争を避けるためだ。それは昨年にも明らかなように、カウルデザインをコピーされることを恐れてということだ。今年は2016年のカウルと同様に、シーズン中は2回のエアロダイナミクス上の変更しか許されない。秘密にしておけるというチャンスをみすみす逃す事はないということだ。そしてMotoGPのルールがわかりにくいことに、何がルールに沿っているかどうかを判断するのはドルナのテクニカルディレクターのダニー・アルドリッジただ一人なのだ。


デザイン流出のリスクは机上の話と思えるかもしれない。F1ではチームが何かしらアイディアを持っている時、彼らはFIAに承認を求める。これは当然極秘事項であるが、システムというのは常に完璧に働くわけではない。当初は許可されていた内容が禁止となることもあるのだ。


最新の例としてはメルセデスのサスペンションにある。これは地上高の設定を限定するというシステムが搭載されていた。そしてこれに対してこれはサスペンションなのかエアロダイナミクス上の付加装置なのか?という具合に論争が巻き起こった。MotoGPも現在同じ道を辿っている。ウイングの研究とウインドトンネルのテストは高価であるにも関わらず、新しいルールの抜け道を探す事はさらにコストがかかるという事を証明することになるだろう。

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