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★MotoGP2017 サム・ローズ「これからはライディングスタイルを変えていく」

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今年からアプリリアのMotoGPライダーとなったサム・ローズ選手は、Moto2とMotoGPバイクの乗り換えをする必要がなくなった事が重要だと語ります。とにかくスムーズに乗ること、そして電子制御の学習、使い方を習得するなど、MotoGPでの作業は多いと思いますが、スズキのGSX-RRをここまでに仕上げたアレイシ・エスパルガロ選手がチームメイトですから、シーズン後半には速さを発揮出来るのではないでしょうか。 f:id:teletele916:20170102084529p:plain (Photo courtesy of michelin)

サム・ローズはMoto2バイクに再び乗らずに済むということは、2017年からMotoGPデビューを果たす上で約に立つだろうと考えている。ローズは今年からグレシーニアプリリアでMotoGPにデビューする。なお、このシートは2015年から予定されていたもの。


ローズはWSBKを走った後に、過去2年間をMoto2で過ごした。2016年は数度優勝し、チャンピオンシップで5位を獲得している。彼はアプリリアのMotoGPバイクを6月に初めてテストしている。ローズはMoto2バイクとMotoGPバイクを交互に乗る必要がなくなった事が、彼のライダーとしての進化を早めると考えている。

サム・ローズ

「一番重要な事は、Moto2バイクにもう乗らなくて良いことです。バレンシアではMotoGPマシンのライディングにしっかりと集中できていました。今までのテストでは、自分のやり方は間違ってはいませんでしたが、あまりにもMoto2のスタイルであったと思います。これからは自分のライディングスタイルを変えていきます。2歩進むために1歩下がるわけです。これはずっとやってきた事ですし、最終的には望む形になるでしょう。」


ローズはテスト初日に怪我をした事で、バレンシアの2日間のテストの半分に参加出来なかった。また、この怪我によって2016年最後のテストとなったヘレスにも参加出来ていない。また、アプリリアはスズキから移籍したアレイシ・エスパルガロとローズの前には、アルヴァロ・バウティスタ、ステファン・ブラドルを抱えていた。この2人は1年の殆どをRS-GPの開発に費やしたが、バウティスタはAspar Ducatiへ、ブラドルはWSBKでホンダのマシンで今年は走る事になる。その後マシンは良くなったが、アプリリアのレーシングマネージャーであるロマーノ・アルベシアーノはライダー変更については楽観視している。

ロマーノ・アルベシアーノ

「アルヴァロとステファンはシーズン後半に素晴らしい仕事をしてくれました。バイクも向上しました。ライダー変更についてリスクかチャンスと捉えるかは考え方次第ですが、今回のはチャンスのほうであると願っています。もちろん2人にとって、来年このチームで走らないとわかった状態で半分以上のシーズンを走る事は辛かったと思います。彼らはとてもプロフェッショナルで、集中していましたし、優勝を目指して走っているわけでもないのに素晴らしい仕事をしてくれましたので、感謝しなければなりません。我々は非常に速いライダーであるアレイシを獲得するチャンスがあったので、これを掴みました。サムは若いライダーですから、来年に関しては大きな期待をしています。」

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