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★クラッチロー「FP3の結果のみでQ2進出が決まったほうが良い」

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クラッチロー選手は、シーズン中も予選の仕組みを変えたいと話をしていました。確かにQ2でどう頑張っても3列目の獲得が難しいような選手の場合、「FP3までに新品タイヤを使ってタイムをとにかく出しておく」という作戦をとってもおかしくないとは言えます。 f:id:teletele916:20161208153940p:plain (Photo courtesy of michelin)

カル・クラッチローは、FP3の結果のみがポールポジションを決定するQ2への参加ライダーを決めるという形に、練習走行のフォーマットを変えたいと考えている。現在はFP1、FP2、FP3のベストラップタイムによる総合順位の上位10名のライダーがQ2に進出。FP3を終えた時点で上位10位からもれたライダーはQ1に参加する必要がある。そしてQ1でQ2に参加出来る最後の2名を決定するのだ。


2016年に2勝したクラッチローは、現行の仕組みでは実際は4回の予選があるのと同じだと考えおり、Q1からQ2に進出した選手にとっては、これが5回になると考えている。悪天候が予想されている時は週の前半にトップ10であることが非常に重要であるが、クラッチローはあるライダーは、意図的に新しいタイヤをQ2に進出するためだけに練習走行の中で使用していると信じている。これによってQ2セッションで新品タイヤが残っていなくても、トップ12位でのスタートが約束されたものとなる。


クラッチローはQ2に進出出来るトップ10名のライダーは土曜朝のFP3のタイムだけによって決定される事を望んでおり、そうすることで多くのライダーが予選に新しいタイヤを温存出来、FP1とFP2ではセッティングに完全に集中出来るようになると考えている。

カル・クラッチロー

「ほとんどのライダーがFP3だけでQ2進出ライダーが決まる事を望んでいます。結局のところFP1すらも予選みたいなもんですからね。皆が新しいタイヤを突っ込んでくるんです。そういうライダーはQ2に使える新しいタイヤが残っていようがいまいが関係ないんですよ。彼らはとにかく12位以内のグリッドに入りたいだけなんですから。皆にとってこれは同じです。やりたければやればいいですよ。でも、FP3だけでQ2進出ライダーが決まって欲しいですね。TVでのショーという意味でこれはないでしょう。でも結局どのセッションでもプッシュし続けるでしょうし、タイヤ交換の際に新しいタイヤを履くでしょう。今じゃ4つ予選をやっているようなもんで、Q1から戦ったとしたら5つです。単純に時間の問題ですよ。」


現行ルールでQ1を戦ったライダーは、Q2に進出するために上位2位に残らなければならないことに加えて、新たなタイヤを受け取ること無くQ2を戦うという意味で余計に不利なルールになっている。つまりQ2に進出出来たとしても、FP3の後にダイレクトにQ2を決めたライダーと比べた時に、新しいタイヤが1つしかないという事が良くあるのだ。クラッチローはQ1から戦ったライダーに、新しいタイヤが与えられる可能性について語る。


「来年についてはすでに話し合っています。何かしら変更はあるでしょうが、これに関してではないでしょう。」


クラッチローは2016年に8回Q1を走っている。これは彼が勝利をしたフィリップアイランドの週末も含まれる。そして何も全てがマイナスではないとも語る。


「Q1から走るって事は速く走れるわけではないんですけど、バイクに乗っていない時間が短くなります。他の連中はFP4の終わりからQ2の開始まで40分ほど待つことになりますから、すぐに速く走ろうと思っても非常に難しいんですよ。でも来年は出来る限りQ1は走らないようにしようと思っています。過去3戦は毎回Q1を走ってましたからね。」

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