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★KTMカート・トリーブ「現行のMotoGPバイクの馬力は大きすぎる」

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KTMのRC16のエンジンを設計したカート・トリーブは、現行のMotoGPバイクはエンジン排気量が大きく馬力が大きすぎると語っています。今年大きく話題になったウイングレットも、車体速度が低く馬力が小さけば、さほど問題にはならなかったかもしれません。ただ、Moto2が600ccである以上は、MotoGPバイクが600ccとなると、だいぶ寂しいのも事実ですが。。 f:id:teletele916:20161123155819p:plain 来年MotoGPバイクのエンジニア達はウイリーという問題を抱えることとなる。その馬力は280馬力に到達し、理論的限界である300馬力に近づいている。そしてこれをエレクトロニクスだけでコントロールすることとなり、この1,000ccのモンスター達が達成する350km/h以上というスピードは、車体の”離陸速度”になってくるため、エンジニア達は物理学、エアロダイナミクスについてしっかりと考えていく必要がある。


ダウンフォースはどこに?それがこの冬の疑問だろう。来シーズンは何が起きるだろうか?例えばムジェロのダウンヒルストレートでは?バレンシアテストにおいては、ライダー達はフロントホイールがすぐにどこかに行ってしまうと不満を口にしている。特にブレーキングセクションが危険になってきている。KTMのV4エンジンのデザイナーのカート・トリーブがKTMのお披露目となったオーストリアで語っていた事は正しいのかもしれない。

カート・トリーブ

「ムジェロでは350km/hを超えてしまいます。おそらく数年でリミットが設けられるでしょう。私は今のバイクのパワーと速さには満足ではありません。もしMotoGPにどのようなエンジンを使えばよいかと聞かれれば、私はエレクトロニクスを厳しく制限した600ccのプロトタイプ自然吸気エンジンと答えます。面白いと思いますよ。勘違いして欲しくないんですが、RC16エンジンを設計したのは楽しかったですよ。ただ私の意見としては、現行のMotoGPバイクの馬力は大きすぎますね。

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