★バレンシアテスト2日目 ジジ・ダッリーニャ「ホルへが必要としている事はわかった」
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今のDucatiの立役者であるジジ・ダッリーニャは、ロレンソ選手が必要としていることを理解したと語り、2日間のテストの内容に満足しているようです。ロレンソ選手は来週のヘレステストに参加出来ませんので、Ducatiはロレンソ選手からのフィードバックを元に、来年1月末のセパンに向けてバイクを開発することになります。
(Photo courtesy of michelin)
Ducatiコルセのジェネラル・マネージャーであるジジ・ダッリーニャは、ホルへ・ロレンソのために何を変えなければいけないのか明確なアイディアを持っている。9年間ヤマハで過ごし、日曜のレースで優勝し、ロレンソは火曜、水曜にDucatiのテストを行った。ロレンソは初日にトップから0.122秒遅れで3位、2日目はトップから0.769秒遅れとなった。ヤマハでロレンソと交代することになるマーヴェリック・ビニャーレスが2日連続で最速、アンドレア・ドヴィツィオーゾは2日目トップのDucatiとなり3位(0.468秒遅れ)となった。
ジジ・ダッリーニャ
「ホルへに関しては彼がバイクに乗った際のインプレッションに極めて満足しています。初めからバイクに関して良い部分を発見しましたし、彼の今までのバイクと比較して劣っている部分もわかりました。 昨日は2016年型でずっと作業を行い、今日は新型と旧型の比較テストをしました。また異なる部品もいくつか試しています。彼のインプレッションにはとても満足です。ラップタイムは良くなったでしょうが、ラップタイムだけを考えるのであれば別のアプローチを取ります。自分たちは彼に最適なセットアップで作業をしているわけではありません。多くの異なる部品を試しましたから、それに関しても非常に嬉しいです。」
「とにかく彼が必要としている事に関する明確なアイディアはわかりました。次のテストでは彼に何かを与える事が出来るでしょう。既にわかっていることですが、バイクの旋回性を改善する必要があります。これは2017年型のバイクで取り組みます。あとはスロットルの開けはじめがかなり悪いので改善する必要がありますね。」
ヤマハはロレンソをバレンシアテストに参加させたが、彼は来週のヘレスのプライベートテストには参加出来ない。彼が次にテストに参加するのは2017年度の初回公式テストとなる1月末のセパンだ。
「ホルへはチャンピオンですから、豊富な経験を持っています。ですから彼と一緒に仕事が出来る事が嬉しいですね。彼のバイクに関するインプレッション、セットアップなど全て明確です。彼と過ごしたのはたった2日ですので、次のテストとなるセパン、フィリップアイランド、カタールで互いに学んでいく必要があります。」
http://www.crash.net/motogp/news/235256/1/dalligna-clear-idea-of-what-lorenzo-needs.html