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★バレンシアテスト Ducatiパオロ・チャバッティ「目標はタイトル争い」

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ロレンソ選手はヤマハとの契約内容によってDucatiの感触を口に出来ないんですが、変わりにDucatiのスポーティングディレクターのパオロ・チャバッティが語っています。ヤマハに9年間乗ってきたロレンソ選手がすっと馴染めるかどうか心配だったようですが、どうやらその心配は杞憂に終わったようです。 f:id:teletele916:20161117035817p:plain

(Photo courtesy of michelin)

Ducatiコルセのスポーティングディレクターのパオロ・チャバッティは、ホルへ・ロレンソのDucatiのデビューについて喜びを感じ満足していると語る。ロレンソは最高峰クラスの全てをヤマハで過ごしてきたが、Ducatiに加わり、火曜日のテストでトップから0.122秒差の3位という素晴らしい結果を残した。

パオロ・チャバッティ

「今日はホルへが9年間ヤマハで過ごした後に始めてDucatiに乗った瞬間でした。彼がバイクに乗って快適に感じるかはわからなかったんですが、彼はバイクに乗って快適に感じたと思います。まだやるべきことは色々とありますが、今日はバイクを彼のエルゴノミクスとセッティングに合わせる作業をしました。ポジティブに作業が出来ましたし、将来に希望が持てます。ラップタイムに関しても嬉しいですね。ただ全体的なフィーリングに関してさらに喜びを感じています。1つのメーカーのバイクの9年間乗ってきた後に別のバイクに乗って心地よく感じるかどうかはわからないものですが、どうやら彼は快適に感じているようなので本当に嬉しいです。今日はホルへは2016年型のバイクにのみ集中していました。もし全てが上手く行けば、彼は2017年型のバイクで走る事になるでしょう。」


ヤマハとの契約のためにロレンソはメディアに話すことが出来ないが、ロレンゾの顔には一日中大きな笑みがあった。ロレンソはまた、今までのライバルであったケーシー・ストーナーとも話し込んでおり、Ducatiのテストライダーであるストーナーは2017年はさらにファクトリーと密接に働いているようだ。


「ケイシーが今日ここにいたのは、追加の特典というようなものです。ケーシーは2016年のバイクの事を良く理解しています。彼は今年3度テストしていますし、バイクの進化を見ていますからね。彼とロレンソは良い関係ですし、互いに信頼し合っています。ですからケーシーと意見を交換出来るというのはプラスだと思います。特に今日はロレンソの初日ですから。彼は同様にドヴィとも意見交換をしています。ケーシーがこの2日いてくれるのは大きなことです。ただこれは、彼のスペシャルテストライダー/コンサルタントという新たな肩書に含まれている仕事なんです。単純にブランドアンバサダーというだけでなくてね。ケーシーはMotoGPのトップライダー達と’同じ言葉”で話すことが出来ますし、幸運にも我々は2人のトップライダーを抱えていますから大きな助けになりますよ。」


Ducatiは今年、ケーシー・ストーナーの2010年の優勝以来始めてとなる優勝を果たした。ドヴィツィオーゾ、イアンノーネがそれぞれ1勝を上げているが、チャバッティは、ロレンソ、ダッリーニャ、ストーナー、ドヴィツィオーゾ、そして優勝経験のあるデスモセディチという組み合わせは、チャンピオンシップ優勝を狙えると考えている。


「来年に向けて我々は強力なチームだと思います。強力なチームと競争力の高いバイクがある場合は、チャンピオンシップ優勝を狙わねばいけません。これが我々のターゲットです。我々よりも優勝数が多いメーカー、優勝数が多いライダーを相手にするんですから簡単ではありません。ただ明らかにホルヘはそうしたライダーの1人です。チャンピオンシップで3度優勝し、MotoGPのレースで40回以上優勝しているんですから。」


「ドヴィはセパンで再び勝利出来ましたが、これはこのバイクで何が出来るのかという事に関して、さらに彼に自信を与えたと思います。Ducatiは強力なチームを抱えていると思いますし、目標はタイトル争いです。つまり優勝が最優先事項となりますが、簡単ではないでしょう。この目標を達成するには数年かかるでしょうが、その挑戦は来年のカタールから始まります。」

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