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★MotoGP2016バレンシアGP ロレンソ「ヤマハに最高のプレゼントが出来た」

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今週は練習走行から予選、決勝まで圧倒的な展開で優勝したロレンソ選手ですが、走りに対する自信からモチベーションが湧いてきたと語っています。9年間過ごしたヤマハに捧げる渾身の走りは実に見事でした。 f:id:teletele916:20161114133617p:plain

(Photo courtesy of michelin)

ホルへ・ロレンソは9年間のキャリアを過ごしたヤマハで、これ以上ない形のレースを最終戦バレンシアで行った。ロレンソは2015年の勝利を再現する形で、ポールポジションから2016年のワールドチャンピオンマルケスの追撃を交わして優勝した。ロレンソは火曜日にDucatiに乗ることになるが、完璧な形で別れを告げる事が出来たとしている。

ホルへ・ロレンソ

「この勝利、一緒にいる時間をチーム全体で楽しまなければと思います。そしてその後は今年を最高の形で覚えていたいと思います。1周目にプッシュ出来、良い形でライディングが出来ました。ヤマハにこれ以上ないプレゼントが出来ました。最後の10周は苦戦しました。ギャップは一番開いている時で5秒、その後4.5秒になり、最終的にマルケスが2位に来ました。彼が来ると思っていましたし、彼のほうがリアのグリップがあるか、左側のグリップを残していると思っていたんです。レース中盤もまた苦戦しました。リアを失わないように非常に集中して正確にライディングをする必要があったんです。特に最終コーナーはそうですね。彼はどんどん追いついてきて、0.8秒、0.9秒と差を詰めてきました。ですから彼が序盤に問題を抱えていたのは助かりました。」


ロレンソはタイトルを獲得した昨年がヤマハのライダーとして最高の時で、Ducatiで更なる高みを目指すという。


「ライダーとして最高のレベルに到達したのは2015年でしょう。ただ将来的にさらに高みを目指したいと思います。昨年はここでのレースは本当に重要でした。全てのプレッシャーが自分にかかっていて、土曜日に最高のレベルでの走りが出来ました。レースの間はホンダのライダー達から激しいプレッシャーを受けて、今までのキャリアの中でも最もタフなチャンピオンシップだったでしょう。そしてヤマハのための最後の世界タイトルを獲得することが出来ました。2013年のアッセンもまた特別でした。手術から30時間でレースをしてトップ5を獲得したというのは歴史に無いことでしたからね。ただ後悔はありませんし、こうして素晴らしいチャンピオンシップ優勝チームを離れるわけですが、次のチームもまた素晴らしいチームでチャンピオンチームになれればと考えています。」


ロレンソは金曜の練習走行の段階から優勝の可能性があることを感じており、FP1の1周目から自信を感じる事が出来たという。


「モチベーションが速い走りを可能にしたのではなく、走りに対する自信がモチベーション、決意を与えてくれました。金曜の段階で自信がありましたので、これがさらにプッシュする自信とモチベーションを与えてくれました。金曜の一番最初の練習走行の1周目から自信を感じました。これが今回の勝利の鍵でしょう。マルクが1周目についてくると思っていたんですが、彼はクラッチかバイクに問題があって差が開きました。彼がレースの全体でついてきたとしたら苦戦したでしょうし、優勝もしていないかもしれません。ラッキーでした。」


今シーズンを10段階評価するとしたらと聞かれたロレンソは次のように答えている。


「最後のレースは10点。これ以上に無い形でのレースでした。今シーズン全体では5点です。ミスが多すぎましたし、冷たく雨が降っているコンディションで苦戦しました。」


ロレンソはチャンピオンシップを3位で終え、ワールドチャンピオンを獲得したマルケス、2位のロッシに続いた。

www.crash.net