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★MotoGP2016 ホルヘ・ロレンソ「Ducatiは毎年進化している」

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Ducatiの活躍を見ることが増えてきましたが、この2勝は圧倒的有利と言われたオーストリアと、雨の中のセパン。それでもロレンソ選手は良い兆候と語っています。Ducatiでいきなり速さを発揮出来るのか、しばらく時間がかかるのか、いずれにしても楽しみです。 f:id:teletele916:20161103073308j:plain

(Photo courtesy of michelin)

ホルヘ・ロレンソはDucatiの2016年シーズン中の2勝は、彼がヤマハから移籍するにあたり良い兆候だと語る。ヴァレンシアのレースはロレンソにとっては、2008年のデビュー以来在籍しているヤマハでの最後のレースとなる。


両者の組み合わせは3度の世界タイトル獲得に結びついたが、ロレンソは今年始めにMotoGPでは5年半一生もしていないDucatiと契約した。アンドレア・位争いがこの呪いを8月にオーストリアのレッドブル・リンクで終わらせ、チームメイトのアンドレア・ドヴィツィオーゾは、Ducatiでの初優勝を先週のセパンで飾った。


ホルヘ・ロレンソ

「明らかにバイクは毎年進化していますね。過去に比べて、Ducatiが強さを発揮するサーキットが増えてきました。これは良い兆候ですね。でもセパンの勝利には驚きませんでしたよ。アンドレアは雨の中ではベストのライダーの1人ですし、Ducatiはドライでは競争力が無いときでもレインでは速いですからね。ほとんどのトラックでDucatiがフロントにいるのを見ることが増えてきたのも良い兆候です。」


ロレンソはヴァレンシアの最終戦の後のテストでDucatiを操縦する。しかしそこから1週間後に行われるヘレスのテストには参加しない。これはヤマハとの契約が12月31日まで残っているためだ。ドヴィツィオーゾはDucatiが毎戦優勝争いを出来るところまで、あと少しだと感じているようだ。

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「自分達のバイクは過去2年で良くなりました。多くの表彰台を獲得することが出来ています。ベストのバイクではありません。毎回優勝争いが出来るバイクではないんです。昨年や今年のヤマハやホンダとは違ってね。でも凄く近くまできています。」


ロレンソが11月15日にどのような形でDucatiのガレージを後にするかに注目が集まっている。彼は最適なタイミングでDucatiに加わると言えそうだ。Ducatiは今季2勝しているが、1つはそのドラッグストリップが効果を発揮し、もう1つは雨の中でのレースだ。このコンディションはレインマスターのアンドレア・ドヴィツィオーゾ以外のライダーが操縦するDucatiをも助けた。Ducatiは今年タイヤの問題に悩まされ、非常に暑いコンディションではリアタイヤがバーストし、雨のレースでは(※正確には雨あがり)フロントタイヤからタイヤ片を飛ばしていた。そしてアラゴンのレースは実に悲惨だった。


もしDucatiがこうした問題を克服出来、ウイングレットが無くなった後にうまく適応出来れば、ロレンソは赤いバイクに乗る事を楽しめるだろう。いずれにしてもどこにも保証はない。しかしどうなるかを見届けるのは非常に面白い。

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