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★MotoGP2016 セパンの新舗装の問題、ドヴィツィオーゾの優勝

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セパンの新しい舗装とドヴィツィオーゾ選手の勝利についてまとめている記事がありましたのでご紹介します。若干まとまりのない文章になっていますが、Moto3の転倒もありますし、セパンの舗装はやはり危険レベルということでしょうか。しかし来年のシーズン開幕までに再舗装なんて出来るんでしょうか。。 f:id:teletele916:20161103070446j:plain

(Photo courtesy of michelin)

アンドレア・ドヴィツィオーゾの素晴らしいマレーシアでの勝利について語る前に、このトラック全体を舗装し直した事で発生した問題について触れる必要がある。この仕事は明らかに完璧ではなかったか何かしら不測の困難があったのだろう。というもアスファルトとそれを支えるレイヤーの間に、雨が降った際の排水用の隙間が無かったようで、水はトラック表面に戻ってきてしまい、トラックが濡れたままとなっていた。こうした水はライダーにとって安全上の脅威となる。


この重大な欠陥は新たな舗装によって解決されるべきで、これは2月頭に予定されているウインターテスト以前に完了する必要がある。ウェットパッチによってMoto3では10人以上のライダーが転倒、数時間は雨が降っていなかったにも関わらずだ。幸運にもその後雨が激しく降ったことにより、MotoGPバイクの馬力を考えると大きな問題になったかもしれない事態は避けられた。


こうしたこととは別に、日曜はDucatiの日だったと言えるだろう。今季2勝目を達成し、アンドレア・イアンノーネのオーストリアでの勝利に続いて、今回はドヴィツィオーゾが優勝した。彼は4年間優勝がない状態でこのバイクの開発に身を捧げた。


アンドレア・ドヴィツィオーゾはバイク開発の能力で知られるライダーで、いかなるエンジニアであっても彼をチームに欲しがる。彼は他の数名のライダーのようにレースをコントロール出来るライダーで、残り5周の段階で冷静に彼自身の戦略を実行した。グランプリレースで勝利するには、時に狂気が必要であることから、こうした彼の性格が不利になることもある。


ドヴィツィオーゾは現在30歳で、子供時代にミニバイクを乗り始めた。当時彼のナンバーワンのライバルであったマルコ・シモンチェリを相手に戦い、その後2004年に、125ccのチャンピオンシップをホンダのバイクで勝利した。250ccでは彼はタイトルを獲得することは出来ず、その後最高峰クラスにステップアップした。彼はホンダとヤマハのバイクに乗り、2009年に一度だけ勝利している。これはレインレースとなったドニントンパークだ。雨は彼の専門分野であった。


彼の他のメーカーでの経験を考えると、彼はDucatiを開発するのに適している。彼は狂気を宿すライダーとともに仕事をしているが、そうした理由もあって今回Ducatiはホルヘ・ロレンソを雇ったのだろう。結果としてチームは多様性を持ち、競争力の高いラインナップとなった。


彼は最終ラップにヘルメットの中で泣いたという。バイクを開発するうえでの苦労、数々の転倒などを思って泣いたのだ。セパンではまたヴァレンティーノ・ロッシとホルヘ・ロレンソのチャンピオンシップ2位争いも幕を閉じた。


現時点でヤマハは技術的な観点でハードに作業する必要がある。ヤマハは今年始めのバルセロナ以来勝利していないのだ。ヤマハは10戦表彰台のトップに上がっておらず、このネガティブな記録は、ヤマハのレースの歴史においても稀なものだ。


ヴァレンティーノ・ロッシが常にこうした状況を解決出来るわけでもなく、新たにヤマハで走るマーヴェリック・ビニャーレスにしても同じだろう。

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