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★ケヴィン・シュワンツ 新型スズキGSX-R1000Rを語る

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ケヴィン・シュワンツ御大が新型のスズキGSX-R1000Rの魅力について熱く語っています。まぁそりゃ褒めるでしょうけど、この人が言うと説得力が違いますね。。 f:id:teletele916:20161102074647p:plain

ケヴィン・シュワンツ

自分が今まで乗った中で最もハイテクなマシンだね。軽量で、アクセルを開けながら素早く向き変えが出来る素晴らしいバイクだ。可変バルブタイミングとラムエアによって、パワーデリバリーはとてもスムーズで、直列4気筒としては信じられないようなトルクだ。それがレッドラインまでずっと続くんだよ。クイックシフトシステムは昨年型と大きく異なるね。ギアチェンジにおいて考える必要は全然なくて、激しいブレーキング最中のダウンシフトも非常に簡単になっている。スズキの強みは常にそのトランスミッションなんだよ。

操作系統のハンドル、ブレーキレバー、シフト、リアブレーキなど位置は適正な位置で、典型的なスズキの素晴らしいポジションと言える位置に収まっているね。シートに関してもコーナー進入時に、前後左右に移動出来る十分なスペースがある。スズキGSX-R1000Rには3段階のパワーデリバリーモードと、10段階のトラクションコントロールシステムが付いている。

車体の軽さに関しては昨年のモデルと大きく異なる部分だ。向きを変えるのはまるで600ccか250ccのようで、自ら倒れて向きを変えたがっているかのようだね。加速にしても同様で、コーナーの真ん中から加速が出来るんだ。

新しいGSX-R1000Rのフロントエンドは本当に素晴らしい。320mmのブレンボディスク、フロントフォークの剛性は、コーナーを走るのにポジティブなフィーリングを与えてくれる。また純正のブリヂストンもかなり暑さにも(※撮影地)関わらず素晴らしい働きをするね。最高のグリップに予測しやすい挙動、快適にライディング出来るんだ。

BFFフォークは、まるで最近のMotoGPバイクに装着されているような見た目をしているね。純正のセッティングで十分に良いし、さっきも言ったようにフロントエンドのフィーリングは本当に素晴らしいんだ。バイクのバランスも良いね。 f:id:teletele916:20161102074705p:plain ライディングがどんどんアグレッシブになっていくと、ライド・バイ・ワイヤシステムは素晴らしい働きをする。ディスプレイはどのモードなのか、トラクションコントロールだとかを表示出来て、タコメーターがまた素晴らしいね。トラックを走る上では必要ないけど燃料計があるのもいい。

このコンピューターには関心したん。ピッチ、リーンアングルなどを計測して、バイクのバランスをよりうまく取ろうとしてくれるんだ。エンジンブレーキも制御して、コーナー進入や立ち上がりをスムーズにしてくれる。ウイリーもコントロールしてくれるしね。GSX-R1000Rのパワーを考えると、こうしたアシストが必要だという事に関して疑いの余地は無いね。

85年にデビューし、アメリカに来たのは86年。今までここまで優れたバイクはどこにもなかったし、過去30年間に渡ってこのクラスのトップに君臨している。そしてこの新型GSX-R1000Rは、スズキをこのクラスのトップに再び持っていったと言える。スズキに注目してきたライダー、スズキを所有したいと思っていたライダーは今が買う時だね。この1000ccバイクは本当に驚くべきバイクだよ。