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★MotoGP2016オーストラリアGP ヘイデン「レースだからこういう事もある」

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残り2周というところでインサイドに入ってきたミラー選手と接触して転倒したヘイデン選手。転倒するまではアラゴン以来のMotoGPマシンで素晴らしい操縦をしていただけに残念です。 f:id:teletele916:20161025003605j:plain

(Photo Courtesy of Michelin)

ニッキー・ヘイデンは2008年以来、そして恐らく最後となるレプソルホンダでのレースでトップ10入りを目指していた。しかしこの夢はジャック・ミラーとの接触によって失われた。この出来事によってヘイデンは明らかに不機嫌そうであるが、ヘイデン「これはレースだからこういう事もあり得る」と語る。


ヘイデンは月曜に2006年にタイトルを獲得したレプソルホンダから、負傷したダニ・ペドロサの変わりに走らないかという電話を受けた。金曜と土曜は雨が続き、ヘイデンは日曜の前にドライの中で2周走行する事が出来た。こうした事を全て考慮すると、ヘイデンが予選7位であったのは見事というほかない。ヘイデンはミラーがレースのすぐあとに謝罪に来たと言い「レースだからこういう事も起きます。ジャックにキスをしてやりたいような気分じゃないけど、こういう事もありますよ。」と語る。

ニッキー・ヘイデン

「もちろんがっかりしてます。週末を通じて良い仕事が出来ていると思っていたんです。月曜に来ないかと電話をもらって木曜の夜に来たんです。 コンディションは変わっていって、そこまでミスはしていないなと感じていました。彼らが自分に来てやって欲しかった仕事が出来ていると思っていたんです。それをやり遂げる事が出来なかったのが残念です。レースではさらにバイクがうまく機能している感触がありました。7位争いが出来ると思っていたんですよ。7位争いのグループにいたライダーは皆そう思っていたでしょうね。ただ特にタイヤの右側に関して良い感触だったので、最後の数周のバトルが出来ると思っていました。単純にジャックは自分に勝ちたいと思っていたんだと思いますし、2台のDucatiも互いに戦っていました。確かにバトルでタイヤが接触することもありました。ただそれだけです。そこまで激しいものではありませんでした。」


アラゴンで操縦したMarc VDSとレプソルホンダのRC213Vを比べて、ヘイデンは次の様に語る。


「アラゴンでライディングした事が今回準備をする上での助けになりました。バイクのセットアップは異なっていて、そのおかげですぐにフロントに自信を感じる事が出来ました。フロントの荷重がより高いんですよ。そのおかげでブレーキをよリハードにかける事が出来て、フロントタイヤに荷重がよりかかっていることにより、自分により自信を与えてくれるんです。ウェットでのこのバイクは最高ですね。あまりセッティングを変更する必要はありませんでした。ただドライではもう少し何かが欲しいという状態でした。タイヤの左サイドが特殊ですから、もう少しグリップが欲しかったですね。ただこのチームは本当に自分を助けてくれました。数名以前一緒に働いていたメンバーもいました。ダニのガレージにいた彼らとジョークを飛ばしたこともありましたが、こうして一緒に働いてみると、また違うもんですね。」