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★MotoGP2016オーストラリアGP 予選プレスカンファレンス翻訳

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土曜に行われた予選のプレスカンファレンスの翻訳です。練習走行もめちゃくちゃな天気の中行われたこともあってか、話題はかなり少なめです。フィリップアイランドの開催日程を変えたほうが良いと思うか?という質問には、皆一様に「いつが良いのかなんとも言えない」「結局風が強いのはここの特徴で、季節を変えても変わらないだろう(※海沿いなので)」ということでした。ちなみに現時点の天気は快晴。これが決勝レースまで保つと良いのですが。。 f:id:teletele916:20161023092027p:plain

ニック・ハリス

「皆にとってタフな週末でした。すべてのクラスでそうだったと思いますが、MotoGPクラスは特にそうだったでしょう。」

マルク・マルケス

f:id:teletele916:20161023092047p:plain 「今週は特に天候がトリッキーでした。速く走る必要もありますけど、同時にクレバーな戦略も必要ですからね。自分達は毎回正しいタイヤで正しい時に出走することが出来ました。FP1もそうでしたけど、ドライの予選でトップを獲得することが出来ました。バイクのセットアップが完璧ではなかったので、パーフェクトなラップが難しかったです。今日は良いラップが出来ましたが、明日はどうなるかですね。ドライになるか雨になるか、フラッグtoフラッグになるかわかりませんからね。ただ準備は出来ていますし、バイクの上で快適に感じています。日本でチャンピオンシップを決める事が出来て良かったです。今週はコントロールしにくいですから。」

ニック・ハリス

「何よりも驚いたの、ここの目まぐるしい天候の変化です。瞬きをしている間にどんどん変わっていきました。」

マルク・マルケス

「プレシーズンテストは少し暖かかったですけど似た感じでした。雨が降ったと思ったら5分後には晴れて、今日はまさにそんな感じでした。風も日差しも強くてすぐに路面が乾いてしまいました。ですから明日に関して少し理解する必要があります。」

ニック・ハリス

「予報では予選の中で激しい雨が降るということでしたが、結局雨は降りませんでしたね。」

マルク・マルケス

「ええ。予報では10分で雨が降るということでしたが、自分がトラックに出た時は完全にドライでした。タイムを3分ほど失う可能性がありましたが、ピットインして適切なタイヤに履き替えました。そして3周、4周を全力でプッシュしたんです。誰かがピットインして新しいタイヤを履いたら、自分よりも良いタイムを記録してしまう可能性がありましたが、最終的には30秒1というタイムで大丈夫でしたね。」

ニック・ハリス

「マルク、ポールポジションの獲得おめでとうございました。それではカル、タフな週末でしたね。Q1から這い上がって来ましたが、最終的には素晴らしい結果となりました。」

カル・クラッチロー

f:id:teletele916:20161023092119p:plain 「今日は自分達がもう少しクレバーであればポールを獲得出来たので、残念ですね。通常は最初からスリックを履いて出走するんですよ。Q1の後にスリックタイヤで行こうとした自分の直感に従うべきでした。その後考えを考えたんですが、そうするべきではありませんでした。タイムは失いましたけど、履いていたフロントタイヤでは良い仕事をしたと思います。Q1から走る事になったので、ハーフウェット、ハーフドライのコンディションでの走りの経験が出来ました。しかしFP1から走るのは駄目ですね。FP3で間違った時に間違ったタイヤを選んでしまいました。チームは良い仕事をしてくれていますから、明日は良い天候になって、ファンも楽しめると良いですね。」

ニック・ハリス

「明日に関してもどうなるかわかりません。マルクが行っていたようにトラックコンディションが本当に目まぐるしく変わりますね。」

カル・クラッチロー

「正直ウェットタイヤで記録出来たタイムには驚きました。それにドライ路面でもトラックが非常に汚い事を考えると驚くようなタイムでしたね。路面にゴムが載っていないわけですからね。予選の最後に記録したようなタイムが明日のレースのタイムになると思うので、長いレースになるでしょうね。明日の朝にまともな気温の中で皆が安全に走行出来、接近したレースが出来ると良いですね。」

ニック・ハリス

「カルありがとう。それではポル、フロントローに帰ってきました。最後のスリックタイヤでやりましたね。ただ兄のアレイシも非常に近いところにいましたね。」

ポル・エスパルガロ

f:id:teletele916:20161023092138p:plain 「マルケスの後ろで練習していたんです。予報では15分後に激しい雨ということでしたから。自分はインターミディエイトタイヤで準備をしている状況でした。マルケスの後ろでアタックを開始したんですが、マルケスがすぐにピットインしたんです。自分はそこでピットインするべきかどうか悩んで、1周プッシュしたんです。そこで1周走った後にインターミディエイトは良くないと判断しました。そこでピットインする必要があったんですが、すでに1周走っていたので(※残り時間を)心配していたんです。そこでタイヤを(※スリックに)交換したんですが、雨が降ろうともそれが最後のアタックになる形でした。他の選手に比べてラッキーな事に良い仕事をすることが出来ました。」

ニック・ハリス

「ポルありがとう。それではフロアからの質問をどうぞ。」


Q

「ヤマハのライダー達の結果についてはどのように考えますか?ここ数年の中で最も悪い結果だと思いますが。」

マルク・マルケス

「ホルヘはこうしたコンディションで苦戦しているようですね。ただQ1では良いラップタイムを記録していました。ただQ2では再び苦戦していましたけどどうなるでしょうね。明日は最速のライダーになるかもしれませんし。というのも彼に才能があるのは皆が知っていますからね。ヴァレンティーノはピットでインターミディアム(※おそらくインターミディエイトの言い間違い)を履いていたと思いますが、良いタイムが出ていませんでした。彼はリスクを取ったんだと思いますが、今回はうまく機能しませんでしたね。明日が普通のレースであれば彼は速いでしょう。」

カル・クラッチロー

「彼らが苦戦しているのは珍しいですけど、これは誰にでも起き得ることです。マルクにもダニ、ホルヘにだって起き得るでしょう。ここずっとトリッキーなコンディションでしたし、ホルヘはこうしたコンディションではあまりプッシュしていませんでしたしね。ヴァレに関してはマルクが言ったようにタイミングでしょう。Q1は本当に驚くくらいのスピードでトラックが乾いていきました。残念ですけどね。ここはそこまでオーバーテイクポイントがあるわけではないですから。1周目の後に徐々にプッシュ出来るようになるでしょうけど、彼らのうちのどちらかにレースで抜かれたとしても驚きませんよ。何が起こるかわかりませんよ。」

ポル・エスパルガロ

「誰でも苦戦する時はあるものです。今日は彼らの日では無かったということでしょう。自分はそういう結果ばかりですけどね。このように良い結果を出せたのは今回が初めてでしょう。MotoGPに3年もいるんですけどね。彼らが高い戦闘力を発揮するっていうのはあり得るでしょう。彼らに抜かれるならレースの後半にしてほしいですけど、なんだかすぐに抜かれそうな気がします(笑)」


Q

「フィリップアイランドの開催日程を変えたほうが良いと思いますか?」

マルク・マルケス

「(※10月以外には)2月にきたことしかないですからね。ここでは夏のはずなんですけど、雨も風も凄かったし、昨年のレースは完璧なコンディションでしたからね。スーパーバイクが2、3年前にあった時は確か1レースキャンセルになってましたし、何が良いかわからないですね。いずれにしても今年はベストと言える状態ではないですね。」

カル・クラッチロー

「ここで40℃あった時を経験してますけど最高でしたね。ただこういうコンディションはグリッド上の誰にも共通ですからね。最悪なのはここに見に来てくれている人達にとってですよね。自分達は毎週末レースをしてるわけですから、それは安全なほうが良いです。ただらライダーはセッションをいつスタートするかどうかという決断が出来ます。ファンにとってはここは来にくいですし、凍えるほど寒いのに観戦するというのは辛いでしょう。日程が変わるのかどうかはわかりませんが、結局自分達は同じ船に乗っているわけですからね。ルールなどと一緒に安全が最優先だと思います。」

ポル・エスパルガロ

「このトラックは他のトラックとは根本的に違ってスペシャルなんですよね。ここを25℃で走れるならそのほうがいいですよ。そして路面が30℃とかね。そうなれば完璧ですけど、ただこれはこういうもんだと思います。こういう時期にレースをしているんですから普通寒いですし、ここはもともと風が強いですからね。そういう面は良い天候の元であっても変わりません。ここは特別なトラックなんで好きですけど、こここは風が強くてバンプも多く、それがここでのレースを特別なものにしているんだと思います。既に素晴らしいイベントなんですから、変える必要はないと思います。」

ニック・ハリス

「以上ですか?それでは写真撮影を行います。」