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★MotoGP2016オーストラリアGP ニコラ・グベール「晴れる事を願っている。」

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レース開催時期が悪いという話も出ていますが、今年はどのトラックでも、ミシュランタイヤにとってレースでは実際にどうなるのか?という経験が不足しているというのもまた事実です。晴れるのか、悪天候の中でのレースとなるかは不明ですが、安全にレースが開催されて欲しいですね。 f:id:teletele916:20161022082715p:plain ミシュランのニコラグ・ベールはオーストラリアGPにおけるタイヤアロケーションについて説明し、金曜のような特殊な状況の為にエクストラソフトタイヤを持ち込んだと言う。ミシュランはライダー達にエクストラソフトのフロントタイヤで10周以上しないようにと伝えていた。このタイヤはアンドレア・イアンノーネがブルノ戦で使用し、激しい摩耗を経験したタイヤと同じもの。今回の処置は同じような事が起きないように注意したものだという。


ヴァレンティーノ・ロッシは気温の低いFP1でこのタイヤを使用した数少ないライダーの1人で、ミシュランのこの警告の犠牲者となった。ロッシはこのタイヤの規定周回数のカウントを間違え、自身の記録したラップタイムをキャンセルされるという処置を受けた。ミシュランが通常の気温のレースでは使用できないタイヤを、アロケーションに入れていたことに関してクラッチローが噛み付いている。しかしグベールは、金曜の特殊なコンディションはこのタイヤを使用可能としたミシュランの選択の正しさを証明したと考えている。

ニコラ・グベール

「このタイヤを加えたのは、こういう状況のためです。スーパーソフトタイヤは普通のタイヤよりもグリップしますからね。朝にスリックタイヤを履いて走る時より寒くなると予想されていましたから。私達は今回3、4種類のフロントスリックを持ち込みました。そのうち一つはソフトです。通常ライダー達はこのタイヤはレースでは使わないという事を理解しています。ただ、セッションの序盤にはよりフィーリングを与えてくれるこのタイヤを使用することが出来ます。」


クラッチローのレース距離で保たないタイヤをアロケーションに入れることは意味がないというコメントに関しては、「そうは思いません。」とグベールは語る。


「これはスリックに関しても同じ事です。多くがソフトのスリックは金曜の最初の10周、土曜、日曜の朝にしか使わない、レースでは使えないと言います。これはライダーにもよります。レースで使わないタイヤを使うことを気にしないライダーもいれば、カルのように気にするライダーもいるという事です。」


グベールはエクストラソフトタイヤは30周は保つ可能性があるというヴァレンティーノの考えに、金曜のようなコンディションであればとしたが、FP2は間断のない雨と凍りつくような気温のために中断された。 しかし、ブルノでの数名のライダーの経験から注意深いアプローチが安全なレースの実現においては最も良いと考えられる。


「今朝のようなコンディションが続くのであれば、たしかに30周は可能でしょう。しかし唯一のタイヤサプライヤーであるということは、レースの規定周回をこなせるか、もしくはある一定の周回数でタイヤ交換をレギュレーションに盛り込むか、まったく何もしないかです。明日どうなるかですが、天候がどうなるかを予報するのは非常に難しいことです。トラックはフロントへの要求はさほど高くありません。しかしブルノで起きたことに関して、非常に注意深くいる必要があります。」


春先の低い気温を考えると、ミシュランのドライ用タイヤのアロケーションにも注意が必要だ。日曜のレース開始時間は16時。トラック温度が低下し始める時だ。グベールは2月に行われたテストが、フロントコンパウンドの選択の助けになっていると語る。


「低い気温のために特別なタイヤを持ち込みました。それらを適切にテスト出来る時間があることを願っています。それらがうまく機能するかしないかに関わらず、我々は経験が不足しているんですよ。明日は晴れる事を願っています。もしくは日曜の朝のウォームアップで晴れて欲しいですね。2月に来た時に悪天候の危険性があることを知ることが出来てラッキーでしたよ。」

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