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★MotoGP2016 バウティスタ「リアタイヤをさらに使えるようになった」

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新しいシャーシの投入以来戦闘力が大幅にアップしたというアプリリア。茂木でも良い結果を残しましたが、オーストラリアでも同様の結果を残せるでしょうか。来年に関してもある程度期待出来そうです。 f:id:teletele916:20161021030624p:plain

アルヴァロ・バウティスタはアプリリアのシャーシアップデートをミサノで受け、茂木で自らの最高位となる7位をかけて争い、優勝したマルケスから僅か23秒遅れでのゴールとなった。日本GPではバウティスタ、チームメイトのステファン・ブラドルも良い結果を残しており、Q2に過去3戦連続して参加している。これに関してバウティスタはアップデートされたフレームによるものと感じている。新しいシャーシによってエンジニアはRS-GPのエンジン位置を改める事が出来、ライダーにさらなるセットアップのオプションを提供している。バウティスタはリアタイヤのグリップが増えていると感じている。

アルヴァロ・バウティスタ

「キーはフレームです。ただフレームだけではなく、フレームのおかげで異なるセッティングが使用出来るようになったことがあります。リアタイヤをさらに使用出来るようになりました。予選でリアタイヤの性能を使い切れなくて苦戦していたんですが、このセットアップであればよりリアを有効に使用出来ます。つまり予選でも良いラップタイムが刻めるということです。過去3戦で自分が2回、ステファンが1回、Q2に進出しています。もしタイヤの性能を使う事ができれば、1周目にそこまで離されることはありません。シーズン前半を見れば、問題は1周目だということがわかるでしょう。レース後半は非常にコンスタントで、順位も上げています。バルセロナもそうでしたけどね。自分はその時8位でした。今や1周目での競争力が上がっていますからレースでも約に立つでしょうし、これが鍵だと思いますね。リアにさらに重きを置くようになりましたし、アプリリアがオーストリアで持ち込んだエンジンも大きな助けになっています。さらにパワフルなエンジンがあればもっと良いでしょうけどね。日本でも向上はありましたが、オーストリアほどではありません。」


ミサノとアラゴンで戦い、バウティスタはブレーキングでのバイクのポテンシャルをさらに理解した。


「日本の結果には驚いていません。ミサノとアラゴンの後で自分の強みはブレーキングだと気づいたんです。茂木はブレーキングが多いですから、自分にとって良いトラックだろうと予想していました。タイヤのお陰でさらにブレーキングの限界での感触がありましたから、もう少し良い結果を期待していました。7位を獲得したことに驚きはありませんが、順位よりも1位のライダーとの差に注目しています。これは今シーズンの中で最も差が少なかったレースです。レースリーダーとのラップタイムの差も1秒以下でしたし、自分達にとっては素晴らしいことです。これは自分達にとってポジション以上に重要なことです。自分の前で3人のライダーが転倒しましたから、本当の順位は10位です。ただ1位のライダーとの差というのが、自分、チーム、バイクの開発にとっては重要なんですよ。」


「もう少し向きを変えるということについて改善が必要です。特にコーナーのニュートラルな部分についてですね。つまりブレーキングも加速もしていない間のことです。バイクは少し良く曲がるようになってきました。いつもコーナリングをよくしようと思っているんですが、簡単ではありません。長いコーナーでアクセルを開けながら曲がる際に、バイクがフロントから曲がろうとせずにリアがプッシュしているような感触なんです。次のステップはバイクをより曲がるようにすることですね。フレームに施したようにあと1ステップ進む必要があります。ただフレームに関しては限界に到達しています。新しいフレームが必要ですが、ここからシーズン終了までは、このバイクでレースをする必要があるんです。」
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